見出し画像

ドイツと日本の平均給与について

最近の私のホットトピックニュースは、名目GDPでドイツが日本を追い抜いたことです。ドイツは、日本の2/3の人口しかありませんが、USDベースでは日本と同水準の名目GDPとなっています。そこで、個人ベースでは一体どのくらいの給与をもらっているのかを考えていこうと思います。以下ではドイツと日本の平均給与と中央値について比較しています。最後に私が海外での職探しの際に感じたことをまとめています。

ドイツと日本の平均給与と中央値

ドイツの平均給与と中央値(2023年)
ドイツの産業別給与分布 :
カテゴリー 平均給与(€) 中央値(€)
全体    50,000    45,000
IT産業    60,000    55,000
金融    70,000    65,000
ヘルスケア  55,000      50,000

日本の平均給与と中央値(2023年)
日本の産業別給与分布 :
カテゴリー 平均給与 (円) 中央値 (円)
全体    5,000,000   4,500,000
IT 産業   6,000,000   5,500,000
金融    7,000,000   6,500,000
ヘルスケア 5,500,000     5,000,000

上記表のまとめ(平均給与)

産業別平均給与の比較(2023年)
産業    ドイツ (€)  日本 (¥)
IT         60,000  6,000,000
金融       70,000  7,000,000
ヘルスケア    55,000  5,500,000
2024年現在、為替を考慮すると平均給与はおおよそ1.5~1.7倍となっていますね。

ドイツで就職を目指す皆様に向けて

  • まず、ドイツの労働市場で自身の強みを活かせる職を見つけ、競争に勝つ必要があります。

  • 職を探す際に重要となる要素として、言葉の壁や資格の認定が挙げられます。これらの点で現地の求職者に勝るためには、数年の職務経験や資格があると有利だと考えています。ドイツ語ができない場合は、最低限ビジネスレベルの英語が必要ではないかと思います。

  • ドイツでは大学名はほとんど評価されず、大学での専攻や職務経験が重視されるため、職種が合わない場合は新卒と同程度の給与しかもらえないこともあります。スキルがより重視されるということですね。

  • 最後に、人脈作りがとても重要だと思います。ドイツでは通年採用が一般的であり、ポジションが空いているかどうかが大きく影響します。したがって、何らかの方法(知り合いからの紹介、リンクドイン等のSNSなど)で人脈を作ることで、チャンスを広げることができると考えています。

最後に

結論として、海外で職を得ることは決して簡単なことではないと考えています。日本でさえも良い仕事見つけることは簡単ではないですし、ましてや海外で同じようなことをしようと考えるとよりハードルが上がることは容易に想像がつくかと思います。ですが、私のNoteを見てくださっている優秀な皆さんであれば、実現可能と思います。海外就職を目指される方は是非頑張ってください!応援しています。

関連記事

以下はドイツ会計士の平均年収をまとめています。ドイツ全体の平均年収と比較してみると面白いかもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?