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櫻坂46『Addiction』曲順考えてみた


まえがき

本稿は、2ndアルバム『Addiction』を4月30日にリリースする櫻坂46についての記事です。櫻坂単体での記事はお久しぶりですね。

今作、初回限定版にドーム公演のBlu-ray丸々付いてくるんですね。プラスでタイプAは2CD、10k切るとのこと。これはファンからしたらお得。
いや今までライブ2,3分割してシングルやらアルバムに入れてたじゃないですか。そんなんできるなら最初からお願いしますよ

そんなこんなで前作『As you know?』より約3年ぶりのリリースなのですが、実は弊アカウント、当時こんな記事を書いていたのです。

記事を要約すると「アルバムっていうならその曲順どうなんだろう」「じゃわたしなりの理由で曲順考えた妄想置いときますね」という感じです。

前作『As you know?』が時系列でMVがある楽曲を並べ、間に新曲を挟んだ曲順で。櫻坂の楽曲は坂道シリーズの中でも特に力が入っていると個人的には感じていたため、がっかりしてしまったのは正味。

なので、「正式な曲順が発表される前に"ぼくがかんがえたさいきょうの『Addiction』を妄想しちゃおう"」というのが今回の趣旨です。
(※本稿は、アルバム発売前でありリリース情報が出た2日後である2025年2月23日に投稿しています)


『Addiction』(Special Edition)曲目予想

その前にまず現実的な予想を。
坂道シリーズのアルバム曲順あるあるとして
「だいたいシングル曲は時系列順(もしくは最新から遡る)に並べられる」
「そのほかの収録は各シングルの共通カップリング」
「新曲は数曲、TYPE別で分散収録される。順番は最初か最後に配置」
というのがありまして。

これはまあ、コロナ禍以前はまったくこの界隈を知らなかったいち音楽ファンとしてはカルチャーショックでもあり。
でもまあ、新曲については各シングルごと6,7曲のEPとして出てるってことだもんな…バンドだったらそんなのあり得ないもんな…と納得はしつつも。
実際、配信で全曲入りを購入できる(Special Edition)が毎度リリースされるのは有難いとも思ってます。
ということで、おそらく出るであろうそちらの選曲予想。

『Addiction』(Special Edition)曲目予想
1.新曲※リード曲(そのまま『Addiction』とかなのかな)
2.UDAGAWA GENERATION [11th] 
3.Nightmare症候群
4.Nothing special
5.I want tomorrow to come
[10th]
6.本質的なこと
7.僕は僕を好きになれない
8.自業自得
[9th]
9.引きこもる時間はない
10.愛し合いなさい
11.何歳の頃に戻りたいのか?
[8th]
12.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
13.油を注せ!
14.承認欲求
[7th]
15.マモリビト
16.隙間風よ
17.Start over!
[6th]
18.静寂の暴力
19.ドローン旋回中
20.桜月
[5th]
21.Cool
22.夏の近道
23.新曲
(3期生曲)
24.新曲
(2期生曲)
25.新曲
(誰かと誰かのデュエット)
26.新曲
(ユニット曲)

たぶんこんな感じだと思います。
前作と同様、シングルとMVがあるカップリング曲を新しい順からソートしていくやつ。最後に期別曲とユニット曲が添えられるやつ。
楽曲人気を受けて『TOKYO SNOW』『マンホールの蓋の上』『Anthem time』『もう一曲欲しいのかい?』あたりがこれに加わる可能性はあるかなあ。2CD=Special Edition全乗せということなのかもね。

『Addiction』こうだったらいいなぁ~妄想曲順

そして本題。
自分が『桜月』~『UDAGAWA GENERATION』期間でリリースされた楽曲を1枚のアルバムに纏めるなら、の妄想リストです。あくまで妄想であり予想じゃないのでこの際新曲どうこうとかは考えないことにします。

最近は短い楽曲に伴いアルバムの収録時間も短くなりがちですが、そしてわたしはコンパクトなアルバムの方が好みなんですが、シングル7枚もあればそれはしんどいよねぇ…。まぁだって、米津玄師とかも20曲70分の新譜とか出してるし。『LOST CORNER』超良かったし。

それでは、わたしの考えた妄想『Addiction』がこちらです。

1.I want tomorrow to come
2.何歳の頃に戻りたいのか?
3.承認欲求
4.マンホールの蓋の上
5.Start over!
6.本質的なこと
7.心の影絵
8.ドローン旋回中
9.Anthem time
10.真夏に何が起きるのかしら
11.僕たちのLa vie en rose
12.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
13.Cool
14.静寂の暴力
15.油を注せ!
16.自業自得
17.一瞬の馬
18.桜月
19.UDAGAWA GENERATION

以下、こちらに際した自分なりの理由を。
語りと言いますか、一人ラジオみたいな感じで書いております。言い訳とか多めです。noteというよりも思考回路そのままを出力したやつです。

1. I want tomorrow to come

1曲目、悩みましたがこれで行かせていただきます。ライブでは楽曲の性質上フィナーレに置かれがちなこの楽曲ですが、その流れをアルバムという作品で踏襲するのも芸がないかなと。
ただ楽曲の情報量としては非常にカロリーが高いので変に中盤に置いても前後に作用してしまう…せや!という塩梅で。
ランニングタイムとしては4分少々と長くはないこともあり、この曲単体である種完結もしているし。「明日への祈り」が込められているこの楽曲を初手で出してしまい、明日である次曲以降に繋いでしまおうという魂胆です。

2.何歳の頃に戻りたいのか?

