ドイツと日本の企業、株式価値トップ10企業紹介
ドイツに来て数カ月が経つところですが、なかなか経済ニュースや新聞などで経済の情報を入手できておらず、今回は少し自分の勉強も兼ねてファイナンスチックなNoteを書こうと思います。今回紹介する内容は、株式市場や就活市場においてよく用いられるトピックかと思います。日本にいてもドイツにいても知って損することはないかと思いますので、是非ご覧いただければ幸いです。
時価総額とは
みなさんは株式価値もしくは時価総額という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。TESLAのイーロン・マスクがAMAZONのジェフ・ベゾスの総資産を超えた!といったニュースはご存じではないでしょうか。これらはすべて株式(時価総額)が関連しているのです。
時価総額とは、発行済み株式数に株価を掛けたもので、個々の企業や市場の規模をみるのに利用する指標です。株価は投資家の需要により日々変動し、発行済株式数は通常変わりません。時価総額は企業の規模や経営状態の比較に使われ、時価総額が大きいほど企業の価値が高いと評価されます。企業は日々のビジネス活動を通じて時価総額を最大化することで、優秀な人材や投資を集めることができ、更なる企業の成長が目指せるのです。
例えば、2024年11月25日の情報で、トヨタ自動車の株価は2,694円、発行済み株式数は157億株発行しています。単純計算すると時価総額は422兆円ということになります。これがトヨタの株式価値です。企業の株式を買うということはこの株式数に応じた分の持ち分を所有することになるのです。
余談ですが、豊田章男会長は2,346万株保有しており、全体の0.14%を占めるので株式価値は5,900億円となります。すごい金額ですね。(笑)
少し時価総額のイメージがつかめたでしょうか。
ドイツの時価総額トップ10企業
1位はSAP(276億ドル)業種: コンピュータ
2位はDeutsche Telekom(154億ドル)業種: テレコミュニケーション
3位はSiemens(147億ドル)業種: 電気・テクノロジー
4位はAlianz(117億ドル)業種: 保険業
5位はMunich RE(68億ドル)業種: 保険業
6位はMerck KGaA(64億ドル)業種: 医薬品
7位はSiemens Healthinners(58億ドル)業種: 医療機器
8位はMercedes-Benz(58億ドル)業種: 自動車
9位はPorsche(55億ドル)業種: 自動車
10位はBMW(44億ドル)業種: 自動車
日本の時価総額トップ10企業
1位はToyota(228億ドル)業種: 自動車
2位はMitsubishi UFJ Financial(154億ドル)業種: 銀行業
3位はSony(115億ドル)業種: 電気機器
4位はHitachi(113億ドル)業種: 電気機器
5位はKeyence(104億ドル)業種: 電気機器
6位はFast Retailing(ユニクロ)(100億ドル)業種: 小売業
7位はRecruit(98億ドル)業種: サービス業
8位はSumitomo Mitsui Financial Group(93億ドル)業種: 銀行業
9位はNTT(83億ドル)業種: 情報・通信業
10位はSoftBank(83億ドル)業種: 情報・通信業
まとめ
日本とドイツのトップ企業は、どちらも自動車、電子機器、金融といった業種で名を連ねています。特にドイツでは、トップ10の中に自動車企業が3社、日本は電子機器で3社含まれていますね。両国の企業を比較してみると様々なことが見えてきますね。是非みなさんの視点からも意見をいただければと幸いです!では、今回は両国のトップ企業の紹介でした。