AZKi 4th LiVE「REPEAT THiS LiFE WiTH U」 AZKiは確かにそこに居た

AZKi 4th LiVE「REPEAT THiS LiFE WiTH U」、通称AZ輪廻。
本当にいいLiVEだったので、僕もレポート合戦に参戦だ!

感想に入る前に僕が普段AZKiというアーティストをどのように捉えているかを先に述べておく。

AZKiはVirtual Divaの肩書通り、幅広いジャンルの曲を歌うVsingerで、アニソンとかエロゲソング大好きな僕としては、8ヶ月連続12曲リリース!?どえらいアーティストが出てきたぜ……と興奮したものだ。
で、曲を聞きながら思う。AZKiは「いのち」や「存在」、「感情」について常に向き合っているなと。これをVという立場に歌わせるのはどういうメッセージがあるんだろう。そう考える頃にはAZKiというアーティストから目を離せなくなっていた。知りたい、追いかけたい、同じ世界を見てみたい。

これが僕にとってのAZKi観。 では感想へ!

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世界へ叩きつけろAZKi節!

吹き上がるスモーク、流れるOvertureからいよいよ始まるAZ輪廻。
開拓者のテンションは既にMAX。さあ何から聞かせてくれるんだ~?からの
「コトノハ」「虹を駆け抜けて」「ひかりのまちへ」
どれもコレも最高にアガる曲。僕も腕をブンブン振り回した。あー楽しかったー。この3曲、共通しているのは、悩んでもがいてそれでも希望を求める、前に進む、世界と向き合ってやる!という意思。この3曲を最初に持ってきたことにメッセージを感じた。やってやるぜと。

いつかなくなってしまう想いと今

激しい3曲から軽いMCを挟んで
「Reflection」「Starry Regrets」「Midnight Song 」
3曲ともゆったりとした曲調、ここで一回開拓者もトーンダウン。
AZKiの柔らかな歌声を楽しむ。
「Reflection」「Starry Regrets」からは、届けられなかった想い、いつか来る別れ。「Midnight Song 」からは、それでも楽しい今もある。あなたは今、何を想っていますか?そう投げかけられた気がした。

AZKi先生はアイドルなんだが?

ここで2回目のMC、コミケのホロライブアイドル衣装についての言及。
そう、AZKi先生は歌姫なだけではなく、アイドルなのである。
「猫ならばいける」「フレーフレーLOVE」「ShinySmilyStory」
「猫ならばいける」はAZKi先生の可愛いにゃー!と、開拓者の野太いにゃー!が混ざり合って楽しいカオスが生まれた。先生、笑ってますよ。
「フレーフレーLOVE」はイントロが流れても?となっている開拓者も多かった、僕もすぐわからなかった。まさかここでそらちゃんのcover曲とは。
そして流れるように始まる「ShinySmilyStory」、あふれるアイドル力……!
この3曲ではAZKiと開拓者の関係性について考えさせられた。
アイドルはファンが居て初めて成り立つ存在で、ファンもアイドルが居るから存在していて。どちらかが欠けても存在できない。
AZKiが居て、開拓者が居る。

バーチャルにおける"いのち"

SSSが終わってMC、REALITYの視聴者数が2000人突破!
ブチ上がる開拓者たち。次の曲はI've Soundリスペクトの新曲。
「Eternity Bright」
あ、初めて聞くのにめっちゃ懐かしい……ツラニミズさん完璧な采配です……

そして更にMC、「AZKiってなんだ?」「実は操られているだけなのでは」
「Vtuberは人格か、職業か」そう語りだすAZKi。
「AZKiはこのAZKiです。他にはいません」「このAZKiでなくなったときは、きっとAZKiの"いのち"が終わるときなんじゃないかなあ」と締めくくる。
冒頭でも述べたが、AZKiの最大の魅力はここにあると思っている。
この真剣さが、歌詞に、歌声に、"いのち"を与えている。
「光」「世界は巡り、やがて君のものになる」「いのち」(Acoustic ver)
「光」「世界は巡り、やがて君のものになる」による命への賛美、祝福。
そして満を持しての「いのち」
今まで何度も歌われてきたこの曲だが、「わかんないよ、ねえ」のフレーズに込められた想い。会場に突き刺さるような叫び。本当にやられた。
この3曲が今のAZKiの"いのち"へのアンサーなんだな。確かに受け取った。

