龍山の機体{機体設定}{物語設定}
・龍山の機体「龍山」のフレームは「雨型」
・龍山のプロトタイプ以降、政府機関の開発者として携わっていた機体群は「雨型」
・機体「龍山」の外観は「龍型」
・虎牙音の機体「虎牙音」のフレームは「牙型」
・虎牙音が政府機関の開発者として正式に開発を担っていたのは「牙型」
・機体「虎牙音」の外観は「虎型」
・虎牙音が参戦した当時、「虎型」の機体は「虎牙音」のみ(参戦後、虎牙音自身がそれ以上機体開発を行う事は無かったため、「虎型」は「虎牙音」のみとなる)
・虎牙音が最後に開発した機体は牙城用の新規機体「破牙音」
・機体「破牙音」の機体システムは「虎型」、機体構造は「牙型」であり、「牙城」での機体データ、戦闘データ、特性を引き継いでおり、機体には既存の能力原石と共に、「牙城」内蔵の能力原石の組み込みが可能になっている
エピソード
「自分で開発した以上、それを管理する責任がある。ゆえに開発したものが自分の手中から出ていくことがあってはならない。もしもそんな事が起きたと言うのなら、それは“発明”としては成功でも“開発”としては失敗だ」
「今の「雨型」が分かるか?あれはもはや私の手中には無い。私には、もはやあれらの責任を取り切れる立場では無くなってしまった。」
「君には私のようになって欲しくはない。まだ、まだ「牙型」は君の手中にある。それを絶対に手放してはいけない。」
・龍山が虎牙音と対峙して言った言葉。(原案)
・龍山は発明家、開発者として名を挙げ、その天才的実力から政府機関の開発者として機体開発に早期から関わっていた
・龍山が「能力原石をエネルギー源(エンジン)とした戦略パワードスーツ」の開発に成功する
・しかしそのパワードスーツはエンジンに能力原石を使用しているためか、能力原石の力を発揮させ戦略兵器として運用出来るようにするためには、搭乗者が使用している能力原石と相性が良くないといけない、という制約があった
・機体の開発と共に、政府は軍人の中から相性の良い人を探すが少数しかおらず、パワードスーツを全面に押し出す軍事展開はできないでいた。
・機体開発も難航し、「能力原石との相性」という壁を越えられなかった中で、政府は「相性の良い人間を作ればいい」という方向にシフトし始め、機体開発と同時にデザイナーズチルドレンの計画を実行する。
・そうして相性の良い人間と兵器を合わせた開発の末、「雨型」は開発され、後に実戦投入される。
・龍山が雨型を完成させた頃、幼いながらも秀才として開発部に虎牙音が招かれ、開発の一部を担うようになる。
・虎牙音は最初、龍山に憧れていた。
・虎牙音も天才と言われていたが、それでも龍山には叶わず、機体開発の最前線を任されることは無かった。
・そんな中、龍山が突如失踪、機体開発が滞る中、龍山の代役として虎牙音が機体開発を請け負うことに。
・最初は難航し、何度も龍山と比べられ、開発を急かされ、そんな現実の中で、龍山への思いは憧れから次第に嫉妬と憎悪へ。
・虎牙音は大胆にも周りの開発陣の反対を全て切り捨て、全て新規の機体開発を始め、過去データから開発(アップグレード)を続けていた「雨型」の開発を全て他の開発陣に任せる。
・そして虎牙音独自の機体群「虎型」が開発に成功する。
・しかしこちらも「能力原石との相性」という壁を越えられず、デザイナーズチルドレンの中から相性の合う被検体を探す方向性になる。
・しばらく何種かの機体を開発する中で、全く該当の機体が無く、失敗作のレッテルを貼られた少女。
・その行く宛てを無くし雑用と化した少女を、虎牙音は自分のすぐ近くに置き、面倒を見るようになる。
・名前のない彼女の面倒を見るようになってしばらくして、新規開発された機体が、全く適合者のいない機体だった。
・その機体シリーズは廃盤となる予定だった中で、その初期ロットに名前のない彼女が適合者だと判明し、彼女はその機体と共に「牙城」となる。(しかし他被検体との相性が全く無い機体ではあったため、シリーズとしては廃盤となる)
・虎牙音は牙城にさらに適応した機体となるよう、開発の傍ら「牙城」の改良を続ける(結局彼女が「破牙音」の開発を始めるまで改良は続けられた)
・機体開発を進めていく中で、ある時、虎牙音は「能力原石との相性」の壁を超えた「機体側の調整だけで誰にでも適応出来る機体システム」の開発に成功する。
・しかしそれを成し遂げたがゆえに、誰でも強力な戦略兵器を使えるようになった事実を再認識する事になる。
・それを政府に包み隠さず報告するのは危険だと考え、虎牙音は開発成果を隠蔽する。
・しかし開発の段階で完成してしまったものを隠蔽するのは難しいと考え、あえてそれをそのまま使用し、試作機ではなく正規の機体として開発し完成させる。(これが機体「虎牙音」)
・そして能力原石との相性の壁を超えた事実だけを隠蔽し、誰にも適正の無かった機体と位置付けて保管する事にした
・後に戦場で龍山が発見され、龍山が開発した新規機体群「龍型」の「黒龍(別名:黄昏の黒龍)」との戦闘で窮地に立たされた「牙城」を救うために、虎牙音自ら「虎牙音」で戦場に赴く。
・戦場で龍山と相見える事となり、その際に龍山も「能力原石との相性」の壁を超えていた事を知る。(「龍型」の機体は全てこの壁を超えた機体であり、搭乗者に合わせて最適化されている)
・また、龍山が失踪した理由が開発の中でこの壁を越えてしまったことであるのも、言外に虎牙音は知る
・龍山との戦闘、および「黒龍」との戦闘により牙城を守るために虎牙音は重症を負い、後に息を引き取る。
・その際に牙城に対し、自分の死後、国に属さず自由に生きられるように、新しく「破牙音」と名付け、そんな彼女の名前を付けた機体「破牙音」の存在を伝える。(機体「破牙音」には牙城のデータから引き継いだ、破牙音個人の生体認証が掛けられていた)
・息を引き取る際、牙城への最後の願いとして、「自分の研究室および研究、開発データ全ての抹消」を、破牙音への最初の願いとして「自由に生きて」と言葉を残す。
・破牙音はその後、虎牙音の研究室および研究、開発データを破壊。そして「破牙音」と共に姿を眩ませる。