不妊治療で休職した話
年明けから不妊治療で休職を開始しました。
ここでは休職の決意から実際に休職に入るまでに
思ったことなどを書いていこうと思います。
職場の人へ休職したいと伝える
まずはじめにしたことは、休職したいことを職場の同僚と上司に伝えることです。
伝えようと決めていた日は朝から緊張して仕事が手につきませんでした。
あまりプライベートな話や感情を表に出すのが得意ではないので
私にとってはとても勇気のいることでした。
職場の人にどう思われるのか。
不妊治療だと自分で言って不妊を自分で認めたくない。
職場に迷惑を掛けてしまうのではないか。
人に頼って迷惑をかけるくらいなら自分でやってしまいたいタイプなので
迷惑をかけるという部分が一番申し訳なくて言い出しにくかったです。
不妊治療のこと、どうして休職したいのか上手に話せる自身がなかったので
伝えたいことは事前にメモにまとめていました。
そででも実際に伝える時は緊張で涙ぐんでしまって
うまく話せなかったのですが・・・
うまく伝える自信がない方は政府が作成している
不妊治療連絡カードを活用してみるのもいいかと思いました。
https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001073885.pdf
休職に入るまでの色々
その後休職に入るにあたって総務の方へも話をしてもらいました。
私の会社では不妊治療による休職の前例がなく、急遽申請書が作られました。
休職の具体的な内容としては以下の通りです。
・休職中は無給
・休職は最大6ヶ月まで(6ヶ月経過後は復帰するor自然退職)
・復帰後、同じ理由で休職はできない
不妊治療は先が読めないものなので
半年で退職となるとかなり厳しいものがあるなというのが正直な感想でした。
(会社によっては最大1年半休職できるところもあるそうです。)
「半年以内に妊娠しなくては」と思うのは非常にプレッシャーになるので
退職・転職も視野に入れて気楽にいこうとも思いました。
休職することを周りの人にも伝える
休職する時期が迫ってくると自分が抱えている仕事の引き継ぎのため
担当先や一緒に仕事をしている人にも休職することを伝えなくてはいけません。
その時悩んだことが「理由を正直に伝えるか」ということです。
「一身上の都合で」などと理由を濁して最初は伝えていました。
この時はまだ不妊治療のことを周りに知られたくないと思っていたからです。
ですが理由を濁してしまうと中には気になって理由を探ってくる人もいました。
大きな病気なのではないかと私のことを心配する方もいますし
「おめでた?」と聞いてくる人が一番多かったです。
そんな人に「実は不妊治療で・・・」と伝えるのが一番気まずかったし
しんどかったです。
そんな状況を回避するためにも正直に理由を伝えようと決意しました。
いいように考えれば今まで前例のなかった不妊治療による休職を
周知させた方が後の人のためになるのではないかとも思いました。
伝え方としては一斉メールで簡潔に。
不妊治療で休職しご迷惑をお掛けします。
引き継ぎにつきましては・・・という風に。
伝えてしまえば意外と気が楽でスッキリとした気持ちになりました。
中にはわざわざ励ましの言葉をくださる方もいました。
「実は娘も不妊治療をしてて・・・仕事なんか気にせずゆっくり休んでね。」
「仕事が人生の全てではないよ、自分のやりたいと思うことしてね。」
温かい言葉に励まされ、いい人たちに囲まれている自分は幸せだなと思いました。
一度きりの人生。
少し他人に迷惑を掛けても自分のやりたいと思うことをやる。
今回の決断は勇気が必要だったけど、自分の気持ちに正直に向き合う
良いきっかけになったかなと思います。