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働かないドイツ人ママと「ワーママ」の呪いにかけられた日本人ママ
Z世代ってなかなかチルで良いなって話なんですけど。
ミレニアル世代のわたくし、
まぁまぁな年齢で子供産んだんで、
周りのママ友が若いわけですよ。
先日、6歳くらい下の三児のスーパー専業ママZちゃん(心の中でドイツの辻希美と呼んでいる)に、
「私は子供預けなくて家で見てても大丈夫なタイプだから良いけど、子供預けて働いてそれでママがハッピーなら一番だと思う!」
と言われまして、【はっ】としました。
何故ならば、
今まで自分界隈では専業主婦ママvsワーママみたいな構図も散見したりしなかったりで、
なんとなく、
特にミレニアル世代のワーキング系は
「いや、働くっしょ。働かないの?なんで?」
みたいな尖った態度で、
逆に私は専業主婦タイプの方に
「えー?まだ働いてるの?すごいねー」
と言われたこともあり、
その辺りお互い違う考えだと相容れないのかなぁと勝手に思っていたのでドイツの辻ちゃんと接する時、無意識に相手の価値観を踏み躙ることを言わないように微妙に発言とか気をつけていたから、
なんか、めちゃめちゃチルな反応されて恥ずかしくなった次第なわけです。
てことで、今日はドイツでの気づきからのワーママ談義でもしようかなと思います。
日本は女性も働きやすい
これめちゃお伝えしたい。
日本、女性、働きにくい!ダメ!絶対!
みたいな社会的空気あるじゃないですか。
(最近はそうでもないですか?)
ドイツ来て気づいたんですけど、
(私の住んでるエリアが特に)
日本のが圧倒的に女性にとって働きやすいです。
公立保育園はデフォルトで14:30まで、
よくて15:30までしか預けられません。
私立で18:00や16:30まで空いてても、
お金払ってるのになんでこんなに言われなきゃいけないの?レベルに強めに15:30ごろに迎えに来るよう言われます。
そして、16:30まで預けようもんなら他の子帰るので子供はひとりぼっちです。
一歳以下で預け始めると、
白い目で見られると聞きます。
「なんか今日昼寝しない」
とか言う謎の理由で電話かかってきてお迎えさせられます。
公立だとすぐ保育士バケーションでいなくなるし、病欠するし、閉鎖するそうです。
最初日本と比べてめちゃ効率良い働き方なのか?!と思いましたが、
違いました。
普通に保育園がいけてなくて、
保育士が足りてなくて、
【小さいころの子育ては母親が頑張る】文化だからだそうです。
(ローカルぴーぽーに確認済み)
ドイツ人ママは働けないから働かない
じゃあドイツ人どうしてるの?
って話なんですけど。
99%くらいの確率で母親が時短をとっています。
もしくはベビーシッターか祖父母が15:30にお迎えして母親が仕事終わるまで待つパターン。
(うちの保育園契約書上は18:00まで空いてるのにベビーシッター雇っている状況が私には理解できない)
もしくは15:30にお迎えをして、子供が寝てから仕事を再開しているパターン。
そんな感じです。
そんな感じなのに意外とあんまり皆文句を言ってない。
もうそういう社会の仕組みだから、
子供が小さい時働けないのは別にしょうがないよねって感じのスタンス。
いや、しょうがないよねというより、子供と一緒にいたいし、というむしろ積極的時短多め。
日本だったら、
女性だけ不公平だ!
どうにかして頑張ってキャリアの継続をするのだ!
となりそうなものの、
女性たちがこの状況をある程度受けいれて何も思ってなかったりするのがすごく意外でした。
ちなみに、ドイツ人以外のアメリカ人やらオーストラリア人やらフランス人やら諸々他の国の人たちは概ね私と同じ感想で母国のが復職しやすいよね、とのこと。
日本の特にミレニアル世代にのしかかる「ワーママ」という呪いについて
それで、最近、自分の中で、
「ワーママ」の呪いという仮説が浮上しまして。
日本人の生産人口が減っていく中で、
どうしても男性ドミナントな社会を変えやきゃならなくって、その変化の境目にいたミレニアル世代である我々は社会の構図を変えるため、
「女性も男性と同等の扱いで働き、女性リーダーも増やすのだ!」と巨大な力に刷り込まれ、
まるで呪いにかかったかのごとく、
必死になってプライベートも仕事も血眼になって生きている。そんな気がしてきました。
もちろん日本の働き方的なのもあるかもしれませんが、
根本的な社会の空気感として、
よく考えると別にドイツ人のように女性は子育てがあるから仕事出来なくてもしょうがなくない?って諦めたって良いわけなのに。
◇
久しぶりに悩んでます。
壁に耳あり障子に目ありなので、
詳細書けないですが、
想像以上のスーパーサラリーウーマンだった私は、
引きとめの取引だと頭ではわかっているのに、
社内における未来の美味しい話にまんまとつられ、
プライベートの計画立て直し+交渉の末100点ではない微妙なオプションを取らざる終えなくなったにも関わらず、辞表を叩きつけて辞めるということが出来ませんでした。
なんなら振り上げた手をそのまま前に出して握手してしまいました。
しかもそれで一回心が決まったはずなのに、
海外赴任が止まらないハズバンドと永久に相容れないし、彼の家族としての理想像から私のせいでどんどん遠ざかっているし、
稀に見る怒りを露わにする彼(私の会社に対して)を見て、
私がハズバンドだったら結婚する人間違えたと思ってるだろうなと考えたり、ずっとモヤモヤ。
でもどうしてもプライベートが一番大事だから私が優先順位変えますという思考になりきれない。
会社なんて自分の代わりはいくらでもいるのに。
家庭内で自分だけキャリアステップバックするのも癪という謎のプライドも止まらない。
私も完全に呪いの餌食です。
あーどうにかならないものか。