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2D格闘ツクール2nd を Windows11 で動かそう(難易度高め)


※追記しました、一番最初にこの追記部分を見たほうがいいかもしれません…💦

格ツクって良い開発ツールですよね。
慣れ親しんだツールなので、可能な限りずーっと使い続けたいです。

…と、そんな格ツク君なんですが、昨今の新しいOSではエディタ画面すら出てきてくれない。

これは困った~という経験があったのですが、格ツクを使っている作者の知り合いが多いので、割と早くに解決できておりました。

先ほど困っているとおっしゃる方がいらっしゃって、相談を受けたので、これはいい機会だなと思い、この記事を書いてみました。


ポイントは大きく分けて4つ

  • まず最初にサードパーティー製のセキュリティソフトがあれば消す

  • DirectPlayを有効にする

  • Windows Defenderでexeファイルを怪しくないんだよ~って教えてあげる

  • 最後にもともと入っていたセキュリティソフトをインストールしなおす

です。

まず、Direct Play(DirectXの古いバージョンに含まれていたモン。今は脆弱性があるとかないとかで無効にされてる)というものを有効にすると起動する。

しかし、起動できたとしても頻繁に格ツク君のexeファイルが行方不明になってしまいます。

原因は、Windowsのセキュリティ側で格ツクexeファイルが怪しいファイルだ!と決めつけて消してしまうんですね。

消えるたびに入れるのもめんどいし…ということで、ここはこのexeはあやしくないんだよ!と設定してあげます。

んで、これをやるにあたって、Defender以外のセキュリティソフトが入ってると、Defender君がへそを曲げてexeを除外する項目を出してくれません。

確か停止しただけではだめだった気がするので面倒ですが、一回アンインストールしてあげましょう。
除外した後にもう一度セキュリティソフトを入れてあげることを忘れずに!

では手順をどうぞー。


DirectPlayを有効にする

  1. [コントロールパネル] - [プログラムと機能] - [Windowsの機能の有効化または無効化] の順にクリックし "レガシーコンポーネント" 内の "DirectPlay" にチェックを入れます

  2. ゲーム起動時に "DirectPlay を有効化しますか" のメッセージが出た場合は、そのまま有効化します

Windows Defenderでexeファイル除外する

  1. [スタート] ボタン - 右上の [すべて>] - [Windows セキュリティ] の順にクリックします

  2. [Windows セキュリティ] が表示されるので [ウイルスと脅威の防止] をクリックします

  3. [ウイルスと脅威の防止の設定] 項目内の [設定の管理] をクリックします

  4. [除外] 欄から [除外の追加または削除] をクリックします
    ※  [ユーザーアカウント制御] が表示されたら [はい] を押してください

  5. [除外] が表示された後 [+除外の追加] - [フォルダー] の順にクリックします

  6. [フォルダーの選択] が表示された後、格ツクのexeファイルを選択し 選択ウィンドウ左下あたりの [フォルダーの選択] をクリックします
    対象のファイルは以下のものです。

    C:\Program Files (x86)\enterbrain\2D格闘ツクール2nd\KGT2nd_EDITOR.EXE
    C:\Program Files (x86)\enterbrain\2D格闘ツクール2nd\KGT2nd_GAME.EXE

  7. 前述した2つのexeファイルが除外するプロセスとして追加されていることを確認できれば完了です

上記作業はWin10でもWin11でも細かいバージョンでも違ってくる可能性があるので、詳しいやり方はヤホーでググってください。

んで、自分の場合はなぜか上の対応をしてもある日突然エディタが一瞬出て消えるというトラブルがあったので、その辺はもうクリーンインストールとかそういったことを試すしかないかなーとも思います。
一説では格ツクにもロットがあって、動作が異なるものもあるとかないとか…

そんなクセツヨなツールではありますが、末永く使ってあげてください。
おそらく世界一簡単に格闘ゲームが作れるツールだと思うので…。

おまけ

以下の文は製作中のフリゲ”武骨”のフォルダ内に添付しているプレイヤー向けのテキストです。
一応やってみるのもいいかもですね。

本作品は、エンターブレイン社の 2D格闘ツクール 2nd を使用して作成しております。
Windows専用のソフトウェアですが、一部のご利用環境にてゲームが動作しない事例がございます。

プレイ前に、事象の再現が見られた場合は、下記の手順をお試しください。
※ いずれも、公式のソリューションではありませんので、実施者の責任下で作業を行っていただけますようお願いいたします。 ※

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ゲームが動かない事象 A
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フォルダパスの構成によっては、ゲームが動作しない事例がございます。

  1. ゲーム本体のフォルダを Cドライブ直下に移動する
    (フォルダ名に記号等が入っていないかもご確認ください)

  2. Cドライブを展開してすぐの場所 (C:) にゲームのフォルダを移動します

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ゲームが動かない事象 B
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Windows Vista以降の OS + IME の組み合わせで、ゲームが動作しない事例がございます。

  1. 言語バーを右クリックします

  2. 設定 (E) をクリックします

  3. 展開したウィンドウ上のタブが [全般] であることを確認します

  4. "インストールされているサービス (I) " 内の [追加] をクリックします

  5. 言語を選ぶ画面が表示された後 [日本語] をクリックします

  6. [Microsoft IME] にチェックをつけ [OK] をクリックします

  7. 全般タブにて "規定の言語 (L) " を [Microsoft IME] に変更します

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DirectPlayを有効化する (Windows8.1および10)
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前項の手順で動作の再現が見られるようであれば、下記の手順をお試しください。

  1. [コントロールパネル] - [プログラムと機能] - [Windowsの機能の有効化または無効化] の順にクリックし "レガシーコンポーネント" 内の "DirectPlay" にチェックを入れます

  2. ゲーム起動時に "DirectPlay を有効化しますか" のメッセージが出た場合は、そのまま有効化します

【追記】実は見落としてたところがありまして…

先ほどフォロワーさんに相談のDMをいただきまして思い出したのですが…。
これまでの方法でインストールできたとしても、最新OS上で、1.02.00へのアップデートが失敗する…ような気がします。(うろ覚え)

格ツクってアプデしないとびっくりするぐらいダメなツールなんですよ…。

んじゃぁどうするかって話なのですが…。

自分はXPが入ったノートPCをまだ持ってまして、そこでインストール&アプデしたフォルダごとUSBにバックアップして、Program Files(x86)フォルダにそのまんま貼り付けております。

とはいえ、昔のPCを用意するのもしんどいですし、やるとしたら仮想環境でインストールしてそれを持ってくる(できたっけ?)か、LINUXをUSBブートして、格ツクのCDの中身が参照できるようであれば、そこから抜き出すか…いや、どっちにしてもアプデが出来ないか…Wine使ってもファイルシステムが違うし、その辺どうなんだろう…ちょっと試してないのでわかんないです。

一番いいのはハードオフで激安のXP機を買ってきてインストールして物故抜く!

がいいのかと…💦


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お~じ
興味を持っていただいて、ありがとうございます!