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おすすめされた楽曲聴いてみた⑰

お疲れ様です。
本題の前に筆者の近況をちょっと。最近このnoteきっかけでインターネットニュース番組「ABEMA Prime」からの電話取材を受けました。取材受けただけなので特に番組には全く関わらないんですがnote続けてるとおもろいこともあるもんですね。

そして昨年、一か月ほどこちらのマガジンおやすみしてましたがリストがいつの間にか増えてます。その他テーマ含めてしばらく週1更新できるくらいには。あとは自分のやる気次第です。

・アンリアル / Arika
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

これは良いですね…あいちゅんで単曲204円なので買っちゃいました。
声優の夏吉ゆうこさんがボーカルを務める音楽ユニットとのことです、Arika。初見でした。
ドラムンベースにサイバーなトラック、確かな歌唱力に更にボーカルエフェクトがかかって迫力のあるサウンドになってます。こういう類の楽曲、コロナ禍ちょい前は流行ってた気がするんですがいまは音数少ないのがトレンドなのであんま見なくなっちゃいましたね。でもすごい好みなんですよこういうの、ほかの楽曲も聴きましたが「暮暮」とかはかなり今ぽい。
それが持ち味というのは承知なんですがこのArika、ボーカルが声優さんということもあり"発声がはっきりしすぎてる"感がちょっとアニソンみ強いのかなとも。もうちょい歌が無機質だとトラックとの調和がとれて一般層にも咀嚼しやすい感じになるのかなと勝手ながら思いました。

・フローリア / ヒバナ
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

えっ…あっ…好きですねこれ…
ひとつ前のArikaといい「このアカウントにはこういうの与えときゃええやろ」を見透かされている感じがして悔しいです。
曲名の方がフローリア、アーティスト名がヒバナですね。

ピアノの導入からウィスパー気味に詞の物語を紡ぐ女子ボーカルで「おっヨルシカ始まった?」と思ってたら徐々にEDMの波動を感じさせ…大サビ…ドロップ!??まじで??うわー嬉しい!!!となりました。弊アカウント、10年代中期頃に流行った「サビ歌わない曲ブーム」けっこう好きでした。猫も杓子もあればかりになったのはどうかと思ったけど。そのドロップも変則的なリズムパターンになっており、それが曲中におけるサウンドとしての焦燥感や詞世界の表現にもなってるんですね。ベタっちゃベタなんですがこの同人感わたしは超すきです。
他の曲も追いましたが全体的に雰囲気が好きですね、KOTONOHOUSEとかみたいなキュートエレクトロ感、ずとまよ、ヨルシカみたいな"物語”感、壮大な下北ロック感、色々な良いとこどりをしていてこのヒバナというユニット、近いうちにバズってもおかしくないのかなと思いました。ただ「〇〇っぽい」で各曲説明がついちゃうような気もするので、このユニットならではのオリジナル感をプラスして打ち出せたらブレイクは近いと思います。

・無路矢 / MyGO!!!!!
(好き度:☆☆☆☆☆)

なんのアニメかと思ったらバンドリでしたか。実はほぼ通ってないのです…
キャスト一覧いたら林鼓子さんいるじゃないですか!!WUG亡霊の心が疼きますねと楽曲聴いたらドラムなのでボーカルにはあまり参加してないのかな、残念。

これは…予想以上にサウンドが渋い…がっつりブルージーというかコテコテなリフからのちょいHRっぽいアプローチ。80's意識みたいですが初期weezerみたいなノリもあるんでしょうか。
そして主メロにがっつり被る形でのコーラス、いやもうこれ完全に2つ目の主メロですね。この構成をどう捉えるか問題。個人的にツインボーカルバンドはすごい好きなんですが、この曲に関しては高音サイドの主張が強すぎて…もうちょいハモって欲しかったなと自分的には。
あとこの曲、原曲のMIXがあまり好みじゃないです。断然こっちのライブ音源のがいいですね。


・さよならのすゝめ、今日のつづき / Reol
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

Reolさん、名は存じてましたが今年のるろ剣タイアップではじめて曲を聴きました。めちゃ歌うまですよねこの方、そしていわゆる蒼井エイル系統の方と思いきや作曲もがっつりやってるバリバリのウェルメイドクリエイターなんすね、活動歴も長い。
代表曲に見られる勇ましく攻撃的なエレクトロミュージックから一転、こちらはチル寄りのR&B。宇多田ヒカル『BADモード』に入ってても違和感ないかも知れません。音が優しいですね。喪失を歌っている曲なので歌声も切なさを前面に押し出していて。彼女の中でも入りやすい曲です。

・1000年愛 / 藤川千愛
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

藤川千愛さんは勿論知ってますよ~、この方がいる時代のまねきケチャは聴いてました。なんなら実はTIF一回だけ行ったことあるんですがフリーのハイタッチ会やってたので参加したことあります。
最近あまり追ってなかったんですが、いま本人が詞書いてるんですね、古谷さん時代の情念100%恨み節みたいなのもあれはあれで味がありましたが。作曲はまねき時代に「きみわずらい」などの代表曲を作ったエレガの藤永さんでこちらのクリエイト体制は継続みたいです。

