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「恋愛をすると自分が自分じゃなくなる」の意味について


恋愛をすると自分が自分じゃなくなる
そういう言葉をよく耳にする

自分が自分じゃなくなるの意味には恋愛に熱中しすぎて自分を見失うとか、人によっていろんな意味があると思う

私の場合は相手のことを気遣いすぎて
相手の顔色を伺いすぎて
自分が自分じゃなくなってしまった
そしてそれが別れた原因の一つでもある

私はやりたいことがはっきりしているタイプで、自分の行きたい場所や食べたいものがきちんとある

ただ、恋愛をしてしまうとそれがわからなくなる
例えば、彼氏にに行きたいかに行きたいか聞かれるとする
私は自分が海に行きたくても、彼氏が山に行くことを望んでいるとわかると「山に行きたい」と言ってしまう

彼氏と一緒ならどこでもいいとその時は思っている
思えばこれは無意識に自分の気持ちを無視しているのだと思う

相手に嫌われたくない
相手が望むことをしてあげたい


海に行きたくても元彼が山に行きたいと言ってたら山に行った
その度に、山もいいところだよね、山に来れてよかった、元彼とならどこでも楽しいって言い聞かせてた

そうしているうちに、自分が何を望んでいるのかだんだんわからなくなっていった
恋愛をすると自分が自分じゃなくなってしまうというのは私にとってそういう意味だと思う

相手に自分の言いたいことを言う大切さは確かにあると思う
海に行きたいなら海に行きたいと言えばよかった
でも昔から相手の望んでいることを無意識に読んでしまう癖がついてるからこそ、人といると自分が何を望んでいるのかすらどんどんわかんなくなっていく

「海」「山」かの選択肢ではなく、「相手の望んでいない海」「相手の望んでいる山」という選択肢になってしまう
相手の望んでいないところに無理やり付き合わせるのは嫌だ、相手が望んでいないなら私も海になんて行きたくない、山に行きたい
そう思ってしまう

そうして他人の意見と自分の意見の境界線が曖昧になっていき
どんどん自分が何をしたいのかわからなくなる


元カノをインスタグラムでフォローしたままなのが嫌だった
クリスマスはイルミネーションを見にいきたかった
わざわざ家まで会いに行ってるのに寝られるのが嫌だった

いっぱい不満はあったはずなのに
相手に期待しちゃいけない、相手を縛っちゃいけない
気にしない気にしない気にしない
そうやって言い聞かせているうちに
何が不満で何が嫌なのかすらわからなくなった

自分の考えや意見が失われていくことは多分ものすごいストレスなんだと思う
自分らしく生きるということができなくなるのだから

ただ、どうすればよかったのかいまだにわからない

人と生きるのに向いて無さすぎる性格だと思う
自分を見失うぐらいなら1人でやりたいことを自由にやる人生の方がいいのかもしれない

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