IWTCをovertureとして使ってしまったので、次曲はそのハードルを越えるのが至上命題である。なら攻撃的なギターリフイントロが前曲からスムーズに流れる、そして楽曲としてのパンチが強く、かつ明るさや爽やかさもあるこれだろうと。
えーそして、前記事を読んでくださった方から「お前シングル曲連続で並べたくないとか偉そうに言ってたよな?」と指摘があるかもしれないため予防線で自分から先手で言いますごめんなさい。だって7枚シングル表題あったらしょうがないよ。

3.承認欲求

シングル曲つるべうちでございます。自分のロマンよりもアルバム作品としての成立を取りました。いやね、もう一曲要るんですよ流れ的にアップチューンが。前曲と差別化もできつつめちゃくちゃ丁度いいEDMカードがあったんですもん。ここにリード曲とか来れたらいいのかもですけどね、でも今回それは考えないレギュレーションなので。この曲順、IWTCを1曲目にしたことで全ての影響が次曲以降に出ております。

4.マンホールの蓋の上

IWTCのあと2つキラーチューンを置けたことで、流れはそのままにここで味変ができるんですよ(今更ですが、全部自分の主観で喋ってます)。
当時、楽曲単体ではあまりピンとこなかったのですが(ごめんなさい)、フォロワーさんからお誘いをいただき4thアニラを観賞して「なるほどね~」と。演出としてクラップを交えロックサウンドで観客のボルテージを高める次曲へ繋ぐ"ジャンプ台"としても機能しつつ、単純に音像がカッコいいので会場で爆音で聴くと「ちゃんと曲でアガれる」んですよね。
ならアルバムにもそれ入れ込めばいいじゃん、の意で選曲です。

5.Start over!

それなら次はこれしかないでしょ、と。
アルバムにおける"よくあるヒットシングルの使い方"をしています(繰り返しますが全部わたしの主観です)。
ライブで聴くなら冒頭or終盤がいいのかもしれませんが「ライブのセトリ」と「ライブ感を重視した音楽アルバム」は全くの別物だというのが持論なので。前者が聴きたいならライブアルバムでいいもんね。

6.本質的なこと

さすがにハイカロリーな曲が続いたのでそろそろ緩急欲しいよね、なので安心と信頼のTomoLow印、静謐かつスタイリッシュなトラックが心地いいこの楽曲を。この曲めっちゃ好きなんですよね。

7.心の影絵

おそらくこの曲目のなかではサプライズ選曲。
流れとして「もう一曲ミディアムが欲しいんだよなぁ、まだ落ち着きたいんだよな」と思ったときにこれだなと。
ファンクみ溢れるギターカッティングが印象的かつメロはポップな良曲です。同じく8thの『恋は向いてない』も候補に考えましたが楽曲の好き度的にこちらをチョイス。

8.ドローン旋回中

これ絶対入れたいよなぁ、でもやりたい流れと楽曲の体重を鑑みると最初でも最後でもないんよなぁ…ということで中盤に。前2曲でちょいと落ち着いたことでここでのドローンが違和感のない、かつ種類の違う盛り上がりになったと感じています。

9.Anthem time

ライブでドローン旋回中とこの曲をクロスオーバーさせる試みをやってるらしいし、じゃあさすがにごちゃ混ぜはできなくとも一緒くたにまとめちゃいいんじゃない?との理由でこちらを。
ちなみにですが、筆者は『夏の近道』をまだ咀嚼できていないこともあり選外としています。断然Anthem time派です。その理由も込みで。

10.真夏に何が起きるのかしら

これを読んでいる櫻ファン的にはサプライズ選曲かもですが、わたしとしては「だってこの曲好きなんだもん」の裏口チョイスです。
この曲入れたいな~と考えた時に、アルバム全体の流れを「シリアス寄りアップ」→「かわいいラブソングコーナー」→「シリアス寄りのクライマックス」の大まかな3部構成がわたしの中で確定しました。
Dメロでドラムパターン変わるとことかすごい良いと思いますこの曲。10年代を思わせる(俊龍感)ギターソロもツボで。あと向井のいとはちゃんボーカルすきです

