不安や恐怖、根拠のないラッキーを謳う「占い」はすべて、ドルコスト平均法でガン無視が◎
占いにはさまざまな理論があるようですが、その中に「◯の時代」を謳うものがあります。
約200年ごとに、四大元素と呼ばれる「火→土→風→水」のそれぞれがエネルギーとして台頭する(←この表現が『?』な人も多いかと)という説。
端的にいうと、2020年の年末に、「土の時代」から「風の時代」へと時代が変わったということが占いやスピリチュアル界隈を中心として、SNSではそれにまつわる投稿が数多く踊っています。
そして、始まったばかりの風の時代をうまく生きるには、といった書籍や情報も数多く、出回ってきています。
いろいろありますね……。
ただ、なにせ、この記事を執筆している時点でまだ満1年も経っていないだけに、これからの時代をどう生きるかという処世術として「これ!」という決定打はありません。
そもそも、
「土から風へ時代が変わったなんて、何を根拠に?科学的に正しいの?」
というところで、不信感がある人も多いのではないでしょうか。
実をいうと私自身、占い師ではないし、今の時代の占いというのが軒並み、占いの理論権威主義に呑まれてしまって人が主導・主人公でなくなってしまっている印象を受けており、あまり占いに頼りすぎるのは人間としての自立への成長を妨げる弊害があると感じています。
「◯の時代」という概念の方は珍しく感じる、初めて聞いたという人も、西洋占星術や干支など、馴染みのある占い的な概念はいろいろ、知っているのではないでしょうか。日本だと血液型占いなんてのもありますね(←これって世界的に見ると珍しいようですが、どうなんでしょう?)。
私がここでお伝えしたいのは、占いは怪しい……と世間では言われているにせよ、古今東西、世界的に普及して、多くの人たちが研究し、研鑽を積んで、本業や専業も含めて真剣に取り組んできて現代にしっかり根付いている1つのジャンルです。あまりにも雑に「信憑性がないインチキw」と切り捨ててしまう方が、早計かもしれないということ。
でも同時に、占いの信じ方というか、捉え方、参考の仕方といったものがあり、そこを見誤ると「占い信者」みたいに変な有様になっていく危険も。
そして、ピアノでもサッカーでも茶道や華道、お料理や裁縫などと同様、物事はなんでも、アマチュアレベルででも「ある程度わかる」までには時間と経験が欠かせない。それは占いも同じだということです。
占いを「やる」方ではなく、すでに誰かがやった占いを「聞く」側であっても、占いの「聞き方」「上手な取り入れ方」「控えたほうがいい関わり方」といったものがあるのです。
「え、そんなのがあるの? でも自分は知らないと思う。わかんないよ」
という人が大半だと思います。じゃあどうすればいいのか。
その答えがこの記事タイトルです。
ドルコスト平均法
つまり、なんらかの占いにおいて「こうしたほうがいい」「こうするのはダメ」「こうすると有利or不利」といったどんな情報がまことしやかに謳われているとしても&自分の耳に入ってくるとしても、ガン無視。
どんな運勢だということになっている時期であっても、変わらず動じず、いつもと同じことを継続する
のが長い目で見れば吉、ということです。
その吉が、大吉ではなくて小吉どまりだとしても、凶じゃないならマシじゃないですか。
あまり占いに詳しくないならばこそ、たまさか目にしたり耳にした占いの情報でいちいち、ヒヤッとしたりドキッとしたりするのは、馬鹿馬鹿しいと思いませんか。そういった、脳のリソースを食うわりになんの生産的な結果も出ない類いのことに悩む時間と労力は、本当にもったいないです。
占いは、ガン無視。
景気がいいという話を聞いたからといって初心者が株で博打みたいな大勝負をしかけるとロクなことがない、というのと同じです。
どうせ信じるなら、詳しくなってからね。
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