「治癒能力に目覚めたけど最悪の副作用のせいで一人で生きていく(仮題)」{ストーリー案 能力設定}

目覚めたら治癒能力が使えるようになっていた主人公の話。
どんな傷も直せる反面、代償として、被能力者は自分の事が嫌いになる(主人公に対して不快感、嫌悪感を抱く)ようになる。
その能力のせいで、最初は能力のおかげで怪我人や病人、時には可愛い子目当てで医者代行を行っていたが、何をしても嫌われていく事に絶望していた。
そんな中でも唯一の救いは、近くの教会にいるシスターだった。
彼女はどんな時でも主人公の味方で、どんな時も励ましたり慰めたり、よしよししてくれる母性溢れた女性だった。
彼女も、自分が傷付きながらも善を尽くす主人公に惹かれていた。
でもそれは主人公の能力を1度も受けたことがないということでもあった。

ある時教会が襲われ、シスターは致命傷を負う。
シスターを助けるのが間に合わず致命傷で倒れる彼女を見つけた主人公は彼女に駆け寄る。
自分を支えてくれた唯一の救いだった彼女。
その彼女をどちらにしても失う選択に迫られる中、彼女は「私は最後の時まであなたの味方であり続けます」「最後まで、貴方の事を好きでいられるなら、貴方を好きな私のまま最後を迎えましょう」
そう告げ、最後まで主人公への想いを口にして意識が切れる彼女。
しかし主人公は能力を使用。
それでも主人公は、彼女の意思に反してでも、自分の救いを失うことになっても、彼女を助ける事を選んだ。
そうして彼女の中には大きな嫌悪感が拭えない最愛の人という存在が残ることになった。
主人公は再び旅を始め、嫌われる事を厭わず、孤独な医者代行に従事する。

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