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【第22回】おすすめされた楽曲聴いてみた

お疲れ様です。今週もよろしくお願いします。
当アカウントに寄せられた感想を書いてほしい楽曲について今日も今日とて語っていきます。読み物というよりは週一ラジオくらいの感覚で受け取ってくださいな。

この記事の過去シリーズはこちら↓

桃源郷 / yama
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

yamaの2ndアルバムより。
聴きやすくていい曲ですね、TOOBOE提供楽曲とのこと。「麻痺」もそうだったんですね、このタイミングで調べてはじめて知りました。
彼女の代表曲はどっちかというとエレクトロサウンド寄りだと思うのですが、この曲は王道歌謡曲ですね。昭和のJ-POPのような懐かしさ、ダンスファンクなリズムでご機嫌な楽曲です。間奏のサックスでブラックビスケッツのTimingを思い出しちゃいました(平成楽曲だけど)。要所のキメもコテコテで好きです。
ただ、好み的な話で言うと自分の中で「この曲じゃなきゃ聴けない非代替性」みたいなものは見出しづらいようにも感じたので☆数的にはこのくらいで…


名前のない日々へ / yama
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

yamaといったらこういうハウス系の楽曲が思い浮かびますね。
穏やかな夜に聴きたい落ち着いたサウンドで心地いいです。こういうバラード系統の楽曲で冗長にならずスッパリ終わるのも好印象です。☆数的には桃源郷と同様の理由かな。


雪月花 / 湘南乃風
(好き度:☆☆☆☆☆)

リクエスト貰って三度見くらいしました。マジかと思いました。
どう考えても弊アカウントがこのアーティストにポジティブな気持ちを抱いてなさそうという事は過去記事傾向、もしくは紐づいてるXアカウントどちらかちょっとでも追ってくれたら察されそうなものですが。
新手の荒らしかと思ってスルーしようか迷いましたが、今までもらったリクエストは全部消化しているという拘りと、「マジのマジで当noteに湘南乃風をお勧めしたいと思われている」という可能性も鑑みて受けて立つことにしました。ちなみに筆者は純恋歌と睡蓮花くらいしか知らんです。

そんな感じで勿論この曲は初見、良くなかったら普通に叩こう…と思ってたのですが…そんな悪い曲じゃないですね…純恋歌のクリスマスソングverって感じでしょうか。メロがキャッチーで耳に残る。間違いなくレゲエではないんですが歌謡曲として良質だと思います。「田舎のマイルドヤンキーが好きな曲」としてハイクオリティなので彼らから大きな支持を受けるのも非常に納得できます。そういうビジネスモデルとして湘南乃風は最高の成功を収めてますよね。ただ真面目に聴こうとしても、どうしても自分の心が汚れているのでこのダミ声ガラ声迫真のユニゾンと無駄に力強い生ドラムで良くない笑いが出ちゃうんだよな。


恋時雨 / 湘南乃風
(好き度:☆☆☆☆☆)

2曲あるんかいってなりました。どっちも6分前後で令和のこの時代に「湘南乃風と小一時間真正面から向き合う時間」が自分の人生で産まれるとは思いもしませんでした。
いやでもこの曲も決して悪くないですね。バラード楽曲でこちらは夏ソング。夏の終わりをメロディアスなバラードで歌い上げています。こちらのがいわゆる純恋歌メソッドを感じますね、サビでHAN-KUNの伸びやかな歌声からのバースで男らしいラップの応酬、Dメロで合唱からの大サビで大団円と彼らのヒット曲方程式に則った形です。単純にメロが良いから普通に聴けちゃうんですよね…。

いやはい、真面目に善意でリクエスト頂いていた可能性が高いと思うのでこんな斜めな感じの感想ですみません。
これはもうしょうがないというか、「自分が思春期の時に嫌いだったあいつらが散々盛り上がってたジャパレゲ界隈の音楽」はどうしてもアレルギー反応起こしてしまうのです。育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めないのです。
でも曲自体はすんなり聴けました。こういう機会でもないと彼らの音楽に触れる場面がまずないと思うので面白かったです。


バンビーナ / 布袋寅泰
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

リクエストを受け付けている質問箱に一言「バンビーナ」とだけあったのでこれで合ってますよね…そもそも楽曲リクエストだったかすら不確定ではあるんですが。布袋のバンビーナと受け取って感想書きます。
勿論この曲は存じております。この曲が発売された当時は自分小学校低学年、ちゃんと聴いたのはもっと後だったのでリアタイ世代というかは微妙なんですが邦ロックの教科書的な立ち位置の一曲として有名ですよね。

