お絵かき未経験からはじめる3ヶ月上達法(3ヶ月上達法お絵かきレポート)
3ヶ月程前から絵を描きはじめた、うさペンと申します。
今まで自分がやってきたことを客観視をしたい、
未経験から描きはじめる人の手助けに少しでもなれたら、
そうした思いからお絵かき未経験から3ヶ月上達法を実践し、上達した過程を詳しめにまとめることにしました。
未経験者が描いていく中で発見していったこと、これから描いていく人がやったほうが良いことを中心に書いていきます。
描き方のポイントをまとめたものではないことはご理解ください。
まずは未経験から3ヶ月後の変化をお伝えします。
↓
3ヶ月でそれとなく描けるようになりました。
ここからは人それぞれ絵を描いてきたの基準が違うので、まずは自己紹介からしていきます。
これまでの経験
3ヶ月前までは美術くらいでしか絵を描いてきませんでした。
中学の頃に考えたオリキャラ、小学生のころ好きなキャラを描いていたとかもありません。落書きなんかもしてきてません。
今までなにも描いてこなかったです。
経緯
描きたいと思ったの理由は大きくわけて2つです。
1.描きたいと思えるキャラがたくさんいたから
特にスタプリの星奈ひかるちゃんが好きになりすぎてしまったので時間かけてでも描きたいと思いました。
それ以外にも好きなキャラたくさんいて、以前から描いてみたいとは思っていました。
2.執筆にかける時間が減って余裕ができたから。
自分は小説を5年ほど前から書いており(本腰いれてるのは3年前から)、執筆をはじめた頃は執筆速度があがらず他のことをやれる余裕はありませんでした。
ですがここ最近は執筆速度があがったことにより、ぎりぎり絵にかけれる余裕ができたので思い切って挑戦すること。
また少しでも描けるようになれば文章化したものを可視化でき、キャラクターを書いていく際に役立つからというのもありますね。
使用機材
・椅子
ちゃんと腰を痛めない椅子を買っておきましょう。
お絵かきするための道具も必要ですが、体に負担をかけないのが最重要です。腰を痛めると作業できなくなります(小説書いてるとき一度やらかしました)。なのでそうならないために変える人はそこそこ良い椅子を買いましょう。
学生なので買えない人はせめてでも、腰枕、腰用のクッションはつけましょう。勉強するときも楽になります。
・CLIP STUDIO PAINT PRO
プロも使うお絵描きソフト。詳細調べるのめんどくさい人は、イラスト描くならこれっていうイメージを持っていただけるだけで大丈夫です。
ただし有料ですので、無料でお絵かきはじめたい方は別途調べてみてください。
・ペンタブ
XPENーDECO02
時間かけてやるわけではなかったので、ランキング上位の中からそれなりに安くて良さげなものを何点かみた上で選定。
リングホイール機能が便利そうだったのでこれにしておきました。
最初はあると便利かも? 程度だったんだけど、あるのとないのじゃ全然違いました。
リングホイール機能は要約すると、リングを回転させるだけで拡大・縮小が直感的に行えるものです。これがないと画面内の拡大・縮小ボタンを押すはめになっていたので作業時間の短縮に役立ってくれました。というかこれがない作業とかしたくないです。
こういった機能がない商品でも後から導入は可能で、そういった機能が欲しいと思ったら詳細をみつつ、適した機材を購入するのがいいと思います。
【神ツール】CLIP STUDIO TABMATEの紹介【道具紹介】
【左手デバイス】XP-Penのカスタマイズキーボード「Shortcut Remote」が届きました!【XP-Pen】
BitTradeOne ビットトレードワン クリエーター向け 作業効率向上 ダイヤルとボタンで直感的に写真、イラスト、画像を編集 片手用 入力デバイス Rev-O-mate
後、ペンタブを使用する際に傾きがないと線が上手くひけないので、傾きをつける器具をも買っておきましょう。
正しい角度と姿勢でやることはとても重要です。
XP-Pen スタンド Artist液タブ タブレット スタンド 10~13インチ用
Parblo PR100 タブレットスタンド 角度調整可能 モバイルスタンド 10~16インチ用 液晶 ペンタブレット スタンド
・自撮り棒
写真とれないと詰みます。それくらい必要です。最近の自撮り棒スマホと連動して撮影できるので一人でも撮影可能。描くときの参考資料を手に入れやすくなっています。
ただし写真の絵に頼りすぎると動きの硬さが目立ってきたり、デフォルメするべきする部分をそのまま書いていたりするので、
また等身が低いロリキャラは写真を頼りに描くと、キャラらしさがなくなるのでそこは考えないといけません。
あくまでそのまま描いていいものではなく、参考にしていくものだということは忘れないようにしておきましょう(自分は今もそれには、すごく悩まされています)。
【気まぐれ添削13】プロが解説します!上達のポイント!
