日本とドイツの都市比較。デュッセルは『大都市』?
こんにちは!今回は、日本とドイツの大都市について見ていきたいと思います。ドイツの友人との会話の中で、都市の人口や規模の話題がよく挙がります。私自身もその情報を把握するために、今回のテーマについて調べてみました。
ドイツ人からしたらデュッセルドルフは大きい都市とのこと
これから都市の人口比較を見ていきますが、最近友人と話す中で面白いと思ったことがあります。それは、デュッセルドルフを"Big City"『ここでは大都市と訳します。』と言っていたことです。日本人からすると、大都市といえば東京、大阪、横浜を思い浮かべると思いますが、ドイツ人は我々とは異なる基準をもっているようです。以下大都市について見ていきましょう。
人口と面積の比較
最新のデータでは、日本の人口は約1億2,580万人、面積は約37万7,975平方キロメートル。一方、ドイツの人口は約8,320万人、面積は約35万7,022平方キロメートルであるとのこと。日本の方が人口が多いにもかかわらず、両国の国土面積は比較的似ていて、日本の方がわずかに広いですね。
都市の比較 (全体人口と面積)
日本
東京(東京23区)
人口1400万人(23区: 985万人)
面積:2,194平方キロメートル(23区: 627.6平方キロメートル)
東京圏人口3,700万人
横浜
人口370万人
面積437平方キロメートル
大阪
人口:270万人
面積:223平方キロメートル
大阪都市圏人口1,900万人
名古屋市
人口:230万人
面積326平方キロメートル
札幌
人口190万人
面積1,121平方キロメートル
福岡
人口は160万人
面積343.39平方キロメートル
ドイツ
ベルリン
人口370万人
面積891平方キロメートル
ハンブルク
人口180万人
面積755平方キロメートル
ミュンヘン
人口150万人
面積310平方キロメートル
ケルン
人口110万人
面積405平方キロメートル
フランクフルト
人口75万人
面積:248平方キロメートル
フランクフルト都市圏人口550万人
デュッセルドルフ
人口: 62万人
面積: 217平方キロメートル
日本の総人口はドイツよりはるかに多いですが、両国とも人口が高度に都市化しており、主要都市はそれぞれの経済において重要な役割を果たしています。首都である東京とベルリンが最も人口が多いですが、大阪、横浜、ミュンヘン、ハンブルクなどの都市も人口分布や経済活動に大きく貢献しています。ただ、ドイツは歴史的背景から日本ほどの一極集中はなく、地方分権が進んでおり、人口も地方に分散しています。日本における地方過疎化や地方衰退の問題は、ドイツではそれほど深刻ではなさそうですね。
ドイツと日本都市のランキング
1位:東京23区(約985万人)
2位:ベルリン(約370万人)
3位:横浜市(約370万人)
4位:大阪市(約270万人)
5位:名古屋市(約230万人)
6位:札幌(約190万人)
7位:ハンブルク(約180万人)
8位:福岡(約160万人)
9位:ミュンヘン(約150万人)
10位:ケルン(約110万人)
11位:フランクフルト(約75万人)
12位:デュッセルドルフ(約62万人)
最後に
ドイツでは、人口が60万人を超える都市は「大都市」と呼ばれるようですね。一方、日本の大都市はどれも100万人を超えています。東京23区は、ドイツ人の感覚で言うと「大都市」ではなく、むしろ「メガ都市」と言えるでしょう。(笑)
皆さんのドイツ人友人との話の種にしていただければ幸いです。