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エリザベス キューブラ・ロス②死後あなたは完璧になる。

キューブラ・ロスの本に出会ったのは、母が亡くなって半年ほどしてからでした。

何度も読んで、私は

「この本を母が亡くなる前に読んで、そしてこの内容を伝えることができてたらどんなによかったか。」と何度も思いました。

死んだ後、どうなるのかなどについての考察を伝えられていれば、もっと母を安心させることができたのに。

たとえば、こんなことです。

母は癌で片足を切断しました。

しかし、その後すでに癌は肺に転移していたことが後からわかりました。

(切断前に、2度も肺の生検をしたにも関わらず癌細胞は発見されず、肺に転移なしと診断されていたにも関わらずです。)

人は一生の間に、いろんな理由で手足や臓器など身体の一部を失うことがあります。

死んだ後は、どうなるのでしょうか?

キューブラ・ロスはこのように書いています。

「死ぬ瞬間、あなたはとても美しくなります。
完璧になるのです。
乳房切除や手足切断は死後tまではついてきません。
死後のあなたの身体は、物理的エネルギーではなく、心的エネルギーでできています。」

死ぬ瞬間と死後の生より

死んだら完璧になるのか。
失った足も、ちゃんと戻るんだ。
そのことを伝えてあげたかったな・・・とずっと思っていました。

そして、数年後、ある時夢を見ました。

入院している母のところにお見舞いにいった夢です。

部屋に入ると母がベッドに座って本を読んでいました。
それがこのキューブラ・ロスの本だったのです。

夢の中で私は言いました。

「ああ、お母さん、知ってたんだ。この本読んでたんだ。良かった!」

そこで目が覚めました。

私はふとわかったのです。

母が死んで天国に行って、死後の世界のことがわかったんだ。

だから、それを私に伝えたいと思って、この本と出会わせてくれたんだな。

それから、私は「母に伝えてあげられていれば」と思うことがなくなりました。

でも、このことをまだ知らない人、必要としている人には届けたいと願っています。

そう思ってこの文章を書きました。

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