コアラの写真集

つぶらな瞳のコアラと目があった。
動物園で、ではない。書店でだ。

そのコアラは、手にとってほしそうにこちらをみている!

本のタイトルは「コアラのあずまちゃん」

あずまちゃんかー。
どこのコアラだろう?

コアラの見られる動物園は日本に7箇所。
名前は被らないようになってる。

東西南北、全国の動物園を巡って推しコアラを見出すようなコアラーなら…

即答できるのかな?
あずまちゃんの所属がどこなのか。

被りNGなので、名前だけで動物園が定まる

 

正解は多摩ズー

 

多摩ズーは2回行ったことある。コアラ舎もちろん行った。でも寝てた。コアラだものね。

コアラの活動時間は4時間ほど。
なんとなく行ってみて起きてたらラッキー♪
程度の意識ではだめなのだ。

流星群を観測するときのような辛抱強さと忍耐力が必要なのだ。

でもさー、星空と違って動物園はさ、ほかの動物もいるじゃん?見たいじゃん?

そう言い訳してコアラ舎を後にしてきた私は、コアラが見せる表情や仕草をろくに知らないでいた。


***
  

手に取った写真集をパラパラとめくった。
寝てるコアラもらしくていいけど、起きてるコアラはもっといい。
知ってるようで知らなかった、コアラの顔がたっぷりあった。

コアラに狂って開園から閉園までコアラ舎に居着いて根比べするような猛者ならば写真集に載ってるような姿を見れてるのかもしれないが、だいたいのひとは根負けしてしまうのではないだろうか(わたしだ)

そんな私にこの本は響いた。あずまちゃんを推す人も、それ以外のコアラを推す人にも、コアラのことをもっと知る強いきっかけを与えてくれる一冊になるのではないか。

コアラ、今日も寝ててつまらない。つぎいこ、つぎ。
って人はぜひ手にとってみてもらいたい。
 

▼ 書籍情報

 
▼ 埼玉県こども動物自然公園のコアラについて、ちょっと書いたときのnote.



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