「対能力者殲滅特殊部隊(仮)の話」部隊の1人 ロジハラ系後輩{キャラクター設定}{物語設定}
・紗倉の後輩
・周りからはとても良い子で悪い事は悪いと意見をしっかり言える賢くて頼りになる良い子という評価
・戦闘能力も上位成績であり、それも軍上層部から評価を得ている理由
・ロジハラ系
・ロジック仕立てに話すが、途中で気付かれないように破綻したロジックを混ぜ込み、相手を陥れて自分は周りから良い子だという評価を受けているタイプ
・破綻したロジックは自分で意図的に挟み、意図的に自分(時には仲間)に有利になるように誘導している
・紗倉を言い負かして弱みを露見させて快感を覚えていたりする
・その話術と戦闘能力を評価されスカウトされた。
・スカウトされた時もロジハラしそうになったが初対面でありながらその自分の話術がバレていた事、そこをあえて評価し勧誘している事から、バレたならと素の反応を見せつつも入隊は拒否。しかし後に入隊を決めた
・自分の風貌や評価(表の顔)が良いし、さらに良くしようとしている、ややナルシスト気味でもある
過酷な戦闘時、紗倉が重症と衝撃で倒れている際に駆け寄り、
「先輩……!大丈夫ですか……?…………酷い顔。見えて、いないんですか?」
クスクス笑いながら「可哀想な先輩」
でも見えていない紗倉の頬に冷たく落ちてくる涙
優しく頬を撫でる手
そしてその手が離れると、今度は紗倉の力が入らなくなった手から「淡桜」が取られる
離れていく他人の体温
「何してる、待て●●!」
叫ぼうにも声が出ないし身体の自由も効かない紗倉には「淡桜」を持って自分から離れる●●を止めることが出来ない
そんな紗倉の上に再び温もりと少しの重み
「先輩……?」
顔のすぐ近くで感じる息
「……好きだよ」
軽く重なる唇
ふっと離れていく体温と重み
「じゃあね、先輩」
そう言って行ってしまう●●
その後幾多もの敵を殲滅していくが、その最中超大型の相手に背中を取られ、気付いて振り向いた時には自分の頭部に向かって大きなメイスが振られているところで
「さよなら、先輩」
という思いを最後に意識が途絶える
近くで呼ばれる声に意識が戻った紗倉
隣には紅葉
「良かった、目が覚めたか」
安堵する紅葉と未だ思考が混乱している紗倉
少しの会話の後に「ところでお前の刀は……」という紅葉の言葉で意識が鮮明に●●の事を思い出す
「●●は!」
聞いても紅葉の知らなさそうな様子に、紗倉は痛みも無視して無理やり起き上がり歩き出す
「まだ動ける状態じゃ……!」
「紅葉、他を、他の場所を頼む」
紅葉の言葉を遮って言いつつ、近くに転がっていた死体から銃を拾う
何を言っても聞かなさそうな紗倉に何も言えず、そのまま紗倉を行かせ、その向かった方に無線で衛生兵を向かわせる紅葉
その後さまよっていると、通り過ぎようとしたところで死体の中で自軍の制服を見つけ、しかも自分たちの隊の制服で、しかもその手には自隊の軍用刀がある。
顔が完全に潰されてしまっているが、胸元にある名前が●●
その事実にそこで項垂れているとさまよっていたのか大型の敵が姿を表す
その腹部には貫通した「淡桜」
それを見て復讐に駆ける紗倉
相手の攻撃を避けて潜り込み、腹部の「淡桜」を掴みそのまま上へ心臓を経由し一刀両断し、絶命させる
その後の戦闘後、遺体確認(もしくは葬儀)の時に潰された顔を復元することはできないのでそのままだけど何か顔隠ししてる
その顔隠しを退かして顔を見て改めて、顔の潰れた●●に対して紗倉が
「なんて顔だ。仲間を守った酷い顔だ」
と言って涙を堪えながら去る