能力「悪魔の教典」{能力設定}{物語設定}

・相手の願う能力を願ったままの能力として相手に与える能力
  ・願ったままの能力を与えるため、願いの表し方や具体性が曖昧だと、無条件に人や自分自身まで殺すような能力を植え付けられてしまう可能性がある
  ・能力を行使された際に願いが複数あった場合、その全てを統合した1つの能力として与えることが出来る。しかしその分代償は大きくなる。
・能力を受けた相手は何かしらの障害や問題も一緒に付与される
  ・これは能力の副作用的なものである。
  ・障害や問題に法則性などはなく完全にランダムで、この能力を行使された相手の状態に関係なく発現する
  ・この能力で能力を与えられた相手はそれに適合した脳に変化し、能力波も変化する
  ・この時脳の変化による後遺症は報告されていない。これは能力自体の特徴として、被能力者を能力適合者に改変させているためである
・能力者にこの能力が使われた場合、それ以前の能力を消失する代わりに、新しい能力を得る。


当能力の被害者1
  ・能力学校の女子生徒
  ・生徒間のイジメの一環で、その時学校で流行っていた能力の噂が実在しているのか、試させられた結果、新しい能力に目覚める
  ・能力を受けた際に「もう虐められたくない」「あの子達さえいなかったら」と願っていたため、能力「加虐の失踪」が発現する
     ・この能力によりこの生徒を虐めていた全員がその能力発現と同時刻に謎の失踪をし、未だに見つかってはいない
     ・またこの能力発現以降、彼女をいじめようとしたもの(彼女が虐められていると感じた相手)は彼女の能力が発動すると失踪してしまうようになる
  ・この能力発動のタイミングは彼女にも制御出来ないらしく、「もう嫌だな。もう虐められたくないな」と思った瞬間に発動してしまうことがほとんどらしい
  ・能力に目覚めた代償は「彼女自信が「自分は誰かに認識されている」と肌で実感していないと、身体が徐々に水蒸気のように霧散してしまう」というもの
     ・霧散し始めてもまた認識されていると実感出来れば元に戻る
     ・全身が霧散してもその状態の彼女に誰かが触れて認識されていると実感出来れば元に戻れる
     ・全身が霧散した状態が長く続くと、彼女自信が自我を保てなくなり意識まで霧散して消えてしまうと考えられている
     ・彼女の能力から、関わる人が減ってきた際にこの異常性が発現した。
  ・在籍していた学校では彼女の能力の暴走だとして、能力障害者保護施設への編入を彼女の親へ打診。保護施設へ預けられることとなる
  ・しかしその保護施設は保護とは名ばかりの強制収容所のような環境で、同じような環境に複数の能力者が集められていた
  ・そんな環境下で徐々に彼女にもストレスがかかり始め、ある時収容所職員の行動から彼女の能力が発動。収容所職員の大半が失踪する
  ・施設の運営がままならなくなった事、暴走能力者の施設でこのような事があったことから、近隣住民からは施設の撤廃運動が起こった。
  ・施設の廃止が決まり、保護されていた能力者達の今後を決める際に、行き止まりの学園とも呼ばれる保護施設が全員を引き取ることを決め、彼女を含め全身がその学園の生徒となる
  ・学園編入後、彼女の特性は能力由来ではないことが分かり、比較的障害の少ないクラスに入ることとなる。
  ・そのクラスに入ってからは能力は落ち着いている
  ・代償の根本的な解決は見つかってはいない

「私のこと一生研究しててよ」
「私の独占研究を許してあげましょう」

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