晩夏から冬へ、3週間の宮古島・来間島のくらし
宮古島に行くと決めたのは8月。そして11月後半、宮古島に降り立って3週間の滞在。
波乱万丈なんて展開はないものの、日々過ごした島暮らしを振り返ってみます。
簡単にまとめたら、楽しかったなぁ…のひとことです。
宮古島に決めた理由
『ワーケーションでどこかへ行こう!』
いつ?どこへ?
と考えたとき、浮かんだのが沖縄。
12月、夫が沖縄のマラソン大会に参加する。私は応援に行く予定。
それなら、先に沖縄に行って、マラソン大会で合流したらいいじゃん!
ふむふむ沖縄ね!って思ったのが、宮古島ワーケーションへの第一歩でした。
そして「沖縄 コリビング」だったか、「沖縄 ワーケーション」で検索して見つけたのが、たぶん検索トップに出てきた「ヤッカヤッカコリビング」さんだった。
たまたま見つけた場所が宮古島だった ーー
というのが宮古島に決まった理由です。
拠点は住まいと仕事が同じ場所、コリビング
ホテルワーケーションも快適でよさそうだけれど、私はコリビング(Co-living/シェアハウス+コワーキングスペース)滞在が希望。
ホテルにこもって仕事だと人と話さなすぎるし、外食オンリーってお財布が悲鳴をあげちゃうので。
結果的にヤッカヤッカコリビングさんしか見てないのだけれど、決めた要素としては、
快適なWi-Fi環境があり、Zoom接続が問題ないこと
個室があること
キッチンがあって自炊できること
という自分なりの重要ポイントがそろっていたところ。さらには、
月額プランがありコストが抑えられること
モニターを貸し出してくれること
というのもうれしいプラスα要素でした。
実際に来てみたら、洗濯無料でできたり、自転車貸してもらえたり、車も買い物で使う?と聞いてくれたり(残念ながら運転できない)という痒い所に手が届くのもとてもありがたかった!
正直なところオープンしたばかりで、利用者の口コミ的なものが見つけらず若干の神頼み感もあって。今まではお試し宿泊をしてからワーケーションしていたけれど、移動費高いからと行かずに決めたのでドキドキでした。
最悪帰っちゃったりホテル行っちゃえばいいかと。これは杞憂に終わりました、よかった…。
軽い軟禁状態だった来間島
ヤッカヤッカコリビングさんは、宮古島というか、正確には宮古島から橋を渡った「来間島(くりまじま)」にあります。
宮古空港から10km、来間大橋を渡ってたどり着く島。
コンビニ・スーパーは来間島にはなくて!橋を渡って、最寄りでも5km先まで行かないと買い物できない!
行く前にGoogleマップで「商店」とつくお店が来間島内にあったから、パンやカップ麺くらいは買えるかなーなんて思っていたけど、来たらそんな店はなかったわけで。
コリビングの徒歩圏内には飲食店が数件、夜営業は2店舗。ランチは5店舗くらい。冬季休業や、不定期営業のお店もある。閑散期だものね。
バスも1〜2時間に1本で、19時前に宮古島の中心地(平良エリア)を出ないと帰って来れないとか制約もありつつ。
ある程度の不便さは予想してたけど、島からなかなか出ずらい環境ではありました。
私は車の運転ができないから尚更。
自転車を貸してもらえたので、休日は5キロ先のスーパーにも行ったり。バスで市内出てどっさり買い物したり。
一度陽が沈んでから5キロ先のスーパーに行ったけど、もう止めようと思う道の暗さでした。ヘッテン(ヘッドライト)つけても暗すぎました。
バスと自転車と足を駆使して散策
ワーケーション、ワークとバケーション。
3週間いることで、3回の週末を観光や散策に充てることができました。
車に乗れないので、遠出の移動手段は主にバス。近場は自転車。
家族が来たときにレンタカーを借りてもらって島巡り。そんな観光もできました。
バスは本数が少ないのと、場所によっては結構な待ち時間を含めた乗換が必要なので、行き当たりばったりだと結構危険…笑。
時刻表と天気予報とにらめっこしながら、どこへ行こうかと考えてました。
ループバスで「東平安名崎」まで行って、バスが終点まで行って折り返してくる間に観光ができる!