聴いた感想は「キャッチーで悪くない曲だけどじゃあ何が良いっていうかとむつかしい」みたいな感じかな…良いんだけどね。「これじゃなくてもいい」というか。彼女ソロ全体に思うのだけど、いい曲にいい歌で応えてるけどもそれ以上の引きが…という感じ。まねき時代の場合は無駄に演歌みたいな詞を個性的な歌声の各メンバーが歌うなかでそこにアイドル離れした歌唱力の藤川千愛がいる、という感じでしたがソロとなると一本調子に正直感じてしまいます。そもそも藤永さんの作風が王道正統派ポップなのでそこのマンネリ感も多少は…この曲もアニソンタイアップというのもあり詞は無難な感じですし。
いや全然いい曲なんですよ、個人的に筆者がグループ時代に歌ってた藤川さんの幻影に囚われてるだけです。
そういや「1000年愛」って千愛ですね。そこはとても粋です。

・Prism / 浜田麻里
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

ヤバ歌うまメタルお姉さまという知識だけ、楽曲は今まで聴いたことありませんでした、浜田麻里。新譜より一曲とのことなんですが還暦でこの歌唱力なのやばいですね。シンフォニック・メタルでいいんですかねこのジャンル。明らかに鳴ってる音は激重なんですがメロがキャッチーなのもあって聴きやすいです。間奏ソロがちょっとバロック入ってる感じなのもおもしろい。ただ筆者好み的にツーバスが好きじゃないんですよね…メタル全否定みたいになっちゃって申し訳なんですが…前にも書いたかもですがツーバスと2ビートはどうしても性に合わなくて…
この曲の感想とは違うかもなんですが、筆者が中学時代に一聴して衝撃を受けたクリエイター集団Elements Gardenの源流ってこういうメタル要素だったんだろうなぁなんてことを思いました。

・夏の花 / 瀧川ありさ
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

瀧川ありささん!存じております!
アニメタイアップで一時期プッシュされてましたよね~、当時聴いてた鷲崎健さんとのラジオにゲストで出演されていて、彼女のハロプロ好きにフィーチャーしてたトークを繰り広げていた記憶があります。あとwiki見たら閃光ライオット出身なんですね、バンド解散してソロデビューという経緯らしいです。
この曲自体は初聴でしたが透明感のある誠実なポップスですね。明るく癖のないミディアムチューンで聴きやすい。ZARDとかかつてのビーイングぽい感じもありますね。MVも爽やか。そしてめちゃくちゃ美人さんですねえ、ティーンよりおじさん受けが良さそう。

・さよならのゆくえ / 瀧川ありさ
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

そう、この曲で自分彼女を認識したんだった。化物語シリーズのやつでしたよね、河野マリナとかもだけどその当時プッシュ枠の女性シンガーがEDになってた記憶がある。
いや改めて聴いたけどこれこんないい曲だったっけ?当時の自分はそこまで刺さらなかった気がするけどいま聴くとまったく感想が変わってる…。

全体的にはバンドサウンドが目立つ、疾走感あるポップロックなんですかタイトル通りどこか郷愁を誘うサウンド作りとメロ運び。上記の"夏の花"でも感じたんですが、やってることは非常に王道ポップだけど「季節感と切なさ」を楽曲に乗せるのが非常にうまい方だな、という感想を持ちました。
瀧川さん、これ以降もリリースあるけどいまいちヒットとはいかず、オタクに刺さりきらなかった感があるのはあまりにも女子アナみある綺麗なお姉さん過ぎたのかな、声もアニメ系ではないし…という邪推を添えて。

・ウェーイTOKYO / フジコーズ
(好き度:☆☆☆☆☆)

リクエストに康作詞らしい、との一言が添えられた当案件。どういうこと…とMV開いたらなるほど、オールナイトフジコに参加してる子たちの曲なんですね。番組は見たことないけどあまりいい噂が流れてきてないことだけ知ってる。
番組メイキングみたいな演出のMV導入でウッとなり、けたたましいイントロと女の子たちのボディコン衣装と素人みなダンス(振付CRE8BOYなんかい)でウッッとなったのがまず第一印象です。要は「あの時のバブルをもう一度」を色んなおっさんが令和のこの時代にやってる超グロい座組。ずっと画面見ながら顔顰めてました。
ただ曲自体はキャッチーではありますよねこれ、日向坂のキツネとか結構近いかも知れない。5人時代のももクロとかが歌ってても違和感ないかも知れん。作曲調べたらaokadoさんじゃねーかっていう。「この番組コンテンツ」としてでなく「既にイメージが固まってるアイドルグループのおふざけユニット曲」とかで聴く分にはいい曲なんだと思う。
これは本当に筆者におすすめしたかったのか、単にこれを元にどんな感想文書くんやろこいつで送られてきたのかどっちなんだい。



今週は以上。
基本的に現在このマガジンでは歌詞考察や楽曲分析というよりはあくまで右脳的な直観の音楽感想スタイルでやっていく方針です。

それでも良い!という方は、あなたのおすすめ曲を教えていただければこの記事シリーズで短めの感想書きます。上の質問箱リンクでもいいですし特に送ってくれた方のお名前出す気もないのでTwitterでもこのnoteコメとかでもいいです。随時募集中ですが記事に反映されるまで1ケ月前後くらいはラグあると思われます。ご了承ください。
それでは、また次の記事で。

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