返報性で選んだ本

Affinity Designerのレベルアップのためにイラレの本を買ったときの話


Affinity Designerの本は少ない

電子書籍も含めれば数冊出ているのだが、紙の本となるとこれ一択。

Affinityシリーズ「Designer、Photo、Publisher(それぞれAdobe イラレ、フォトショ、インデザに相当)」の3アプリが詳しく紹介されており、かつ相互連携させる方法なんかにも触れられていて

最初に読むならこの1冊!
だとは思う。

ただ、ページの大半はツールの使い方に割かれていて、実例やそれを実現するためのテクニックは乏しい。

使い方はわかったけど…
「で?」となってしまう。

書店へ足を運び、Illustratorの本棚に直行した。

目に止まったのは著者

積み重ねてきた年数が違うので当たり前ではあるが、イラレの本棚は充実していた。実例やテクニック系も豊富。そうそう、こういう図鑑や逆引き的なのを求めていたのよ。

面陳されている本はホントの初学者向けなのでいったんスルー。

心惹かれる書籍タイトルないかなーと上段から指をすべらせていたら…

タイトルではなく著者が目に止まった。

井上のきあ。リコリコ的な名前だな〜って記憶に残ってたんだよね。

パラパラとめくって確信。

いまの自分にイチバンかはわからない。けど買うべき1冊であることは間違いない。ほかの候補も片っ端から見てたら時間もかかるしね、良さげな本に出会えたら欲張らないのがだいじよ。

結論、買って良かった

大前提としてイラレの本なので、そのままAffinity Designerに適用できるとは限らない。

とはいえ、実例は豊富だし、ショートカットキーを組み合わせた時短術には目を見張ったし、言葉が違うだけで同等の概念がAffinity Designerにもあるというのがいくつもあった。

イラレならワンステップで実現できるのに、Affinity Designerには同等の機能がない。でも諦めるな。複数のステップを組み合わせればいいだけだ…!というのもあった。たとえば「版ずれ風文字」がそれだ。
 

おお。こんなことできるんだ。Affinity Designerでやってみよ♪ ない!イラレにある設定がDesignerにはないではないか!

「Affinity Designer 版ずれ風文字」でググったら答えが見つかった。

 

図鑑や逆引き系の本の良さはこれよ。

引き出しが増えること。その際「名前」をつけてしまっておけること。名前さえわかっていれば道具が異なっていたって、解法にたどり着ける可能性が高まる。

この本で紹介されていたテクニック、Affinity Designerにはどう頑張っても無理ってものも、すこしはあった。ちょっと悔しい。そして羨ましくもある。

でもいいんす。引き出しめっちゃ増えたから。「これつくってみたい、こうしたらつくれそう(な気がする)」がたんまりあるとわくわくするよね。

あのときネットプリントさせてもらった🐰です

井上のきあ氏になんの世話になったかというと、これ。

埋め込みポストの日付が今年の8月になっているけど、私が知ったのはもっと前で、その時も同じポストをしていた。彼女をフォローしていたわけではないんだけど、バズりまくったのが回ってきて知ったんだよね。

コンビニ行ってプリントして家戻ってきたら、ちょっとした工作をして豆本は完成。コンビニプリント、下手な家庭プリンタよりきれいだしね。ちいさくてかわいい16ページの冊子。豆本ってのを知ったのもこのときかな。


▼ 豆本のつくりかた


ただのA4用紙が印刷されただけってのとは全く異なる、手元にモノが残る体験が新鮮で斬新だった。

豆本ネットプリント、ほかにも何種類かやってて

なんやかんやでこんなにやってる

 

自著の販促が狙いに含まれているんだろうなとは思う

まあでもですよ、そういう気持ちはぜんぶ抜きにして、かわいい豆本を120円で楽しませてもらったっていう体験は非常に大きいわけでして。

あのときネットプリントさせてもらった🐰です

という気持ちはずっと心に残っていたんだなっていう話

余談

この「豆本宣伝テクニック」真似できないかな〜って思った!

スプレッドシートで管理しているメタデータと写真の束を活用してなんかつくってみたい

返報性なんて大げさなつもりもなく
なんとなーく名前を覚えてもらえたらうれしいなくらいで

好きなことを語りたいなら同人誌!コミケやコミティアで語ろうぜ!!!的なのあるじゃないですか 実際この熱量やばいな〜ってお品書きを見ることはある(一度行ったきりその後行けてはいないけど

ただ、同人誌レベルってなんやかんやでページボリュームほしいですよね

それはそれで楽しそうなんだけどちょっとたいへんそう

16P固定の豆本ならキャンバスサイズも限られているし、入門レベルにちょうどいいんじゃないかな

Affinity DesignerやPublisherの練習にもなるしね



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