焦るときこそ。
お疲れ、自分。
昨年末から、最寄りの駅の近くのお寿司屋さんで働いている。回らない寿司屋ではあるけど、洋食や和食の板前さんもいる、お寿司が食べられる居酒屋さんって感じのお店だ。
今日は久々に、バイトが昼も夜も入っていた。他のバイトのみんなは、某フェスのフードのほうで働いていて、ホールは私1人だった。社長に、「え、この日、お店のバイト私だけなんですか…?」と聞いたら、「まー、なんとかするよ!」って。いやいや、なんとかしなきゃいけないの私なんですけど…。前々からとても不安だった。
いざ蓋を開けてみると、お昼はお客さんが少なめで、3組ほどだったのでなんとか乗り切れた。よしよし。春くらいから、元旦の地震の影響でお店を閉めた、近所の魚屋さんが働きに来ていたのだが、なんと今日で辞めてしまうらしい。最後にお会いできて良かったし、お昼のまかないを一緒に食べながらお話ができて、とても嬉しかった。思えば、お魚屋さんの近所のシェアハウスに住んでいたときに、よくお店に顔を出しておしゃべりをしていたけれど、一緒に働く日が来るなんて思わなかったなぁ。お店を出るときに、「うさかめちゃんまたね!」と声をかけてくれたのに、私は予約の電話対応中で、ちゃんと「ありがとうございました!」って言えなかったのが、ちょっと心残りだなぁ。また、町のどこかで会ってお話できたらいいな。
お昼の仕事が終わって、一度お家に帰る。LINEを開くと、家族LINEで「お米が売ってない」と話題になっていた。こっちは、この間、近所のお米屋さんに行ったときは、「まだあるよ」と言っていたんだよな。「新潟のお米屋さん、お米まだあるみたいなので、必要あれば言ってもらえたら送るよ!」と返信する。これからの時代、生産地に住むこと、あるいは生産地の知り合いを持つことって、生存戦略的にすごく強いんじゃないかと思う。生産者と直接つながることができたら、なおさらだけど。そんなことを、ふと実感した。お昼寝をして、再びバイトに向かう。
さてさて、夜が大変だったのだ…。元々、消防団の宴会が入っていて、それだけで不安だったのに、カウンター、小上がり、そして奥の座敷と、いろんなお客さんがやってきた。あーーー。次々に注文が入ると、焦ってしまって、何を優先したらいいのか分からなくなってしまう。ベテランバイターのみんなは、このあたりどうしているのだろう…。焦って、注文を打ち間違えたり、準備が追いついていかなかったり…。寿司の職人さんや板前さん、それから宴会に呼ばれていたコンパニオンさんにめちゃくちゃ助けられた。コンパニオンさんいなかったら今日回せてないよぉ…。優しかった…。
ミスばかりで、悲しくなってきて、頭の中で渋谷すばるの『ココロオドレバ』が流れ出して(?)、またわたわたして…。そんなときに、板前さんが、「何も焦ることなんてないんだから、一個ずつ、焦らずゆっくり丁寧にやんな。焦ってもまた変なミスするだけだから」と言ってくれた。あぁ、そっか。私、こういうとき多いかも。目の前のやらなきゃいけないことの量に焦って、冷静な判断とか行動ができなくなること。「なんか言わなきゃ!」って思って、まだ言語化できていないこと・言いたくないこと・思ってもないことを口に出してしまうこと。人の目を気にして、自分はどうしたいのか見きわめる前に、目の前の何かにすぐ飛びついたり、「とりあえず動かなきゃ!」って暴走してしまうこと。案外、焦らなくて良いのかもしれない。焦っているのは自分だけかもしれない。
今日はなんだか、いろんなことを考える日だったな。まだ書きたいこともあるけれど、眠くなってきたので、このあたりで。
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