すごい速さとデカ大福
andymoriの「すごい速さ」が滅茶苦茶好きだ。私はそんなにandymoriに詳しい訳でもないし、この曲を見つけたのも最近なんだけれど滅茶苦茶好き。
「すごい速さ」。タイトルとして変だ。アメージングとかグレイトの「すごい」ではなくて、モアの「すごい」(英語が不得意だからうまく伝えられてるのかはわからないです。すみません)。それが使われたタイトル。
変!絶対変!「すごい」ってタイトルとかにしていい公式の日本語なのか?非公式な感じがする。広辞苑に載っているとか載っていないとかじゃなしに非公式な感じがする。「でかい」みたいな。
ここまで考えて、思い出すことがある。
それは今年の三が日に、地元のイオンで「デカ大福」という商品を見たことだ。売れ残っていた「デカ大福」。ワゴンにポツンと残っていた「デカ大福」。これも衝撃だった。変だ。変すぎる。
「デカ」ってなんだ?商品名に使って、更に毛筆でラベルに書いていいような、公式の日本語じゃなくないか?そして「デカ」と「大」って被ってないのか?それだと「大大福」もしくは「デカデカ福」になってしまうのではないか?!まずこの商品名を大人、いやデカ人(デカんちゅ)が会議で真面目に考えたというのか?!?
色んなおかしさが溢れてしまったのと、そんな堂々とした奇天烈で強気な名前の商品がワゴンにポツンと残っていることが面白すぎて、新年のド田舎イオンでくねくねと爆笑してしまった。爆笑するのみに収まらず、お父さんに買わせてしまった。
「すごい速さ」に爆笑したりはしない。タイトルとしては奇抜だけれど、このダイナミックな言葉遣いがこの曲がスカッとしていて尾を引かないのに、少し切ない、絶妙な感じを作っているんだろうな、と思う。「すごい速さで」の部分と次の「夏はすぎたが」の組み合わせでこの曲の美味しさはできてるんだと思う。andymori全然知らないけど。
「デカ大福」はあんまりにも雑すぎた。「デカ」と「大福」の組み合わせはおかしすぎる。しかも、音楽と違って、「デカ大福」と付けられたパッケージの中から出てくるのは何の変哲もないただのデカ大福なのだ。絶妙さもなにもない。何がしたかったのかわからない。大福のことはよく知ってるけど。
「すごい速さ」を聞いて、こんなことを考えて1人で笑っていたら、こんな時間になった。本当に自分って暗いな。
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