実際の使用例はさいとうなおき先生の動画をみるのがわかりやすいです。
・デッサン人形
写真でことたりる場合も多いが、ポージングや構図、全体の捉え方のイメージを調べるために使用するときはあります。
多様はしていませんが持っておいて損はないです。
作業時間
平日は一日2時間(水曜日のみ他の私用があるため一時間)
休日は3時間程度絵を描く時間にあてました。
小説の執筆を中心にしつつ、最低限の息抜きはしたかったのでこの時間です。
ただし絵をアップする前日や二日目前の日なんかは5-8時間ほど描いたりと、集中的に時間をかけるときは数回ありました。なので書いてある時間よりも作業時間は多めです。
絵を描く作業時間の確保のために息抜きでみている動画をみる時間や娯楽にかける時間を大幅に減らしました。絵を描くと決めた瞬間から減らすことは決めていたので特に苦ではなかったです。絵を描くのが楽しかったというのもありますね。
この作業時間についてはかなり自分が特殊な例なので、イラストのことだけ考えたいって人は参考にしなくていいと思います。
逆に時間がなくても描きたいと方は休日の作業時間の割合を増やすと、無理なくとりくめると思います。
時間がないと、時間がない中で描くことに悩んでしまう部分があるので、ストレスにならない程度の時間の確保をされることは推奨します。
3ヶ月上達法について
3ヶ月上達法とはいったいなんぞや、聞き慣れない方法だと思った方も多いと思います(絵描きでない人は特に)。
3ヶ月上達法とはプロイラストレーターのさいとうなおき先生が動画内で紹介された絵の上達方法です。
・改善していく問題点を絞り、それに対して適切なアプローチをかける。
・参考になる絵柄をみつけそれに沿って練習を行う。
・本番を通して問題の改善を繰り返し行っていく。
要点をまとめるとこのような形になります。詳細は動画で説明しておられますので、理解度を深めるためにできればみていただきたいです。
今は動画を見るほどでもないという方は、PDCAサイクルのお絵描き版だと思っていただくだけでも大丈夫です。
3ヶ月上達法で最も大切なのは
必ず他人にみせるための本番を本気で仕上げることです。
他人にみせるための本番を描く効能はプロイラストレーターのfamy先生、米山舞先生、PALOW.先生も言及されており、効率が良いです。
他の分野に置いても言及されていることで、この本に解りやすくそのことが書かれています。気になる人はプライム会員なら無料なので一読してみるのもよいかもしれません。
基本的な説明は終えたので、ここから3ヶ月上達法のレポートを初めていきます。
1巡目
未経験でなにからすればいいか解らない状態だったので、
最初は情報収集、ペンタブとツールの扱い方を覚えることがメインでした。
参考書、動画、お絵描き講座系サイト、
用意するもの、見るべきもの、たくさんありすぎるので
情報を調べる時間に制限を設けつつ描くこともはじめていきます。
とりあえずはじめにやったことは模写でした。
理由はこれが一番描くうえで一番やりやすそうだったからです。
それと早急にプロトタイプと呼べるものは作っておきたかったので、そうしています。
プロトタイプをつくる重要性、練習ではなく本番を通して覚えることの大切さは執筆を通して学んだことですが、
なぜあなたの仕事は終わらないのか
という本に解りやすく書かれているので興味のある方は読んでみると良いです。プライム会員なら無料で読めます。
はじめて描いた模写、キャラクターを描いた絵がこれです。
なぜこれを最初に描いたのかは、
正面からの構図だった。
キースチルとして使用されており信頼できるクオリティだった。
大好きなひかるをまずは描きたかったからです。
線もぐちゃぐちゃで色々な部分のバランスがおかしいですが、それでも2時間くらいかけて描きました。
この段階でも、もう少し粘ってクオリティをあげることはできた可能性はありますが、前述した通り基礎知識が大幅に不足しています。
そんな中でクオリティをあげようとするのはただ線をなぞろうとする行為になる可能性が高いと判断し、次の模写に移ることにしました。
それと同時に今後の方針も決めていきます。
1.線を描く量を少なくするため、参考にする絵柄は線が少ないものにする。
2.正面、右斜め、腰から上、段階的に描いていないことに挑戦する。
3.基礎が解っていないのに完璧を目指してもうまくはいかないと容易に想像できるので、だいたい50~70%の理想値を目指して本気で描く。
仕事での技術の習得、これまでの執筆の経験、模写の出来を考慮にいれつつ3つの方針を決めることができました。
さいとうなおき先生の3ヶ月上達方で、
理想とする絵柄を決めるというものがありましたが、
線があまりにも雑すぎたので今回はそれは見送り、線の少ない絵柄にするの方が適切だと判断して、とりあえず参考にする絵柄はアニメの絵柄にしています。
そもそもイラストレーターについてはラノベの挿絵や同人誌なんかでそこそこ知っていただけで、本格的に理想となる人を探していなかった。
理想とする絵柄がなんなのかまだ模索する段階だったので、息抜きの時間によりたくさんのイラストレーターの絵はみていくことにしました。
その際上手い人フォルダーを作って、作者ごとに画像をまとめておくことをもやっています。
これをしたことでその先の絵で、『どうしたらもっと良くなるのか』方針を迷った時にすぐに上手い人の絵にアクセスできるようにもなったので、おすすめです。
世の中星の数ほど上手い人はいるので、参考になる人の基準はそれぞれの分野でわけておいたほうが、より参考にしやすいです。
たとえば胸が上手い、お尻が上手い、髪がすごくいい、雰囲気があるとかですかね。
その中で特に参考用として重宝するのが様々な構図で描いている人です。
それに付随してアニメを視聴する際、体の動きや演技の参考になる絵をみつけたらスクショして、フォルターわけもしています。
演技だったら涙、笑顔、怒り、驚く、悔しがる等ですかね。
夏、春、秋、夏、百合、張り合う、料理、恋愛、フォルダーわけしておくテーマーは自由なんで、自分がそのつど欲しいものをとりいれておきましょう。あまり描かれることのないテーマについても収集しておけば後々参考にしやすいです。
個別の作品やキャラについての描きをわけを知りたい場合は
ツイッターイラスト検索で検索するのも有効でした。
上手い人も探しやすくその点も利点でしたね。
スクショとったり、画像を保存する行為は時間がかかる行為ですが、いちいちその都度調べずに情報にアクセスできるので、結果的に作業時間は少なくなるとは思います。ただそれだけでは足りないときはあるので、そのときはググるようにしましょう。
描き方なんかは描き初めの頃はよくググってました。
線が雑だから理想の絵柄をとりいれることができない
一巡目の話から脱線してしまいますが、線が雑なことによるデメリットは理解いただけだと思いますので、今からはそれを直す方法、きれいな線をひく練習についての説明をしていきます。
これから描いていく人にとって重要な話ですので少しの間おつき合いください。
最近は時間短縮のために一枚のキャンパス内で練習してますが、最初は直線と曲線、それぞれ別々のキャンパスで描いた方が迷いずらいので別けて描いたほうがいいです。
ぶれが少ないな直線にする、曲線らしい曲線にする、狙って点に向かって引けるようにする練習を毎日10-15分行っています。自分の場合は今は1ミリ程度ならきにせず。5ミリレベルは修正対象にしています。
