『鬼滅の刃』で小学生にもわかるように国民主権を伝えてみた
ついに子どもに訊かれてしまいました。
家事の手を止め
んー?どこー?んー?政治ー?
日本国憲法ー?
「後でそこよく読んで教えるー」
と時間の猶予をもらいました。
チラ見では答えられなかったのですー!
んー!情けない!しかしそれが私!
その後改めて教科書を読むも、
「政治の勉強ってのはいいけど、
いきなりこれ?」
って感じの内容でした。
大人でも興味ない人には
キツそうな書き方です。
こんなものどう説明すればいいのか…。
でもっ!こんな時はキメツ!笑
おらには鬼滅の刃があるのさ!
鬼殺隊では隊律ってのがあるよね?
(コミックス6巻)
あれが日本国憲法だとします。
それを考えるのは
代々の産屋敷家の当主だよね。
(公式ファンブックに書いてあった)
お館様ってことですよ。
それが立法権。
日本では国会がそうです。
んで決まったことを
実際にするのが内閣で、
行政権といいます。
これは柱を中心とした
隊員がそうなのかな。
んで、そこで何か問題があれば
裁判をして解決をします。
鬼殺隊では
炭治郎が鬼である禰豆子を
連れていることに対して
鬼殺隊注合裁判というものがあったよね。
(コミックス6巻)
んでさ、
鬼殺隊と日本国の違いが大事だよ。
鬼殺隊ではさ、
隠とか、刀鍛冶とか
鎹鴉とかいるけどさ、
隊員全員で柱を決めないよね?
力の強い人、鍛錬した人を
お館様が決めているんだよね?
お館様も決まったお家の人だけでしょ?
みんなで決めたりできないよね?
(コミックス19巻)
でもさ、日本では
私たちがお館様や柱を決められるんだよ。
私たちも自分で希望して、
多くの人がいいと言えば
お館様や柱になれるんだよ。
つまりさ国会や内閣で
今お仕事している人たちはさ
私たちが選んだ人なんだよね。
だから「エライ人」ってのとは違うよね。
私たちと同じ普通の人なんだよね。
もしさ「エライ人」が
政治をしてるって思うのならさ、
その政治はなんかちょっとズレてるかもしれないよ。
私たちと同じ感覚を持った
普通の人が政治をするほど
私たちには合っていくんじゃないかって思うよ。
まあそれはお母ちゃんの考えだけどさ。
裁判所の
一番大事なとこで働く人が
合っているかどうかも
判断するのは私たちなんだよ。
私たちってすごいね。
お館様や柱みたいな力があるんだものね。
その力を持ち続けるためには、
自分にはその力がある、
ってことを知ること。
そして、
その力が取られそうになったら
きちんと「いやだ」って言うこと。
そうしないと、
折角の力が無くなっちゃう。
私たちの力を奪いたい人に
取られちゃうんだよ。
だから、こうして勉強して、
たくさんお友達と話して、
政治にくわしくなることで
自分の力を守れるんだよ。
…って子どもに話していて悲しくなりました。
日本国憲法の良さを知るほど悲しくなります😢
現実が違うからね…!
なんで違ってしまったんだろう。
私たちが政治なんてって言っている間に
私たちの力が奪われてしまったからかな。
でもまだ、全部無くしてないものね。
まだできることがたくさんあるよね。
憲法を読んでみるのもいいかもね?
前文だけでもいいよね。
まず自分が持っている力を知るって
大事なことだよね😊
そんなことを子どもと話した今年の憲法記念日でした。