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続 気になる人がいて

これは少し前の話なのだけれども、ランニングから帰ってきた夫がこう言った。
「いつも見かける人がいてさー、だいたい公園かその前の道なんだけどね。どの曜日でもどの時間帯でも見かけるんだよね。たぶん、普通の仕事していない人だと思う。もしかして、働いてないかもしれない。
でさー、その人、背が高くて顔もちっちゃくて、なんかかっこいいんだよね。何してる人だろ?」

これを聞いてすぐに私は、誰のことなのかピンときた。

「その人、髪をひとつにまとめてる男の人だよねー?素足にビーサン履いてない?」

「あ、そうそう、その人!やっぱ、うさみみも見かけるの?」

ということで、我々夫婦の「気になる人」は、同一人物であるらしいことが判明した。

「平日の日中も見かけるから、サラリーマンじゃないだろうね。図書館にもよくいるんだよ。デザイナーとか、脚本家とか、クリエイター系じゃないかと思うんだけど」

という私に対して、

「俺は、投資家かな、って思うんだけど」と夫。

これといった根拠はない。お互いに、かっこいいその彼に自分の憧れの職業を当てはめているいるだけである。

「うさみみ、今度、彼に話しかけてみてよ。『何されている人ですか?』ってさ」

「え!なんで私が?」

「こういうときはさ、異性の方がいいんだってば」

と、なぜか、夫からよその殿方とお近づきになるように勧められるという、奇妙な展開になった。

振り返ると、2023年から気になっている彼。
2025年は進展があるのかないのか!?

ということで、相変わらずオチも教訓もない話を綴るnoteではありますが、
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いします!


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