練習は短い距離から行ってください。
直線は縦、横、斜め、それぞれ違う角度の線を引きます。
さっとひかずにゆっくりを意識、徐々に最適な速度をみつけていく。
曲線は終端をきめて線をひいていくとカクカクになるので、弧の部分を意識。円が連続していくイメージをつねにもちます。
そのさいペンを少しうかせてポインターだけが動く状態に。その状態で手を動かしながら目でポインターがどう動くかを追って理想のラインか確認。
同時に動かし方の感覚を覚えます。
そうしてからはペン先をみない。引いた視線で線を引いてみると理想のラインでひきやすいです。
また練習用の線だけでなく、髪、胸、手等、実践想定の線も、あたりをつけず想像で描いておくと、実践的な体感を知り、感性で自分が描いた場合の変化を知ることができるので練習のための練習になりにくいです。
練習ではなく、本番を意識した練習もしておいたほうが本番で活かしやすくなります。
ペンの持ち方が根本的に悪いとだめなので、ぶれにくい持ち方にもしていきます。親指はぐっとおさえる。中指側の面は中指に押し当てるのを意識するといいかも。これは自分で最適な方法さがしていきましょう。
ストロークがきれいな森倉さんの持ち方を参考にしています。動画を見るのは一回で終わらず、見る箇所を決めて何十回かみています。
持ち方はイラストレーターさんによって違いがあるので、違う人を参考にしてみるのも良いかもしれません。ただ特殊な持ち方をしている方もいるので自分に合うか合わないかの判断は必要です。
悪い直線の練習例。長く引くことに挑戦していますが、ただ勢いで線をひいてまぐれで良いのひけるの待ってるだけだったんで、このやり方では上達はしません。必ず短いものからはじめましょう。
こちらは上手く曲線ができてない例。終端を毎回決めて流れを意識しないとこうなります。
しちゃだめな例ではあるものの最初から上手くやるのは難しいので、
できなくても練習時間の延長はしないようにしましょう。
日毎に別けて徐々に直していくことに意味があるので、線の練習はしすぎないことも大切です。
以上のコツや注意点に注意しながら練習を行っていった結果、
丁寧な線を決まったイメージでひけるようになり、線の雑さがある程度なくなり作業時間も早くなりました。
線の練習について書かれた参考書籍
スコット・ロバートソンのHow to Draw -オブジェクトに構造を与え、実現可能なモデルとして描く方法- (バースについての理論が書かれており、お値段はそこそこしますがおすすめな本です)
【全文無料公開】下田スケッチ人物本
【全文無料公開】下田スケッチ描き方本
ここまで線の説明をしていたのは、
技術レベルに関係なく練習でき、作業スピートが向上するからです。
早い段階でやっておいた方が絶対に良い練習だと思うので、これから描きはじめる人はやってみてください。
一巡目の話に戻します。
方針が決まってからアニメのスクショとページ数を絞って参考書を模写をしていきます。
この3ヶ月間、自分がメインで使用した参考書は
スーパーマンガデッサン―作画のための考えるデッサンでした。
人体について詳しく書かれている本から入ると、キャラクターのデフォルメについて解らなくなりそうだったのでこれにしています。あくまで人間ではなくキャラクターをメインで描いていくことに決めていたので。
後ほど人体についても学んでいくことになるのですが、それはディテールをつめる作業。
はじめには大まかな基礎をみにつけ、後からディテールを詰めていくのが学びの上での基本だと思うので今回はその基本に習って、ディテールは後回しにしています。
ですが人体についての学びは必要です。2ヶ月後くらいには必要になってきましたので、それは別途学んでいきます。
アニメのスクショを元に模写をしていく工程では、
スタプリだけでなく、線が少ないキャラデザのマギレコ13話の表情芝居がすごかったので、そこからも正面顔の模写をしてます。
ただし描いた経験がない状態を早めになくしたかったので、正面顔だけでなく次の斜め顔のために45度くらいの角度がついた肩から上の模写を一枚はしました。
なぜそれをしたのかというと、アウトプットをしていないとインプットの効率が悪くなるからです。
プロトタイプは早めにつくっておくという理論とも重なるため、早め早めに描いたことがないをなくすことも方針にとりいれています。
一巡目の絵にとりかかったのは絵を描きはじめてから1週間後。
ひかるの誕生日が近づいていたので描くことにしました。
ちょうどこの時、ひかるの卒業式というめちゃくちゃ惹かれるシチュエーションを描かれていた方がいましたので、シチュエーションはそれにしました。
一巡目の絵の完成。
正面絵だけでなく、描くシチュエーションの都合で、桜、卒業証書の筒、たくさんの想定外ものに挑戦することができ、その中でたくさんきずくことがありました。
・クリスタでの素材の活用方法(青空背景、桜ブラシ、WEBのフリー素材を素材登録する方法)
・テクスチャとして貼りたい絵の色味を変更するために色調の調整で色を変えた。(素材の色が緑ぽかったのは黄金色にしたことで卒業証書ぽく)
・桜の輪郭線をちょっと赤目の色で色トレ(名前は知らなかったが、桜の輪郭を解りやすくするためのそれと同じことをやっていた)
・桜吹雪のぼかし方(参考絵をみて、色混ぜのぼかし機能でやれることを知った)
・光沢のつけかた(エアブラシの白 やわからかいでいける)
・桜を描くさいにめしべおしべを描くときにペン先を一ミリ変えたら描きやすく。ペンのサイズをかえるのは重要。種類なんかも後の考慮した方がいいかも。
・自撮り写真や自分の手を参考になんとか手で筒をもたせた。手ぽいものを描くのですら大変なのに、物をもたせるのは難しいことだときずけた。
このような形で書いたことのないものを描こうとする行為事態がきずきになっていくことが多かったです。
絵の違和感を修正する現在メインのきずきではないですが、
「こうやって描くのか」
やり方を覚えるきずきもとても重要だったと、振り返ってみて思います。
特にクリスタの機能を短期間でより多く触れたのは大きな収穫でした。
3ヶ月上達方法の動画内できずきを増やすことが上達の鍵だと語っており、未経験の方はやり方を覚えるきずきを増やすのが最効率だと今は思いますね。
正面顔についてはじめて笑顔を描くことに挑戦。
暗いよりも明るく誕生日を祝ってあげたい、誕生日というシチュエーションに沿ったものになったと思います(卒業式なので時期はずれずれだけど)
新しくやる工程が増えて完成めどがたたないまま誕生日という締切は迫っていくのは結構なプレッシャーでしがが、期日に間に合うように描けたことも良かったです。
またこの絵を描く前までは部分的にしか色塗りをしなかったので、
色を塗ることで線画の雑さが目立ち、線画の修正、修正、修正の繰り返し。色を塗る工程でも線画の雑さは障害になってました。
塗りつぶし機能をつかうとはみ出てるのが解るので、それが一番発見としては大きい要素のひとつでした。
影の配色やベースとなる色については、スポイト機能でアニメの配色に。涙の色なんかの描き方も参考にしています。
ただレイヤー効果はどう扱えばいいか解らず、この時期は使えておらず今回は保留。
本番をしあげるとことでしっかり塗るということの難しさを知りました。
下手は下手だけど最初にした模写に比べたらましになった。
表現したいこと、好きな気持ちは詰め込むことができた
好きなキャラで描きたいシーン描けたのやっぱめちゃ嬉しい!
