【やさしい成分解析】カウブランド・無添加泡の洗顔料
このページでは、化粧品成分検定1級を持つ美容ブロガー・うさよしが、化粧品の成分をわかりやすく解説していきます。
今回扱うのは、カウブランドの「無添加泡の洗顔料」
このページが、皆さまの化粧品選びの参考になったら嬉しいです。それでは早速始めましょう!
カウブランド「無添加泡の洗顔料」全成分
水、DPG、PEG-400、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸Na、ラウリルヒドロキシスルタイン、セラミドNG、ラウロイルアスパラギン酸Na、PEG-60水添ヒマシ油、ラウリン酸、クエン酸
以上が全成分表示です。それでは早速、成分の特徴を見ていきましょう!
成分特徴①アミノ酸系界面活性剤
洗顔料は、そのほとんどが界面活性剤の力によって汚れを落としています。そして、どんな界面活性剤を使っているかで、洗浄力や泡立ち、肌への刺激が決まってきます。
「カウブランド 無添加泡」に含まれている主な洗浄成分は、以下です。
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルグルタミン酸Na
・ラウロイルアスパラギン酸Na
どれも、肌に優しくて洗浄力の弱い、「アミノ酸系界面活性剤」の仲間です。
アミノ酸系界面活性剤は、洗浄力が弱めなため、油分の多いメイク汚れなどは落とすことが出来ませんが、その分肌本来が持つべき皮脂を取りすぎることがありません。
また、市販の洗顔料は、アルカリ性に作られているものが多く、そのせいでお肌のpHバランスが乱れてしまうことも多いのですが、アミノ酸系界面活性剤は、お肌と同じ弱酸性を保ったまま、お肌の汚れを落とすことが出来るので、お肌のpHバランスを整えてくれる効果も期待できます。
お肌の弱い方や、慢性的な肌荒れや乾燥に悩んでいる方にもおすすめです。また、アトピーやお子様でも、刺激が少なくお使いただける洗顔料だと思います。
アミノ酸系界面活性剤を使用している洗顔料は、この記事でもご紹介していますので、こちらも是非お読み下さい。
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一方で、アミノ酸系界面活性剤は、泡立ちが悪いというデメリットもあります。そのデメリットを改善するために、この洗顔料は、ポンプ式のパッケージ構造にすることで、泡立ちをサポートしてくれています。
実際、泡は軽めでふわふわ、アミノ酸系洗顔料の中では、とてもキメ細かく上質な泡を実現しています。
成分特徴②保湿成分配合
また、その他の保湿成分として、
・DPG
・セラミドNG
などが含まれています。特に、セラミドNGというのは、人間の肌に必要不可欠な細胞間脂質の一つ。洗顔しながら、セラミドを補えるというのは、敏感肌の方にもとても嬉しいアイテムです。
このことから、カウブランド無添加泡洗顔料は、敏感肌の方でも安心して使えるマイルドな洗浄力で、しっとりした洗いあがりが実現する洗顔料です。
お値段も500円程度と非常にプチプライスで、毎日たっぷり使えるのもとても嬉しいですね。
成分特徴③刺激成分無添加
また、この洗顔料には、
・防腐剤などの品質安定化成分
・アルコール
・鉱物油
などが入っていないので、「無添加化粧品」として販売されています。
配合成分自体がとても少なく、成分構成もとてもシンプルなため、お肌に合わない成分がある方にも、安心して使っていただける洗顔料です。
一方で、防腐剤が入っていないため、念のため取り扱いには少し注意が必要かと思います。高温多湿なお風呂場に置かないようにしたり、開封後はなるべく早めに使いきるなど、少し工夫をするのが良いかと思います。
こんな方におすすめ
・敏感肌の方
・乾燥肌の方
・超マイルドに洗顔した方
・プチプラでお肌に優しい洗顔料を探している方
うさよし的総合評価
★★★★☆
<メリット>
・アミノ酸系界面活性剤中心で、肌に必要な潤いを落とさず洗顔できる
・セラミドなどの保湿成分配合
・パラベン・アルコールなど不使用
・超プチプラ
<デメリット>
・強い油汚れは落とせない(メイク、日焼け止めなど)
・さっぱりした洗いあがりが好きな方には不向き
・頑固な毛穴汚れはすっきり落とせない
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