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140字小説「脚を取られる」

男は見知らぬ部屋で目を覚ました
部屋を見渡すと脚の壊れた机が散乱している

脚が壊れていない机は男が寝ている長机だけだった

男は長机から降り部屋を調べていると
壊れた机に脚を捕られて転倒しそうになる

男は咄嗟に手を伸ばし長机の脚を強く掴んだ

男の頭に声が響く

『これより脚の引っ張り合いを始める』

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