これは一日経った後くらいに自分の描いた絵を見た印象です。
今見ても下手だけど嫌いな絵じゃないとは思ってますね。
またこのときは絵に対する問題点をあらいだしたりはしてません。
とにかく描いたことのない部分をどうるるかで手一杯、まだまだ覚えるべきことも山積みで、改善点をどうにかする余裕はまだなかったです。
2巡目
顔について課題はあると思いつつも、斜め視点の絵を描くための練習を優先。
動画、サイト、参考書で基礎を学びつつ、模写をつづけていく。
2巡目は二週間後くらいにあげる予定をたてて本番のシチュエーションを考える。
特に今回はインスピレーションがあったわけではないけど、
・バストアップで描けるシチュエーションだった
・本が好きというキャラの特性、
・小説も好きなのでララが本読んでるとこみたい!
という想いが湧き上がってきたので、本を読むというシチュエーションにしました。
二週間後、二巡目完成。
斜めから本を読むシチュエーションを描くというのは、想像よりも難しかったです。
手でもったものに視点をあわせるのが難しく、斜めからだと遠近感を少しはつけなきゃいけないはずなのにつけれない。
視点あわせも遠近感も結局できないことばかりでした。
本を読むというシチュエーションだったので、図書館内にしたいと思い、クリスタ素材で背景は描くことに。
このあたりバースについてまったく学んでおらず、素材だけではどうにもならずめちゃくちゃ妥協しています。本当に本棚ぽいものを描いただけになってしまったけど、基本的に背景の優先順位は低いのでこのままにしました。
ただ背景を描くのはある程度挑戦しておいた方が良いと判断して、簡素でも背景を描くことは続ける方針にしました。
描き終わった一日後に改めて絵をみた印象は
・バランスがおかしい(特に手と腕が小さい)
・マネキン顔すぎる
・髪がのっぺりしていて魅力をまったく感じない。
・視線誘導したつもりができてない
といった感じで課題が目立つ結果に。
特に顔と体のバランスの悪さが目立つのでそこを重要視することにしました。
これは後から思い返してみても優先的に取り組んでおいた方が良い課題だったので、描き始めの人はこの点を課題にしたほうがうよいです。
また自分の絵の感想をまとめた後に
「絵も表現の世界だな」と、言葉としてでなく自分の絵をみてきずけたことは今後に役立っています。
伝えるべき思いが絵にのってないと、見返してもこだわりが解らない。
二巡目の絵は難しい本読んでるのか、落ち着いた感じだしたいのか、まったく伝わりません。
その点一巡目の絵は「誕生日でありがとうを伝えたい」という明確な想いがあったので表情芝居や、さわやかな桜からそれをよみとることができます。
逆にそれさえみつけられれば、上手い下手関係なく魅力的な絵といえ、作者が表現したい世界をもう少し注視したいとこの時点で思えた。
それはマネキン君という失敗があったからなので、出来は微妙だけど結果的に良い刺激をもらえたと思います。
下手だなぁよりも、表現したいことがまったく伝わらない絵でしたが、
描きたいシチュエーションだけは描けたと言いきれる作品だったこと、
本を読む姿を描くのは想像以上に難しいものだときずけたこと
それも描いて良い点でした。
微妙だけど嫌いになりきれないきずきを与えてくれた絵に感謝。
3巡目
腰あたりまで描くという目標は決めていたので、それを想定しての模写と参考書による練習はこれまでと同じように続けていきます。
描くシチュエーションの選定は描きたいシチュエーションというのは変わらず。
猫じゃらされるユニがみたい
困り顔でじらされるユニをみたくて描くことにしました。
ポージングについてはまず最初にモデル人形をいじりながら決めました。
胸のあたりも隠さずいきたいなぁという構図にできたのはこのおかげかな。その後はそれを参考にして自撮りをして、作業へ。
作業中の大きな変更点は二つ。
1.メインで使う線画のペンが決定。
一巡目でペン先のサイズを描きやすくなったというのをきずきとしてあげており、二巡目の時も理想のペンを探していたのですが、この3巡目でようやく線画のペンをどれにするか方針が決まってきます。
いろいろとダウンロードして試したものの、これってやつがみつからず。
その最中、森倉さんの設定を知ることができて、これにしたらしっくり来ました。
今現在もこの設定をさらに調整したものをメインで使っています(薄くてムラがでやすかったので調整してます)
基本的になにが良いのかは自己判断によるのですが、他人の設定知る機会ははじめのうちはもっておいたほうが、理想のものに辿りつくやすいのかもしれないです。
2.色塗りを根本的に変えていく
アニメの絵柄変えるための準備も段階的にすすめていくため、色については大幅に変えていきます。
といっても特別練習時間はつくらず、キャラ塗り上達講座という本内に書いてあったギャルゲ塗りを参考にしながら色は塗っていきました。
ここで不透明度の変更、レイヤー効果の大まかな使い方、それによってどんなことができるかを学べます。
レイヤー効果やら不透明度の変更ができないと、自分でアレンジすることがまったくできないので、色塗りするなら参考書は必須です。
2つが作業をしていった中での大まかな変更点。
他人の設定をみれる資料はそれ以外の部分でも応用がきくので、積極的に知る機会は設けてほうが良いと思います。
3巡目の完成。
ペンの変更、色塗り以外にもきずいたことはたくさんありました。
・白目の上の方、わずかな隙間をあけると視線が若干下を向き、視線誘導できるようになった。
前回問題になったまま仕上げてしまった、視線誘導のリベンジマッチ。
参考資料としてアニメのスクショとりまくっていたのが大きかった。そっから参考になることが多かったです。
・腕の向きにより太さや描き方が違うことにきずけた。
猫のぽい手も含めて写真の資料をちゃんとみることできずけた点が多かった。たぶん写真撮ってなきゃ間違ったままだったので、ちゃんと観察して参考にすることを再度ここで学ぶことができました。
・スカートをぎりぎり描けたことで、たぶん世のイラストレーター達はスカートのすべてを無にしたいと思いながら、「かわいいからやっぱ描く!」 みたいな感じになっていることにきずけた。
スカートを描くのは難題でした。描き方みたいなのを調べてみても、描き方の作例やサンプルだけでは理解したうえで描けませんでした(作例やサンプルは概念的な理解を深めるための役にはたちます)
このすごい雑なラフ(当時はまじで汚すぎた)みてもらえば意味わからんことしているの伝わると思います。
