後遺症に苦しむけれど、感染認定されていない人達

すっかりは治らない

謎の体調不良や長引く微熱組にとっては朗報?らしいです。
ようやくコロナと認めてもらえたみたいな感じで。

若い人たちや周りに障がい・難病の方がいない人たちはわからないのかもしれないけれど、
どんな疾病や怪我にも後遺症はあること。

端的に言って、治りません。

例えば、事故で脊髄損傷を患った方。
麻痺は当たり前として、毎日、手足のしびれ・痛みに悩まされている。
医師からは神経遮断しかない、モルヒネを使うしかない、と言われ、それでも諦めきれず何件もの病院へ通い詰めている。

帯状疱疹に罹った人。
神経痛が常にあり、いつも「痛い、痛い」と言っている。
毎日、日記に書いている。
医師からは痛み止めを処方されているけれど、すっかりは治らない。
気分転換や前向きな行動を示唆されても受け入れられない。
治ることしか考えない。

パーキンソン病の方。
脳の神経伝達物質のせいもあり、うつ的傾向も強い。
いつも「どうして私がこの病気になったのか」と考え落ち込んでいる。
医師や家族からリハビリを提案されても、治療にしか目を向けない。
完治しか望まない、そして「死にたい」と言う。

治りたい気持ちは尊重するけれど、時間を無駄使いしていると思うのは私だけだろうか。

それよりも、受け入れて、その先にすることがあるのではないかと思う。
もちろんそれは簡単なことではないけれど。

医療は崩壊している

若い命が失われたこと、非常に残念で悔しい。
「救えた命」とも言われている。

けれど、一方で、謎の体調不良・微熱で苦しむ人は「軽度」と捉えられることを不安に思い、何度も保健所に電話したり、病院で検査を希望したり、無駄に医療を使っていることも否めない。

多分、自分も「悪化する・死ぬ恐怖」に苛まれ、自分が「医療をひっ迫させている側である」ことは認めたくないんだろうな。

勝武士の死は、医療崩壊が招いた出来事。

病院や医療関係者に余裕があれば。保健所に無駄な電話が入らなければ。

それは、スーパーが混んでいて「密」が出来ていると嘆く人も、自分はその行為に加担していない側と思い込んでいる。
自分が店に行くのは正当な行為で、他の人が家族で来ているのは許せない。
もしかしたら何らかの理由があることも考えずに。

批判をしているのではなく自重をしている

私も、同じように謎の体調不良に悩まされ、毎日そのことを考え、疲弊し、メンタル崩壊して眠れない時を過ごし、
そして、今もその症状は治らず続いているが、

もう「すっかりと治すこと」は諦めた。

SNSで毎日のように症状を報告している人たちも、早く諦めてもっと建設的ことに時間を使ってほしいと思う。

とは言え、吐き出すこともストレスの軽減になるので、SNSは続けて良いだろう。私も、ここで吐き出す。

でも、それ以外の時間は結構楽しく生活している。
趣味に時間を費やしたり、テレビなどを見て笑ったり。

結局、普通の生活が一番

体調不良や微熱を治す方法。
免疫を上げる方法。

SNSには、たくさんの情報があるけれど、新しい発見のように書かれているその情報は、ただの普通の健康的な生活の話なだけ。

栄養バランスの取れた食事をして、寝て、日光に当たって、ストレス軽減して、水分を多くとって、漢方を適切に使用して、身体を温めて…。

全く新しい手法はない。

藁をもすがる。それほどつらく苦しいのか、もしくは今までの生活が不摂生過ぎているのか。

微熱や軽度の体調不良が長引いている人たちのことが、これからニュースになったとしても、
「そんなのもう経験済み」

何でも、今更な話。
私は、墓場まで持っていく予定。



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