能力使用による脳への侵食{能力設定}
・能力は基本的に人間の脳の中で能力に特化した領域が通常の領域を侵食していくように開花していく。
・特にその中でも、後天的に開花した場合や外的要因により開花した場合の方が、先天的に開花していた能力者よりも脳の適応力()が弱いため、侵食による障害を引き起こしやすい。
・侵食の度合いには何パターンか存在する
・単純に能力の使用頻度による侵食の増加
・「自己・他者増強型」「弱体化型」では、使用頻度と同時に使用時間も影響し、長時間の使用が侵食を早めることもある
・「自然元素(火、水など)型」「物理法則型」は一見効果範囲で侵食が進みそうだが、実際は能力者本人の脳で処理できる微小範囲に対しての能力行使を連続的に複数回実行しているに過ぎず、能力の影響範囲が増加しているわけではない。
・そのため使用頻度により少しずつ侵食が進んでおり、大規模に能力を行使した際もその規模に合わせた回数を実行した分だけ侵食が進んでいる
(実際に研究者たちも最初「なぜ範囲能力なのに一気に侵食が進むことがないのか」という疑問を持ち続けていた)
・能力の対象範囲に対応するように段階的に侵食が増加
・このパターンは、一度能力を行使したことのある影響範囲までの能力行使であれば使用頻度による増加は少ない(ほぼない)ことが多いが、行使したことのない影響範囲に対して初めて能力を行使した際に、その分の能力を行使できるように一気に侵食が増加する。
・そのためこのタイプの方が侵食による能力の暴走に陥る確率が高い
・「他者操作・干渉型」はこのパターン
・「相手を操る」「相手に干渉する」「世界に干渉する」など
・能力を行使する相手が存在するような能力で、能力を使った時の負荷が対象の大きさによって異なる能力
・過去に受けたことのある負荷(過去に能力を使用したことがある効果範囲)以上の負荷を必要とする能力を行使した際に、必要分だけ侵食が増加する (過去に能力を使用したことのある効果範囲に対しての能力行使では侵食は進まない(もしくは進むが極微量))
京都弁お姉さんも最後には初めて出会う能力を誘導したことで負荷が増大し、能力開花に至った
・お姉さんの場合、使用能力は「他者の能力を誘導する能力」ゆえ、その効果範囲も誘導したことのある「能力自体」が対象で、
・過去に誘導したことのある能力 = 侵食なし
・過去に誘導したことのある能力と同種 = 侵食は極微量
・過去に誘導したことのある能力と同系統 = 侵食は少ない
・過去に誘導したことのない能力 = 侵食が大きい
のように侵食に違いがある。
・そのため誘導する能力の強弱や影響範囲に関わらず、自分が一度でも誘導したことがあるかないかで侵食が起こるか決まる。
(あくまで誰かの持つ能力を誘導するだけなので、その相手の能力が侵食を促すような能力であったとしても、それを行使しても彼女自身の侵食に影響はない)