とりあえず最初は形でとらえようと、なんとなくギザギザさせてます。
線で描くのむりだったので色のかたまりで最初はとらえるしかありませんでした。(色のかたまりでとらえるというのはさいとうなおき先生の動画で言われていたので導入しました)
この時点でギザギザは違うと思って試行錯誤のはじまり。
たくさんの参考資料をみて、ギザギザからは脱出したものの、しっくりはきてませんでした。
最終的に役だったのは、家にあったフィギュア達。
膨らみ加減が平面ではなく立体的だったのが良かったのかもしれません。そこからは感性で形をとらえて、ギリギリ仕上げることができています。
ギザギザや極端に短すぎるようなこともなくなり、とりあえずの描くのには適した方法だったのかもしれません。
正直これがスカートとして正しいと今では思いませんが、ラフの時よりかは
スカートらしくなっていたので理想値50-70超えたのでOKってことにしてます。
スカートはじめて描くって人は鬼門だと思うので、気合でのりきりましょう。というか自分も描けない人なので参考資料のつくり方だけでも教えてくれると助かるくらいです。
まぁそんな甘い話は転がってこないと思うので、日頃からアンテナはることでのりきるしかなさそうですが。
・困り過ぎないくらいの表情で描くことで、表情にもある程度加減が必要なことにきずけた。
最初はもう少し眉をぐっと曲げてたりしてたんですが、それだと嫌がっていうるようにしか見えない。うずうずして困ってるって顔にすることで、困り顔でもずいぶんニュアンスが違うんだってことにきずけました。
このあたりは後の表情芝居に役立っており、めちゃ有意義でした。
また表情に微妙なニュアンス加わるだけでも、二巡目のマネキンとは違って良い感じになってます。
・髪の毛の流れを意識して描くこつにきずけた。
髪は色ぽい感じになったほうが良いと後から思って、アフターユニのロングの方へ変更して描き直しをしています。
その際に今までよりも自然な感じの髪の毛にすることができた。
引きたいストロークになるまである程度は粘ってみる、妥協せずにやったおかげで、体感的にきずけた部分の方が多かったです。
顔については1巡目と2巡目よりも可愛く描けたなと、見比べて思うことができました。
可愛く描けた理由は……このときは運が良かっただけですね。修正していく過程で正しい比率になっただけです。
それでも時間をかけてかわいいものにしていった、理論が足りなくてもそれができていたのは良いことだと思います。最終的には自分の感性で見極めるしかないですし。
色塗りの過程で目の描き方を根本的に変えたのも可愛さに貢献してくれました。
顔の修正や髪の修正。時間をかけて直すことで完成度をあげられ、時間をしっかりとかけることの大切さを知ることができ、3巡目は結果だけきりとっても、よい成果が得られたことが多かった作品でした。
ただし線の雑さについてはめちゃくちゃ怒ってます(怒ってるのは絵が表現だと解り、小説と同列にとらえはじめてきているからです)。
絵見直した時にまず感じたのは、
「他の人より線が明らかさに雑すぎる……」
でした。線も修正は仕上げる前にかなりしたんですが、最初が雑すぎて、それをとりきれなかった感じです。
なので次は『線を最初からもう少しきれい描く』ことに決めました。
4巡目
最初に決めた方針を終えて新しい方向性を模索している段階、プリキュア週ドロという企画を知り、その週の題材が学校生活/複数のキャラが居る構図の絵でした。
ひかるがララに勉強を教えている所を描きたい、
と前々から描きたいと思っていたので、衝動にかられて挑戦してみることに。
「一週間で描けるの? しかも二人も」って感じだったので、
色塗りは以前のアニメ塗りに、構図は描きやすい正面構図にすることにしました。特に模写もせずいきなり本番を描いてます。
四巡目完成。平日5日、休日1日の合計6日間。休日に描く時間をいつもより長くすることで、締切にはなんとか間に合わせました。
描きたいキャラ達で描けたいシーンを描けた……それだけですね。
キャラも可愛い、シチュエーションも描いてて楽しかった。
だけど描き手のせいでぎこちない絵になったなぁと完成後すぐに思ったことですね。
それでも直す時間なかったんでそのまま投稿。みせたいようでみせたくない絵になってしまった、それが正直な感想でした。
まぁ出来はさんざんだし、見切り発車でいろいろやりってしまったのは反省すべきだけど、その中でもきずけたことや成果はありました。
・二人を描くことが難しいことだときずけた。
作業量が増えるだけではなく、大きさなんかも理解しなければいけない。
大きすぎたり、小さく描きすぎたりがあり、その調整が大変だったです。
体表なんかでしっかり描きわけができている作品のすごいと思えました。
二人を描くことに挑戦したことは良いことだと思ってます。
・線の雑さが少し緩和した。
前回課題にあがっていた線の雑さは、ラフや線画の段階から丁寧に線をひくことを意識したおかげでなんとか緩和することに成功はしています。
二人をなんとか描き終えることができたのは線画段階での修正がすくなったおかげでした。
・シワのパターンを覚えることができた。
服のシワについて知識のないまま描いていなかったので勉強。
この本を読むことで服のシワにパターンがあることを知り、それを利用して描くことができました。
今までは参考資料からインスピレーションを得て、なんとなく描いていたので知識が増えたのは今後のインプットにかなり役立っています。
顔、上半身、服、背景、
段階的に挑戦したいことに挑戦しつつ、とりあえず理想値50~70の絵を完成させていったのですが、四巡目の絵を完成させた後に思ったことは、
このまま同じ絵柄の同じシリーズのキャラ描いていても伸びないということでした。その作品内のキャラだけで描いていくと、目元や髪なんかも同じの描いてしまいがちで新しいものを得られていない。現状あがっている問題点を克服できないと判断し、いったんこの作品内のキャラを描くのはやめることにしました。
そう決心した時には理想とする絵師はすでに決まっており、次にやるべきことはそのイラストレーターに合わせることにしました。
これまで以上にたくさんのイラストレーターを見てきた上で決めた、自分が理想とするイラストレーターは米白粕先生です。
(Vtuberの結目ユイ、水瀬しあ、星川サラ、アズールレーン“伊19”等のキャラデザ手掛け、、近所のななこさんを連載され、たくさんのかわいい女の子を描かれています)
決めてになったのは目の描き方、塗りのあざやかさ、
そしてなによりも髪、ツインテールから良い匂いがしたからです!
????
