「常に最悪を想定する」を突き詰めると人はどうなるか
最悪=死を想定することをやめられない大学生くらいの頃からだろうか。「希望を持たない、期待しない」と自分に言い聞かせる癖ができた。
想定していたよりも悪い未来の到来によるダメージを少しでも抑えるための方策だ。
うまくいっているように思えるときほど注意深く期待心の芽を摘んだ。
「調子に乗るな、勘違いするな」と(ときには口に出して)繰り返しながら、心の隅に隠れているプラスの期待を片っ端からあぶり出して除去した。
だんだんと、「期待しない」は「常に最悪を想定する」に変化していった。