と奇跡の発見(全然そんなじゃない)かのようなこれだ!なアイデアで、スーパーで買いこんだ食材を背負ったまま灯台観光へ。
受付の方が気を遣ってくださり、重たい荷物を預かってくれたので、身軽に散策できました。(リュックに2Lの水が2本入ってた)
直接の知り合いじゃないけれど、紹介してもらったカフェへ行こうと計画。しかし来間島からでは、バスの乗換待ち時間込みで片道2時間。
えぇ…移動めんd…い。
と思って、走っていくことにしました。自転車は置いてこれないけど、身ひとつならタクシーとかバスとかどうにかなるかなと思って。
ユートピアファームでパフェを食べてお花を見て、イムギャーマリンガーデンでビーチとは様相の異なる海の景色を眺めて。
約20kmをのんびりジョギングときどき歩きながら、カフェへと向かうのも、長期滞在だからこその選択。短い滞在だったら、この移動時間ほかのことに使いたいもん…。
遠出をしない日は、自転車で近場のビーチへ。バスと違って時間を気にせず好きなときに移動ができるので活用させてもらいました。
当たらなすぎる天気予報、いい意味でも裏切られた
到着日の天気予報は嵐、ARASHI!
強風と大雨だなんて残念すぎる。しかも、その先何日も曇りや雨予報。楽しみな気持ちをペシャンコにしてくれる。
しかし、いざ到着したら、雨は上がり虹が出て、少し太陽も顔を覗かせてくれた!ジワジワうれしさが胸に浸透する。いい旅になると思い込める展開。
そして嵐の後だから蒸し暑い。重ね着してた長袖シャツをすぐ脱いでしまうほどに。まだ夏が残っていた!
その後も天気予報は曇りや雨が多かったけれど、晴れた日も多くて。
次の日どころか、その日の天気も当たらない。
これは風が強いから、雲の流れが変わってしまう影響なんだろうか?
11月後半〜12月前半は晴れが多めで、ジリジリ日焼けをする陽気。実際サンダル焼けもしました。
12月中旬あたりから半袖では寒くなってきて、曇り雨と強風。毎日風速10メートルくらい、だから体感温度も下がって。
季節の移り変わりを感じました。
天気予報は当たらない
今年は雨が多い
今年は気温が下がるのが遅かった
そんなことを地元の方にも教えてもらいました。
お気に入り・よく行った場所
何度も行ける場所は限られるものの、3週間いればお気に入りの場所もできました。※リンクはGoogleマップです。
ビーチ
長間浜(来間島)
白い砂浜場広がるビーチ。ウェディングフォトを撮影しているカップルも見かけました。無人野菜売り場に車が駐車できます。
ムスヌン浜(来間島)
来間島で夕陽を見るならこのビーチ、とのこと。砂浜よりも岩場多め。
アスファルトの駐車スペースがあるので車でも行きやすいです。
パチャビーチ(来間島)
来間島の橋を渡ってすぐのビーチ。漁港の海がこんなきれいだなんて…と驚き。住まいから一番近いこともあって、散策によく行くビーチでした。
与那覇前浜(宮古島市 )
東洋一の美しさと言われるビーチ。たしかに白い砂と海の青さは際立っていました!
有名なので観光客の方も多く、パラソル設置やアクティビティもできたり。駐車場に足を洗うスペースもありました。
西浜ビーチ(宮古島市 )
与那覇前浜ビーチから続く西浜ビーチ。波が穏やかで人も全然いない、静かなビーチでお気に入りでした。
飲食店
沖縄そば まるかみ(来間島)
ランチ時に開店している沖縄そば店。麺はストレートとちぢれ麺の2種、手打ちだそうです。小サイズがあるのもうれしいポイント。小だとお肉も1枚減ります。
お肉がトロトロほろほろで、スープはあっさりしつつも肉の旨味も加わって。美味しい近いしで何度か伺いました。
花風(来間島)
沖縄のお母さんのお店、という食事処。ひとりで切り盛りなさってました。
数少ない昼・夜営業のお店。夜も定食が食べられて、ひとり食事もしやすいかったです。はじめて食べたマース煮(塩煮つけ)が美味しかったです。
ヤッカヤッカ(来間島)
ランチ営業のカフェ。カレーとスイーツがメインで、こちらもひとりで営業されてます。
旨味のあるビーフカレーが美味しかったです。
AOSORA PARLOR(来間島)
メニュー豊富なスムージー店。夏はサーターアンダギーも販売。(12月訪問時、店員さんに夏だけ販売と言われたのですが、私は11月に買ったんだよな…と思ったり。笑)
スムージーって味想像しやすいし…と思ってましたが、紫芋&胡麻のスムージーが胡麻が効いていて美味しくてびっくり!胡麻好きにおすすめです。
カフェ&バー レインボーフィッシュ(来間島)
美味しいパスタが食べられるとの口コミを見て訪問。もちもちパスタ、たしかに美味しかったです。
そしてお店はオーナーご自身のセルフビルド。3年かけて建てられてという、温かみのある店内もゆったり感があって好きです。
皆愛屋(宮古島市 )
来間大橋を渡ってすぐの人気店。閑散期の平日に訪問しましたが2~3組待ち。
ゆし豆腐そば、豆腐がどっさり入ってボリューミー。スープが優しい味で、心身に染み渡る味。肉入りも人気なようです。
畑の中のジュース屋さん(宮古島市 上地)
看板が気になって突撃。日曜日は閉まってました。
パウチに入ったジュース、名の通りマンゴーそのまま飲んでる感じで濃くて美味しいです!