って思っているかもしれませんが、絵から匂いはします、嗅げます。
実際に匂いがしているわけではなく、そこにあるものとして感じとれる時があるんです。
米白粕先生のイラスト、ツインテールのこだわり方がそれに類するもので、参考にしたいと思いました。
匂いについて語っているの記事もあるので、なに言ってる? のって人はそちらもどうぞ。
理想とするイラストレーターを米白粕先生にすることが決まったので、
描き方の参考、いや研究をはじめていきます。
はじめにやったことは大方の比率を知ることでした。
四巡目でバランスがまったく理解できなかったからというのもありますね。そこで行ったのは模写です。ですが今までのようなとりあえず形をしあげる50-70%の模写ではなく、理想値90%以上の模写です。
これが米白粕先生の絵を模写したものになります。(線だけで絵を描いてみたかったので時間短縮もかねて色は塗ってません)
人の作品を模写したものなので自分の作品としては発表しないようにしましょう。どうしてもみせたい場合は、練習用として模写したものだと明記しておきましょう。
理想値90%以上の模写をするために、まずは理想値90%以上になるようにいつも以上に時間をかけて丁寧に模写をします。
この際、なぞりぎみになるのをふせぐためにあえてキャンパスのサイズが一緒にならないようにしています。同じにするとなんとなくでなぞろうとする傾向にあるので、それを防ぐためです(効果あったかはわからんが少しでも意識するためです)。
その影響もあり自分が指定したキャンパスで見ばえがする髪の毛の流れを変更する箇所がでてきたり結構変わってきてしまった部分があるのですが。そこは見た目のイメージが崩れていなければOKとしています。
しかし丁寧に意識して一通り模写したものは大まかには似通っていますが、90%以上の仕上がりにはなりませんでした。
どれだけ自分の感性に頼っても、ずれるもんはずれる。
たくさんこれまで模写してもそうだったように、いきなりは変えることができませんでした。ですが90%以上のしあがりにしないと、その人の絵柄を真似て学ぶことにはならない。
そこで使用したのが定規です。もうなりふりかまってないですね。定規を使って長さを測り、比率を計算しました。
とりあえず理論値さえわかればOKって感じでやってます。物のサイズを測るときに定規やノギスなんかの道具に頼っても、なにも問題ないという考え方です。後こうした具体的な比率を知っておけば、本番に活かしやすいと考えたからです。
そのためにサイズを測りやすい正面からの構図を選んおきました。
この絵だけではサンプルとして不十分なので、他の絵の法則も簡易的にですが調べています。
正面、斜めからの顔、少しふかんぎみな絵、
正面の絵からわりだした比率を考慮しつつ、他の絵を測定します。
描くキャラによる違いも発見したり、模写していく途中で美しい顔の構成要素を調べEラインやデコルテなんかの用語も知ることができ、有意義で面白い時間でした。
キャラによる描きわけや構図違いはありますが、基本的にはほとんどが同じ比率(同じになりやすいのは黄金比率という美しくものがみえる比率がいくつか存在するからです)をされているので、その基本の部分だけを抽出し、模写に応用していきます。そうしてできあがったのがさきほどみせた模写でした。
調べていく中で、この法則が正しいか実証するために4巡目の絵を少しだけ修正しました。
↓
基本となる構成要素をあてはめた口とほっぺに描きなおして、のっぺら顔の修正完了です。
他の部分も適応して直せそうでしたが、時間短縮のために修正はせず、5巡目の絵で適応していくことにしました。
今回丁寧に模写を行ったことで見る力が向上、普段の模写を描くスピードが上がりました。それも嬉しい変化でした。
ここまで独学だけだらけの説明になってしまいましたので、美術的な観点からこの方法について説明は挟んでおきます。
この方法をやっている最中に見ることの重要性にきずき、デッサンの基礎本を買いました。
そこで知ったのは美術の世界では測り棒というものを使っているということです。
そしてこの本にはこう書かれていました。
デッサンをする時に描く前から測っている人をときどきみかけます。
しかしこれはあくまで測量。勘を使っているわけではありませんから、デッサンは上達しません。
「(勘で)描いてから(測り棒で)確認するのが、正しいデッサンの手順です。測り棒を用いたデッサンを重ねることで、徐々に勘を養っていくのです。
水平と垂直、比率、すき間の形、傾き、測り棒を用いてこれら4つのチェックをマスターすれば、勘は磨かれ、やがては測り棒無しでも正しい形を描かえるようになります。
「『勘だけで正確に描けるようになる』ことが真の目標。勘を養うために測り棒は大いに活用しましょう。その時は正しい姿勢でやることを忘れずに」
数値だけさきに測っていた可能性もあるので、めちゃ危なかったです。
最初に勘で描いておかないと本番でそのズレを修正をできない。何度も修正をしていくことで絵は上達していくものだというのは実感していることなので、正しいことを言っているのだとすぐ理解できました。
定規は苦肉の策みたいなものなので毎回使う必要ないです。理屈を知りたい時だけ使いましょう。自分の体の部位も測っておくと、なんで参考書はこの比率を紹介しているのか数値の情報としてつかみやすくもなります。
この本にはデッサンそのもののやり方について描かれているベージもあるのですが、ものをどうとらえるか、どういった所に注意すべきか、描く上で大切にするべき基礎がつまっており、こういった知識を知らないままきた人にはオススメの本です。なにも知らない人は買ってみることを推奨します。
他にデッサンの基礎について書かれた本はあるのでそれでもよいかと思います。
かなり話は脱線しましたが、5巡目の話に戻していきます。
米白粕先生の模写を終えた後、描く題材を決めていきます。
描きたいキャラはすでに決まっていました。
プリコネのキャルちゃんです。本来だったら米白粕先生によせるため、アズレンでお世話になっている伊19か、時々息抜きに観ている星川サラちゃんにすべきだったんだろうけど、時間ないのにゲームのプリコネプレイするくらいキャルちゃんにはまってしまったのでしかたないね。
描くシチュエーションは前回顔のバランスの出来が悪かったので、表情の見栄えがいいシチュエーションにしていきます。
そこで思いついたのは寝起きの顔。
プリコネアニメ版と他のイラストレーターのキャルちゃんのイラスト(めちゃキャルちゃんはまっていたのでキャルちゃんフォルダー作ってました)、米白粕先生のイラストを参考にしつつ描いていきます。
今回は参考用の自撮りを撮影する際に、ポージングと構図はグラビアアイドルを参考にしています。
グラビアアイドルの要素をいれたかったのは、彼女達がかわいいと思える見せ方を熟知した上で写真を撮られており、ひと目みただけで良いと思える要素があったからでした。
上手い人の絵をみていてもグラビアアイドルの見せ方を取り入れていたりするので、かわいい女の子を描きたいと思っている方は参考にしておいたほうが良いと思います。
またこの5巡目はじめた辺りから、一巡目の時に紹介した線の練習をしています。いろいろと他の事に手をだせる余裕がようやくでてきました。
描き始めから二週間後、5巡目の完成です。
ようやく雑みがある程度抜けて、まともにかわいいと思えるしあがりになりました。
良い点
・顔のバランスが今までのものより断然良くなった。
課題だった顔のバランスは米白粕先生の絵を研究した時に得られた比率をキャルちゃん仕様に適応した結果ですね。研究と今までの積み重ねのおかげです。大まかに描けていないと、比率を適応できなかったと思うので、今までやってきたことには意味があったと思います。
・表情芝居に太陽光を加えることで説得力をもたせることができた。
困り過ぎず困らせるということを3巡目の絵でやっていたので、かなり手早くそれらしいことは表現できました。空いてる方は曲げないアレンジがすごくいい。
また参考資料にはなかったまぶしい日差しを描くことで、寝起きとキャルちゃんらしさをさらに表現できた点も良い点ですね。
・これまで描いたことのなかった、アイマスク、ぬいぐるみ、まくら、敷布団を描けた。
やったことのないシリーズ。あるとないとじゃ情報量が違うので挑戦して良かった。改善する点はあるんだろうけど、この点については保留です。
・米白粕先生の要素をいれることができた目がすごくいい!