11.僕たちのLa vie en rose

前曲に引き続き「だってこの曲好きなんだもん」枠です。
ライブならまだしも、真夏~とこれ両方を流れで入れちゃうと冗長になっちゃうのは承知ですが、まぁ妄想だしね。
シンコペが際立つメロと天ちゃんのボーカルがいいんですよねこの曲、ほんとに天ちゃん歌うまになった。

12.何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう

わたしの他記事を追ってくださっている方には周知かもしれませんが、個人的「2024年坂道シリーズベストソング」です。
アルバム中盤が本質的なこと~なんラブとTomoLow始まりのTomoLow締め。流れとしてもアップテンポがハイライトになって美しい。

13.Cool

セクション切り替わりをクールに決める楽曲。2023年の櫻ソングでいっちゃん好き曲です。この流れでより映える。
タイミング的に「いやこの曲もめっちゃいいんですけど??」ですが他に隠れがちな印象。実はわたし櫻に興味持ったきっかけゾノさんなんですよね、メモ探偵と澤部カウンセリングでやられちゃいました。

14.静寂の暴力

3期生楽曲~1,2期生曲~3期生曲というライブじゃできない曲順ですね。
次の曲を引き立たせるためにはやっぱり2曲くらい要るよね~が個人的感性です。流れで聴くとこの曲特有の重みが良い意味で薄れて心地いい。

15.油を注せ!

前曲の語りから曲間ゼロで聴きたい~。
この流れでのホーンセクションはアガりませんか、どうでしょう。
わたしに権限があるなら冒頭のサイレンなくしていきなりホーンとかのアルバムバージョンとかにしちゃうかもしれない。
そして図らずとも辻村有記・伊藤賢サウンドのつるべ打ち。スペイシーなクラブ感を保ちつつのクライマックスへの誘導。

16.自業自得

そしてこのカードが控えていました。ダーティな雰囲気を纏ったシングル表題デジロック。最初の時点でいきなりシングル使いすぎじゃない?と思った方はごめんなさいして欲しいくらい良いカードの出し方だと思います。
盛り上がりという観点では間違いなくここが妄想『Addiction』のハイライト。

17.一瞬の馬

そこさくで間に差し込まれるCMを観て「この曲そういう使い方するんだ!!」と感心しきりになった楽曲です。これもリリース時点ではピンときてなかったので見る目がなかった…

作品としてのハイライト~フィナーレを上品に接続させる、それなのにエモーションも単曲に乗ってる、それでいて3分少々で終わるというコンパクトさ。アルバムを作る上で物凄いカードだと思うのでMVこそありませんが絶対入れたほうがいいと思いますこれ。

18.桜月

作品を壮大に締めるフィナーレ。
まだ勢いが加速する前でのリリースとなった楽曲ですが、グループ名の「桜」を冠するに相応しい一曲だと思います。
これまでの流れを踏まえ、最後にこのサビが流れることで楽曲単体以上の輝きが響くように感じます。
IWTC~桜月というナスカ始まりのナスカ締め。

19.UDAGAWA GENERATION

そしてこの最新楽曲。
めちゃくちゃ置き所に迷いましたがいわゆる本編締め後のボーナストラック、ないしはアンコール的なポジションに配置することで面白い作用をもたらすのではないかな、と思いました。

「もう一曲 欲しいのかい?」を前談にしてトータル20曲にする、というのも頭によぎりましたがそれもそれで説明しすぎで余剰だな、と。

加えて詞のテーマ的にも冒頭IWTCで明日を祈り、ラストのこの曲で「私は私だ」「We are UDAGAWA GENERATION」と高らかに唄う、という流れになるのも一つの作品として捉えると誠実に感じ思いの外適した位置なのかと。
メッセージ性を廃した位置に置くことで、逆に一つの流れとして考えた時にメッセージを帯びてくるという面白い作用だなとも感じます。


以上、この流れをプレイリスト作ってみました。
お時間あれば実際にどうでしょう。↓


あとがき

以上、いかがだったでしょうか?
普段作品についてあーでもない、こーでもないとやってる弊noteですが「実際にやってみた」試みの記事でございました。自身的にはけっこう満足です。
わたしは別に音楽関係者でもないですし、業界に身を置いたこともないですし、あくまで「なんかオタクがこねくり回して楽しそうにやってるわぁ~」くらいの感覚で受け止めてくだされば幸いです。妄想なので。

むしろ「いや貸せ、こうやるんだよ」「全然だめじゃねえか」みたいに「自分だったらこうやる」みたいなアンサーが返ってきたら嬉しいなと思います。そうやってアルバムという作品をみんなで考えられたらいいよね~なんて、そんなことを思いながら書きました。

そして妄想なんかではなく、実際として4月30日に発売される櫻坂46『Addiction』がこのnoteを軽く吹き飛ばすような、タイトル通りに中毒性を持ったハイクオリティアルバムになることを心から願っています。


それではまた、次の記事で。

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