宮古島 カフェ ニュイス(宮古島市 城辺)
知り合いの知り合いの知り合い…くらいの方が運営されてると聞いたので訪問。来間島からだとバスのアクセスが悪いので、車か平良からのバスで行くのがおすすめです。
プレートランチも美味しそうでしたが、がっつり食べたくてホットサンドを選択。ぽっと田舎にあるおしゃれなカフェという感じでのんびりできます。
お土産屋さんや空港でもニュイスさんのコーヒーを見かけました。
生活
エーコープ 下地店(宮古島)
来間島の最寄に合ったのがエーコープ下地店。コンビニほどの大きさで、最低限の買い物はできる品ぞろえ。調味料系は結構豊富でお弁当も販売。
野菜系はお値段したのでなかなか手が出せずでした。
サンエー(宮古島市内に複数店舗 )
一番お世話になったスーパー、宮古島内に何店舗かあったサンエーさん。空港から徒歩圏内にも。
ローソン系なのか、ローソンのPB商品や成城石井ブランドも置いてありました。コンビニはファミマしかないので、ローソンっぽいものが欲しいときはサンエーへ行けばOK?
島の駅みやこ(宮古島市 )
道の駅的な生鮮食品とお土産、パン屋さんとフードコートで構成。地元野菜を買いに2度伺いました。
アチコーコー(熱々)お豆腐をたまたま買ったのですが、ぎゅっと濃厚で美味!もう一度食べたかったです。
観光
ユートピアファーム宮古島(宮古島市 )
ブーゲンビリアとハイビスカス、夏場はマンゴーなどの果樹園が見学できる施設。
パフェ目当てで訪問しましたが、ブーゲンビリアに包まれるかわいらしい空間がとても素敵でした。
イムギャーマリンガーデン/インギャーマリンガーデン(宮古島市 )
自然のプールのような入り江で穏やかな海。カヤックやシュノーケルを初心者が安全に楽しくできそうな場所に見えました。
一望できる展望台もあり、ビーチとはまた違う景観が楽しめました。
17END(下地島)
下地島空港につながるビーチ。下地島空港を利用する場合は、このエメラルドグリーンの海を眺めながら島に降り立つと思うと、ワクワクしそうです。
私は日曜日に行ったこともあってか、結構観光客の方を見かけました。
宮古島ICT交流センター(宮古島市 )
宮古島のワーケーションスポットを検索して偶然見つけたICT交流センター。
下地庁舎の一角をを改修したコワーキングスポット。議会室がそのまま使えるシュールで面白い空間。高速Wi-Fi、個室、会議室など充実した施設です。
その他の写真で思い出
宮古島ワーケーションのまとめ
多少の不便さはあるものの、自然豊かでゆったり過ごすにはもってこいな来間島・宮古島でのワーケーションな3週間でした。
タイミング合わずダイビングできなかったのと、コリビングが貸し切りで人と話す機会が少なかったのが少々残念だったかな、という感じです。
とはいえ、青い海をひたすらに堪能して、日本って小さい島国なのに、こんなに違うのか―!と驚いたり。
夫とオンラインで話すときの服装の違い(こっちはTシャツ、あっちはもこもこ)で気温差も感じたり。
南国を満喫させてもらえました。
宮古ブルーに心が溶かされる
11月は30℃近い夏の日も!12月は強風曇天で一気に冬感
海の青さを堪能したいなら11月までがいいかも
12月は観光客が減る季節だから混雑しない
来間島はスーパーもコンビニもない
バスは数時間に1本
バスを使っての観光は時間配分を計画的に