宮崎県と鹿児島県への旅行〜宮崎編〜
先月宮崎県と鹿児島県に行きました。
ともに初めての訪問です。
主な目的は小学校からの付き合いの友人に会うことでした。
宮崎県入り
友人は宮崎県在住なので、まずは宮崎県へ。
宮崎では当時プロ野球の巨人やオリックスの春季キャンプ中ということもあり、空港からプロ野球ファン歓迎ムードが漂っていました。
宮崎空港から宮崎市内へは特急料金なしでにちりんに乗ることができました。重厚感のある車両に胸が高鳴ります。
宮崎市内
まずは宮崎市内を散策しました。繁華街では至る所に焼酎の看板があり、九州にきたことを実感します。
高千穂峡
石井十次記念館へ
宮崎二日日は高千穂峡へ行くことにしました。
友人がマイカーを出してくれました。感謝です。
途中石井十次記念館へ立ち寄りました。
石井十次は知らない方が多いかもしれません。わが国で最初の本格的な孤児院を作った方です。
城山三郎さんの「わしの眼は十年先が見える: 大原孫三郎の生涯」を読んで以来、宮崎県を訪れる機会があったらぜひ行きたいと思っていた場所でした。
宮崎県では郷土の偉人として小学校で習うそうです。
学生のときに児童養護施設でボランティアをしていた私にとってはぜひ訪れてみたい場所でした。
来訪客が他にいなかったこともあり、スタッフの方に丁寧に案内していただきました。資料館周辺は児童養護施設として今も機能しているそうで、子供たちが元気に走り回っていました。学生のときの気持ちを思い出し、一人でも多くの子供の幸せのため頑張ろうと気持ちを新たにしました。
いよいよ高千穂峡へ
石井十次記念館を満喫した後いよいよ高千穂峡へ。
宮崎市内から3~4時間かかりました。
ずっと自動車を運転してくれた友人には頭が上がりません。
真名井の滝はせっかくなのでボートに乗って観たかったのですが、あいにくの天気で川が増水しており乗られませんでした。残念・・・!
雲海で有名な国見ヶ丘にも行きました。
雲海は朝晩が冷え込む、または雨上がりで、弱風の夜明け前~早朝。9月中旬~11月下旬に多く発生しやすいそうです。
シーズンではなかったため残念ながら雲海は見られませんでしたが、それでも眺望は素晴らしかったです。
都城
次の日は都城へ行きました。
ここでも友人が自動車を出してくれました。本当にありがとう・・・!
大変申し訳ないのですが、都城は山本由伸投手が都城高校出身ぐらいしか事前知識がなく、読み方も怪しかったです(「とじょう」かと思っていた・・・)。
まずは都城島津邸に行きました。
併設している都城島津伝承館が臨時休館しており入れなかったのが残念でした。
島津邸の本宅は見学することができました。
本宅内で大弓や木刀が展示してあり都城の特産品であることを学びました。さすが武名を轟かせた島津家誕生の地だと思いました。
次に都城歴史資料館へ行きました。
お城の本丸跡に建てられています。駐車場から本丸までは切り立った崖の間を歩くような感じです。守る側は上から攻撃ができるわけです。容易には陥落しない堅牢なお城だったのだろうと思います。
資料館では伝統的な酒席に関する資料の展示が面白かったです。
まずは「そらきゅう」。これは底に小さい穴があいているおちょこです。底に穴が空いているので途中で飲むのを止めると焼酎がこぼれてしまいます。つまり注がれたら一気飲みしなければいけないわけです。
そして「ナンコ(南交)」。島津義弘がはじめたのが最初と言われている遊びです。相手が木の棒を手の中に何本握っているか当てるという単純な遊びなのですが、負けた方は焼酎を飲まなければいけません。負けると酔いがまわってますます弱くなってさらに飲む・・・ということにもなりかねないです。そらきゅうとナンコ、宮崎の人のお酒の強さがよくわかりました。
焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン
焼酎の里 霧島ファクトリーガーデンにも行きました。霧島酒造の工場の見学ができます。時間の関係で工場見学はできませんでしたが、霧の蔵ミュージアムで焼酎の原料のさつまいもの品種改良の歴史について学びました。
ショップでのお土産も充実しているので、工場見学の時間がなくても立ち寄るのをおすすめします。
チキン南蛮で腹ごしらえ
いよいよ鹿児島へ向うことにしましたが、最後に名物のチキン南蛮で腹ごしらえをしました。訪れたのはNERDBIRDさんです。お昼時を少し過ぎていたにもかかわらず待ちができていました。タルタルがとてもおいしくて、思わずご飯をおかわりしてしまいました。
いよいよ鹿児島へ
さて、いよいよ鹿児島を目指します。
北は高千穂、南は都城まで宮崎県を堪能しました。
とはいえ鵜戸神宮や都井岬などまだまだ見どころ満載です。
名残惜しさを感じつつ特急きりしまに乗って、いざ出発です。