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おすすめされた楽曲聴いてみた⑮

お疲れ様です。
今回はリクエストもらったやつから「割と最近寄りの楽曲で知らん曲とアーティスト」をテーマで取り上げます。以下で取り上げる方たち、筆者マジでゼロ知識です。こういうのを拾いたいからこの企画始めたとこあります。がんばります。

・ハツラツ / カラコルムの山々
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

東京発、2021年より活動している4人組バンドらしいです。
これは…音楽偏差値が高い方たちによるサウンドだ…意識が高い…。なんだろう。聴く分にはそこまで敷居が高くないけど「好き」になるにはリテラシーが必要という感じですかね。
バンド名を聞いて軽く想像したどこか民俗的な雰囲気を纏いつつ、この曲に関して言うとシティポップ的な音作りに変拍子など何度も変わる展開。ただ前述しましたが聴きやすくはあるんですよね。バース全体のポエトリーラップはお洒落ですしサビメロもちゃんと歌を届けてくれる。
他の楽曲も聴きましたが明らかに天才の作ってる音楽だし、故に抽象的で珍奇で難解。ハマる人にはおそらく超ハマる。自分は今んとこそこまで。


・Gloomy Day / ロザリーナ
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

2016年デビューの女性シンガーの楽曲。名前と歌唱において独特の節回しで外国の方なのかなと思って調べたら純日本人なんですね。けっこうアニメタイアップとかやってるんですね(プペルの曲歌ってる…)。脳にインプットされてないだけでどこかで恐らく何度か名前は見かけてるんでしょう。

いわゆるマスに向けた「J-POP」で勝負されてる感じですね。ソニー所属らしく、なるほど分かる~~~となりました。アニソンそこそこ通じてる方にこのノンバーバルな印象伝われ。このタイプは「とにかく良い歌と曲」で勝負しなきゃな実はハードル超高いこと求められてるんですが、水準はとても良質だと思います。これ作曲シライシ紗トリさんなんですね。歌詞も前向きでスタンダードな歌謡曲なんですが、この方のハスキーな声質と譜面をなぞるだけじゃないニュアンスの入れ方が決して単調であったり陳腐にならない楽曲としての説得力を強めていると感じます。
いい曲だと思いますが"好き度"的に言うとこの"ジャンルもの"としての評点はこのくらいで…


・1977 / 8otto
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

「オットー」と読むらしいです。1999年から活動しているバンドとのことでベテランですね。こちらは2007年発表の楽曲とのこと。MV観たらドラムボーカルだ、面白い。
全体的にグランジ的な音ですね。でもアプローチ的にはダンスロックの方向なのかな?ベースがうねっててグルーヴ重視な感じ。それこそ結束バンドとかの楽曲(青春コンプレックスとか)のルーツを辿って行ったときに一つの方向性な気もするなーこの感じ、と思い調べたらこの8otto、アジカンが盟友なんですね。これ書いてるいまちょっとドヤ顔してます。


・夏日漱石(Summer Cozy Rock) / Orange Ocean
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

どういうこと??水カンみたいな??って曲タイトルで調べてみたら中国のバンドとのことで更にどういうこと??ってなってます。聴いてみたら全英詞だし。あとちゃんとタイトル見たら「夏日」漱石だった。
…いやめっちゃいいですね!超聴きやすくておしゃれなシューゲイザー!以前Parannoulを取り上げた事がありましたが、パラヌルがいわゆるロキノン系リスペクトだとしたらこちらはUKオルタナぽい感じ。シューゲイザーが大衆から忌避されがちな理由としては「(身も蓋もなく)うるせえ」「何やってるか分からん」とかがあるんだと思いますが、このバンドは何やってるか分かる。近々の楽曲も聴いてみたらブリティッシュロックに振っててシューゲイザーで当てはめていいのかという問題はありますが。好き曲です。


・fever / Laura day romance
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

2017年結成の男女混合バンド。この楽曲は2021年とのこと。

…ありがとうございます!刺さりました、すき曲です!
全体的にはインディロックに該当する音像だと思うんですが、サーフぽいお茶目な感じもあり。そして乗るメロは非常に歌謡曲的でもあって。この曲に関しては荒井由実(松任谷じゃなく)的な叙情的ポップで非常にキャッチー。ボーカルもハスキーだけど安心感のある(例えるならHomecomings)声質で落ち着いて聴ける。
全部ではないですがサブスクでざっと他の曲も聴いたんですがこのfeverが断トツ自分の好みでした。すごいすねオススメしてくれた方。自分の好みと同じかそれとも弊アカウントの好みを分かっているか。

