「君を幸せにする!」と男性に言われて素直に喜ぶ世界線に生きたかった人の呟き
とある結婚式に出席しまして、
久しぶりにこれでもかと言うくらい、
The伝統的
ジャパニーズホテルウェディング
というものを体験しました。
若い2人だったこともあってか、
斬新で奇想天外な展開を結婚式で狙うかっぽーが多いこのご時世逆に珍しく、
ケーキ入刀、ちっさいスプーンでアーンからのデッカいスプーン、ちゃんとお色直し、2人の馴れ初めビデオ、最後に当日の映像流すやつ、などなど、
ウェディングカタログか、というくらい、
スーパースタンダードウェディングだったわけでして、
極め付けは、
最後の新郎の挨拶にて、
『〇〇さん(新婦)のことを幸せにします!』
という決め台詞。
上手い紅茶を飲む手を思わず止めて、
数秒フリーズしてしまいました。
◇
『夫が妻を幸せにする』
とはいったいどういう意味なのでしょうか。
マイハズバンドに、
『君を幸せにする!』なんて言われたら、
とりあえず、
体温を測定しPCR検査をしていただいた上で、
どのように幸せにするのか具体的実行プランとともに3点にまとめて述べよ。
と言いたいわたくしとしましては、
まず、幸せとは?
という定義から考えたくなりました。
シンプルに食うに困らぬように、
たんまり稼いでくれるということでしょうか。
親の刷り込みで昔は金持ちと結婚したら幸せなのかなぁーなんて思うこともありましたが、
変なところナイーブなハズバンドが
仕事で心が折れてヤケ菓子&酒をする様子を見ると、心や体を壊されるくらいだったら私が稼ぐ。
とりあえず君は笑顔で生きていればいいさ。
という心意気に達してきましたので、
(注: 現在ハズバンドはいたって元気です)
なんかそういうことじゃないなと思いますし、
お金があっても幸せとは限りません。
◇
毎日素敵なサプライズプレゼントをくれる、
という意味でしょうか。
そりゃくれたら嬉しいですが、
30代働きウーマンはイベントを待たずに自ら欲しいものやブランド品を購入してしまう
可愛くない生き物です。
また、心はこもっているが、
クソほどいらない変なお祝いされるくらいだったら、と自ら祝い事には『この店の花を送れ』『こちらのこのブランドのこれをくれ』と指導してしまうようになってしまうので、
これも違うな、と思いました。
◇
もうちょっと考えます。
他に私にとっての幸せといえば、
ドラマでイケメン俳優を凝視することですが、
ハズバンドがそれを提供するとしたら、
月曜日は藤原竜也の顔面、
火曜日は小池徹平の顔面、
水曜日は志尊淳の顔面、
木曜日はキムソンホのganofctyg…
と藤原→小池→志尊→キム→..と、
毎日顔を整形していただく上に、
時に甘い決め台詞をさりげなく挟む必要があります。
いきなり言われると気持ち悪いので、
さりげなさがポイントです。
しかしながらこちらは到底現実性はなく、
整形費用で家計が圧迫されるので、
避けていただきたい案件であります。
物質的なことではなく、
一緒にいることで幸せな気持ちにしてくれるということだよ。
という声も聞こえてきそうですが、
そもそも、幸せって誰かにしてもらうものなのでしょうか。(急にポエマー)
自分で幸せになるような選択をして、
自発的に感じるものではないでしょうか。
そして、
どうしても言うならば2人で共に幸せと感じることを見つけていくということではないでしょうか。(90sの青春ソングか)
だから、
『誰かを幸せにする』って
すごくわたくしとしては違和感満載な言葉
に思ってしまうのです。
といいつつ、
一方で、
『この人は私を幸せしてくれるの(ハート』
と、素直に喜べない、
世の中斜め45度に見る自分が
とても嫌なような。
俺にお前の人生任せろと言わんばかりに胸を張って幸せにする〜なんて
一回でいいから言われてみたいような。
そんな複雑な気持ちでもありました。
何はともあれ、
結婚式っていいですね。
若い2人にも是非力を合わせて幸せを掴んでいって欲しいなと思いましたとさ。
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