この点は部分トレースした成果がでてます。描き方はおおよそ解ったので、それをキャルちゃんの色味に変更して適応しています。
以前の絵とはかなり違うのがはっきりしていたので、嬉しい変化です。
悪い点
・髪の毛の塗り方が雑すぎる
作業中は色にムラにあってもいいかなって思って放置していたのですが、時間が経って冷静に見返すと、やっぱりきになる要素でした。
とりあえず適当に処理しすぎて見栄えが悪い。適当さが解るのはよくないので次の課題にしていきます。
・髪の毛の立体感がない。髪の毛らしい毛先の柔らかさが足りない。
描く過程でキャルちゃんのツインテールは意識したのですが、まだまだ描写不足がうきぼりに。真似したい要素を部分的にとりいれようとしたけど、上手くはいきませんでした。
ただ髪の表現については時間がかかると描いてる中で思っていることで、課題にはするものの徐々にレベルアップしてけばという方針でいくようにはしています。
・握ったときの手の長さの感覚が解らず、少し小さく感じる。
おおまかには描けているのですが、細かい部分がだめです。手が広げたら顔の8割くらいという知識はしっているのですが、握ってしまうとその感覚が通用せずおおよそで描いたことが原因です。もっと知識をつけるべき点ですね。
・服のシワがシワらしくない。
ある程度のシワのパーツを描いているだけで、絵に説得力を生み出すようなシワではないといった感じ。試行錯誤してしまう時間も多くて、早めに修正したい箇所ではあるのですが、数をこなして感性をみがきながら修正していくものぽいので、髪と同じで課題にはあげはしますが、徐々にみにつければいいという方針で様子をみることにします。
以前の絵とだいぶ言ってることが変化してきますね。
ようやく大まかなものから、ディテール方面にいけてると思えた瞬間です。
このあたりから参考書を買う量も増えたり、どうしたら良くなるかみたいな技法書にも手をだしていっています。
参考書がどっと増えたので紹介しきれませんが、一つの参考書ではなく、デッサンを含めた複数の参考書をみるようになっています。
6巡目
ここまで2ヶ月と3週間程度。3ヶ月上達法の基本となる3ヶ月が終わろうとしていました。
といっても集大成のものをつくろうとかっていう意識はないですね。
7月7日はララちゃんの誕生日! 祝うしかねぇな!
ということで、1ヶ月ぶりにスタプリキャラに戻っていきます。
まだまだ違うキャラ描いても良かったけど、誕生日は祝わないとかありえないので描いていきます。
とりあえず一巡目の時と気持ちは同じで、ありがとうなどのポジティブなイメージを表現することは意識します。
夏なので海辺も描いておきたい、というかむしろ海辺で遊んだ時にプレゼントを渡すシチュエーションを描いてみたい。
欲望に忠実なのは変わっておらず、描きたいシーンとキャラは速攻できまりました。
追加でふかんの構図と足先を含めた全身を描いたことがなかったので、それも描くことにします。
今回はなにかポージングを参考にしたものはなく、自撮りのポージングは自分で写真を複数枚とってこれがいいというものに決めていきます。
ポートレートの知識は増えてきたけど、見栄えのいい写真をとるというのはなかなかに大変でたが、これが良いなと思えるものを撮影することができました。
自前の参考資料もつくったので、おおまかにはそれを元に描いていきます。
さらに今回はふかんをはじめて描くので、その資料を探すために一巡目の時からためにためてきた上手い人フォルダ-をすべてチェック。
ふかんで描かれいる絵をすべて集めることにしました。
最初は30人くらいを目標にフォルダー別けしていたんですが、きずいたら50人くらいになっていてチェックするの1~2時間くらいかかってましたね。
それでも難しい構図を描くということもあって、非常に参考になりました。
後このタイミングぐらいからクロッキーの練習をはじめています。
線の練習とデッサン能力の向上によって、描くスピードが格段にあがっていたので試しにやってみた所、2分版と10分版(だいたいは7分くらいで描き終わる)を描くことができたので。
描き始める前は「絶対そんな短い時間で人体描けるわけないやろ」って思っていたので嬉しい変化でした。
仕上げ前
↓
仕上げ後
二週間後、6巡目完成。7月7日の誕生日前までに間に合わせることができました。
修正する際の具体例の提示もしておきたいので、今回は仕上げ前と仕上げ後、比較していく所はしていきながら解説していきたいと思います。
良い点
・目の描き方をキャラらしさにあわせつつ、米白粕先生の絵柄をとりいれることができた。
キャラらしい絵というのはやさしさや暖かさといったキャラの個性だけではなく、公式の描き方によせていくことだとも思うので、米白粕先生らしい瞳の大きさではなく、スタプリらしい目の大きさにしました。
そのうえで仕上げ前の絵は瞳孔部分が小さすぎて目立たないので、大きくしてます。目立たせいポイントがあまりにも目立っていないからですね。
ただ米白粕先生らしさも取り入れいと思い、目の瞳孔内にある星の下に、不透明度の薄い黄色を下に置いてみました。その絵柄らしい特徴をいれると0同時に星の光によってできた照り返しの表現にもなりました。
若干の違いできずかない人が多いと思いますが、それだけでもするとしないのでは印象が違っていたので、今までのやり方と変えて良かったです。
他にも大きさの調整や、色味の変化、海の照り返し等、追加していった部分が多く、以前描いたものよりもいい仕上がりになりました。5巡目前の絵と比べてみると、だいぶ印象が違うの伝わると思います。
キャラのイメージによせつつ、絵柄を変えるつうのはバランス感覚が重要で、まだまだこれが最善とはいえないのでもっと可愛いくしていきたいですね。
・はじめて海辺を描き、海辺らしさをだせた。
なにも解らないところのスタートだったので、参考となる絵をみながら海の部分、浜の部分、海と浜の中間部分を色味を別けて描いてみました。
その後にテクスチャーを貼って、海らしさをだしていきます。
一巡目の筒でテクスチャー貼った経験があり、難なく貼ることができました。砂地に関してもフリー素材のテクスチャのせて、砂地らしさを補強しておきます。
波は薄くのせたテクスチャーを基準として、それっぽく描いていく。上手いとはいえませんが海にはみえるのでそれで今はOKだしてます。
その後にもう少し色味の調整、不透明度をさげた青を薄くのせてみたりしました。