・lookback&kick / Laura day romance
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

続いてこちらも同バンドから。これもいいですね!前曲に比べるとよりサーフぽい感じ、なんなら渋谷系みもありますね。男女ツインボーカルが目立つ楽曲というのもあるかもしれない。UKインディを軸にしつつ色んなジャンルの良いとこどりをしてちゃんと「邦楽」にしてるのがめちゃ推せるポイントですね。「何だかんだボーカルがある曲はメロがキャッチーじゃなきゃダメでしょ、でも普通の売れ線ポップはいやなんだよな」と思ってる自分にめちゃマッチングしてます。言うて国民の大半こんな感じだと思うのでこのバンドは見つかったら間違いなく売れますね。

・可愛いユナちゃん / 超☆社会的サンダル
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

2021年結成のバンド、この楽曲はつい最近サブスク配信されました。「反社会的サンダル」から改名したらしいです。反社はさすがにアウト判定だったんですかね。
超☆個性的なバンド名と曲名からどんなカオスなの飛び出してくるかなと思い再生したら曲自体はめちゃくちゃ王道の聴きやすいガールズロック。普通に好き。この曲単体で既アーティストに例えると銀杏とさユりと大森靖子を2:5:3で混ぜましたみたいな。旧名時代の曲漁ってみたらこっちはかまってちゃん的な宅録デジサウンドぽい感じでむしろ音楽性的にはこっちなのかな。いわゆる「病み」系アーティストに露骨に分類される売り出し方なのかな、とも思いつつ公式で上がってるライブ映像とか見たらなかなか硬派にロックロックしてる感じでもあるので今後の音楽性が楽しみ。


・Desertifacation / Yangbans
(好き度:☆☆☆☆☆)

韓国の6人組バンド、ヤンバンズと呼ぶそうです。2014年から活動しており現体制になったのは2019年とのこと。こちらのリクエストいただいた曲は今年10月に発表ほやほやのEP。
はぇ~なんかイントロめっちゃ壮大だぁ…と思ってて聴いてたらファンキーなギターリフが急に出てきてもろレッチリやんけ!!!ってなりました。いや正直笑っちゃったよ。レッチリがどうという訳じゃないんだが令和の新曲としてこの音が鳴るんか、というのはある。あとイントロの超新星爆発感からの落差だったので。まさか他もこんな感じなん?と漁ってみたらおされジャズファンクやシティポップ多くて作風こっちじゃん!となりました。「Through the Tunnel」良い曲ですね。
どう考えてもこのバンドを聴くうえでお勧めする一曲目じゃないだろ、という意味でこれをリクエストしてくれた意図はすごい気になります。この反応で宜しかったでしょうか。


・星屑サーチライト / arban
(好き度:☆☆☆☆☆)

恋愛リアリティショーに現在進行形で参加してる女子3人により構成されるグループが今年発表した楽曲、らしい。そっかそっか(真顔)
初聴で「ん?活動歴短い地下アイドルとかそういう感じ?」と思った違和感はそういうことか。声質はかわいいけど発声がうん…という感じで。
曲自体はそこまで嫌いじゃないです。サビ始まりの美メロとキラキラ編曲はあざといな~~と思いつつむしろ好き寄り。プロの作編曲にだいぶ助けられてるな~とクレジット検索したらイコジョイとか48系列に提供されてる方みたい。曲自体はいいんだけどとにかくボーカルの弱さがうん…という。あとMVが死ぬほど低予算かつ棒演技なんだけどこれが今のティーンにはよしとされてるんですかね。年齢倍近くのおじさんには分からんです。


今週は以上。
基本的に現在このマガジンでは歌詞考察や楽曲分析というよりはあくまで右脳的な直観の音楽感想スタイルでやっていく方針です。
それでも良い!という方は、あなたのおすすめ曲を教えていただければこの記事シリーズで短めの感想書きます。上の質問箱リンクでもいいですし特に送ってくれた方のお名前出す気もないのでTwitterでもこのnoteコメとかでもいいです。あと一気に一つの枠で何曲も頂けるとすごい嬉しくはあるんですが記事書くにあたりちょい大変なので多くても4,5曲とかにしていただけると嬉しいな…とは。
これを書いてる現在近々で頂いたリクエストもありますが、とりあえずリスト溜めてた分はほぼ消化しました。なので来週からは更新頻度下がるかも。


それでは、また次の記事で。


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