とにかく「ギターって楽しい!」が伝わる一曲ですね。昨今はギターソロ不要論とか言われてますがこのカッティングリフと1サビ終わり(ここに置くのもおもろいよね)のソロはどう考えてもこの楽曲に必要不可欠でしょう。そして単純に聴いてて楽しいんですよね~この曲。ロカビリーやジャズ、ラップなどいろんな要素が「ロック」の枠にギュッと押し込まれてそれでいてメロはポップ。今なにも知らない状態で聴いても純粋に驚ける気がします。かっこいい!でも楽しい!が詰まった名曲です。

余談なんですがこのMVに出てくる女の子、20年前以上の映像作品にしてはわりと今寄りの価値観での「かわいい」な気がしますよね。


Ame(A) / サカナクション
(好き度:☆☆☆☆☆☆)

サカナクションより一曲。ちなみに自分のサカナ知識は"概ね曲は知ってる、ただめっちゃ詳しいとか聴き込んでいるという訳ではない"という感じです。普通に好きだよみたいなスタンス。「ネイティブダンサー」と「流線」が好きです。王道に「夜の踊り子」も好きです。大学時代の知り合いみんな『sakanaction』聴いてた。あれは名盤。

「Ame(B)」は『シンシロ』に収録されていたこともあり知ってましたが、(A)の方は聴いたことありませんでした。「セントレイ」のカップリングだったんですね。(B)の方がシンセ際立ついわゆるサカナクションの独特サウンドに対して、(A)の方は大枠でシンプル寄りのバンドサウンドですね。まさに天気が悪い雨の日に部屋でまったりと流したい楽曲。雰囲気はそんな感じなんですが低音部隊のグルーヴは完全に聴き手を(字のままに)踊らそうとしていて、このダウナーとダンサブルの共存が印象に残ります。あとこれ丸サ進行だよね?ポップとは言い切れない曲なのにどこか耳馴染みがあるのはコードワークの妙か。


プカプカ / 西岡恭蔵
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

1972年発表の楽曲です。
自分はハンバートハンバートのカバーでこの楽曲を知りました。実はそれも最近だったりで全然原曲には触れてきませんでした。
いや聴いてみたらめちゃくちゃ良いですね…普段トレンドの凝った音楽に触れてるとこういうフォークソングをふと聴いた時にめちゃ沁みます。
男性視点→女性視点を往復する構成の詞ですが、共通してオノマトペにメロディが持つ哀愁やおかしみが込められており、そこに情景が浮かび上がる情緒溢れた楽曲ですね。

あまりこういう古典のスタンダード、特に詞のファクターが強いフォークソングにおいてそこを重点視しない自分は感想を語る術を持っていないのでこの曲の良さをちゃんと言語化できない自分が歯痒いです。出直してきます。


YARLEN SHUFFLE~子羊達へのレクイエム~ / サザンオールスターズ
(好き度:☆☆☆☆☆☆☆)

漫才コンビ、ヤーレンズの由来でもおなじみの楽曲。
サザンはそんな通ってないんだよなぁ…海のYeah!に収録されてる曲はなんとなく知ってるという感じ。この曲はお初。

けっこう渋い曲、ヤーレン感もシャッフル感もなくてびっくりしました。マイナー調にテクノ寄りのシンセが乗ってコテコテのメロで歌い上げる楽曲。
そして歌詞マジで何言ってるか分かんないっすね。愛の言霊なみにリスニング不可能っす。そしてやたる耳に残るサビの「サラバ☆サラバ」…
カルト受けする理由は非常に分かる気がします。


今回は以上。
基本的に現在このマガジンでは歌詞考察や楽曲分析というよりはあくまで右脳的な直観の音楽感想スタイルでやっていく方針です。
それでも良い!という方は、あなたのおすすめ曲を教えていただければこの記事シリーズで短めの感想書きます。上の質問箱リンクでもいいですし特に送ってくれた方のお名前出す気もないのでTwitterでもこのnoteコメとかでもいいです。随時募集中ですが記事に反映されるまで1ケ月前後くらいはラグあると思われます。ご了承ください。

それでは、また次の記事で。

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