最後に太陽光をスクリーンで描いて、夏の海らしさを表現。
はじめての海辺でしたが大まかにやりたいことは取り入れることができ、海の描き方を学ぶことができ、たくさん発見がありました。
・海風の吹いた描写によって髪に躍動感を与えることができた。
髪に立体感がなく、髪らしさもない、
前回のリベンジをしたくてまず思いつたのは動的な動きを髪に与えることでした。
そこで利用したのは風、舞台が海なので強い海風です。
そこで意識したのは髪の表現です。
房のまとまりごと風に吹かせても立体感も髪らしさはでないと、参考にしたイラストから解っていたことなので、房を別けて描くことに注意しました。
房をわけて考えるというのはシンプルそうにみえて難しく、
房をランダムに別けていくと無理がでるので、房ごとの意識はしつつも、一つの房をさらに切り離していくイメージで描くと、バランスが崩れにくかったです。
このあたりの意識は髪の練習を行う過程で、米白粕先生の絵をトレスすることで感覚をつかんでいき、それが描くうえでかなり手助けになりました。
また髪を描く上で5巡目から続けてきた、線の練習が役立ちました。
以前よりもきれいな曲線を描いてる途中でひけるようになってきて、不自然な部分を修正するだけでかなり良いしあがりになったので、日頃から丁寧に描く習慣は改めて大事だと実感しました。
前回課題にあげていた適当に色を塗りすぎていた点については、指先ツールで対処。仕上げで整える際にかなり役立ち、色の雑味がとれたおかげで全体的な印象がよくなりました。
5巡目よりもより描きたい髪に近づいたので、それはOKですね。
でもやっぱ匂いしねぇわ……
悪い点
・手が女性らしくならなかった。
仕上げ前の工程で違和感あってなんとか直そうとしたけど、完全に違和感をとりきることができなかった。修正前よりかは細さを意識したけど、なにかが2、3ミリ感覚でずれてるんだろうね。
後は髪の練習をしていたので、手の練習しなかったのもありますね。
毎回時間をかけて修正しているのですが、違和感を修正前のものよりかなくすということしかできていないので、根本的な改善が必要。
撮影された写真からどうキャラらしさ、表現したい手にしていくか、手の基礎から学んでいく必要がでてきたと思ってます。
・ふかんらしさを表現しきれなかった。
これについてはバースの基礎、そもそもバースをまともに描いてなかったので、それっぽい参考資料をみただけではどうにもならなかった。
描くのが難しいというのもあるけど、基礎を学んでいないことが響いてますね。
前までは後回しにしていい学習だったけど、そろそろ絵に立体感をだす基礎くらいは学んでいかないと伸びなくなるので、早めに学習を済ませて、バースを意識した絵づくりをやってみたいですね。
・足がまったく描けていない
他のところに時間を割いていたので、初めて描く足に対策らしい対策はできませんでした。
写真や実物を参考にとりあえずそれぽいものを描くということをしてみたのですが、それぽいのすら怪しい出来になってしまいました。
足をみせることを目的とした姿勢や構図、全身絵くらいしか足は描く必要がない箇所なので描く頻度が少ない。手なんかの課題も残っているので、後回しの学習にすべきだとは思うけど、いつかはしっかり描くようにしたい。
そのために足が上手いイラストだけでも集めておきたいですね。
・服で可愛いらしさを表現できなかった。
修正前のシワよりも修正後のシワはシンプルなものにしたり、修正前はへそチラしてみたのですが、女性らしいフィルムを強調することができず女性らしい可愛さを服で表現できなかった。
シンプルに夏服描いておけばそれぽい感じになるかと思ったけど、根本的なだささを消せていない。ゆったりとしたダボダボ感で魅力をだしていくのか、すらっとした体つきを強調していくのか、方向性をさだめてないのも問題だったかもしれません。
色使い以前に、着こなしなんかのファッションセンス磨かないと、今後は厳しそうです。
写真を参考に重力で落ちる部分をスカートに描いた点は褒めるとこ。らしさをだす意味ではかなり成功しています。
3巡目でかなり苦戦したのもあって、それとなく描くという工程はだいぶ悩まずに済んでおり、その点は成長と呼んでよいでしょう。
といった感じに反省してみました。
仕上げ前と仕上げ後があると、どこをどう意図して変えたのか解りやすくなるので、残しておいて良かったです。
途中で全自動で修正できる人達とは違うので、どこをどう直したらいいかの指針はその都度もっておいたほうが迷いはなくなると思います。
なにより比較検討することできずけることもたくさんありました。
これからも時々描くキャラにはなっていきそうなので、次描く機会がめちゃ楽しみです。
まとめ
ここまで3ヶ月上達法の過程をみていただきありがとうございました。
書く前はこんな長い文章になるとは思ってなかったです。詳しく書くときめていたので個人的には良いんですが、読者視点ではこんなけ長いとつらいと思うのでそこはマイナスですね。
といっても、ちゃんと記録を残すことがしたかったので、遠慮なく書きすすめてしまいましたが……
実はこれは発見の半分くらいで、
自分の体をみてきずいたこと、参考書みてきずいたことや、
普段の生活できずいたこと、イラストをみてきずいたこと、
写真をみてきずいたこと、練習中にきずいたことなどなど、
動画をみてきずいたこと、
たくさんのきずいていったことについてはまったく触れてないです。
それくらいに絵はたくさんのことにきずけることがありました。
その点については自分で発見してみてください。
たくさんの発見があることで絵は描くことが楽しくなっていくだけではなく、今までよりも広い視野で物事をみられるようになっていくこともすごく楽しかったです。
もし未経験の方でここまでみていただけている方、
「イラストなんて自分じゃ絶対むり。絵心ないの学校で解ってることやし」
みたいに今も思っているかもしれませんが、
絵は理論と練習方さえしっかりしていればある程度は描けるようになります。なので描きたいと思わずとも、ちょっとしたスキルとして欲しいなぁ程度ではじめてもらっても楽しめると思います。
語りたいことは語り終えたので、最後に改めてお礼を。
イラストを参考にさせていただいた方も、そうでない方も、
絵を描くあなた方がいるおかげで楽しい時間を過ごさせてもらっています。
いつもたくさんのイラストを描いていただきありがございました。