伝わってくる想い

開拓者の涙腺を心配するMCをはさみ、LiVEは後半戦へ。
「今日は何曜日ー?」「日曜日ー!」のコーレスでおなじみ
「のんびりと、」
「イェーイ!」「ブー!」のやりとりが可愛い
「リアルメランコリー」
どっちもとても可愛い曲だけど、ちょっとだけひねくれたところもあるのがAZKi節。でも好きなことを楽しんでいこうぜ!という前向きな姿勢が感じられる2曲。唐突な1st衣装はズル。このあたりから知能が低下しています。
感情を揺さぶられすぎたからです。

「まだまだ盛り上がっていけますか!?」 当然じゃー!
「自己アレルギー」「嘘嘘嘘嘘」「Fake.Fake.Fake.」
「自己アレルギー」も「嘘嘘嘘嘘」も、とても好きな曲なんだけど、
当日一番胸に響いたのは「Fake.Fake.Fake.」
AZKiのテーマの一つ、「葛藤」について本当に力強く歌っている。この歌声を聞いて「あ、AZKiについてって大丈夫だ」と思えた。
だって悩んでもう進めないなんて奴が出せる声じゃなかったから。
悩んで悩んでそれでも絶対進んでやるって気持ちを受け取ったから。

今、生きているAZKi

曲も残すところ二曲となってしまった。
えー!今きたばっかりー!定番のやりとりだが、嘘偽りない気持ちである。
AZKiから今日という日を迎えられた喜びとお礼が告げられた後、公式サイト開設、エルセとさめのぽきとの対バン企画など…情報が、多い!そして……
「from A to Z」「ちいさな心が決めたこと」
ここでAZKi作詞の二曲を持ってくる意味。
「from A to Z」で開拓者と一緒に歌う、「歌を歌う意味を」「生き続けていく意味を」
「ちいさな心が決めたこと」で柔らかくも力強い歌声で告げる、「それでもここで生きていくと 決めたんだ 決めたから」
最っっっっっっ高。欲しいもん全部くれるじゃん。これが生でなくてなんだ。いのちでなくてなんだ。AZKiはここに居る。今ここに生きている。

そしてまた新しい世界へ

まだまだ終われねえ!始まるアンコール。テンションがおかしくて高速化するコール。Vのオタク、基本アンコールが速い。リセットされたの笑った。
「without U」
この曲、絶対今回の目玉だろうと思っていたので、どこでやるんだ?と思ってたらここです、ここ。開拓者のアンコールに応えるAZKiの1曲目。
「私がここに立つときはいつも キミといるから 一人じゃないから」
僕らは貰うばっかりだと思っていたけど、少しでも返せているんだな。一緒に歩めているんだな。そう思わせてくれる本当に素敵な曲だと思う。
歌い終えた後のMCでAZKiが言った、「LiVE、楽しいね」「一緒にいるんだなって。AZKi、バーチャルだけど現実なんだ!」本心から出たであろうこの言葉。しばらく忘れられそうにない。

皆で開拓者ポーズで記念写真を撮り、もうちょっと歌っていきたいなと思いますとAZKi。皆への感謝を込めて歌うと言ってくれたその曲は
「フロンティアローカス」
AZKiが、開拓者が手を振っている。また1st衣装に変わる。
「この声だって この音だって 次の世界に 続いてゆくんだ」
これまで紡いできた世界、そしてまた新しい世界へ。まもなく終わってしまうライブへ相応しい、希望に満ちた歌。やや放心気味にしんみりしていると、ファンクラブ開設のお知らせからのAZKi先生からのお手紙!
「一緒に開拓していってくれますか?」勿論。
「愛してくれてありがとう」こちらこそ。本当にありがとう。
更に……ツラニミズさんへのサプライズお手紙!
ここの詳細はあえて省くけど、AZKiチームは最高のチームだ。そう思わせてくれた。体だけには気をつけてくれツラニミズ!

最後の曲はやっぱりこの曲。
「Creating world」
この曲から始まったAZKi。何度も何度も歌ってくれたけど、何度も何度も違う顔を見せてくれる。また一緒に開拓しよう、新しい世界を。

LiVEを終えて

今回のAZ輪廻では、今までAZKiがやってきたこと、これからのAZKiがやっていきたいこと、バーチャルにおけるいのち。その全てをLiVEとして叩きつけられた。僕ら開拓者が、どれだけ受け止められたかはわからないけれど、これだけは言える。生まれ変わってもまたAZKiに出会いたい。
そう思わせてくれる最高のLiVEでした。次もぜっっっっっったい行く!


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