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イソノ家の不思議(その1)

ふとしたきっかけで「サザエさん」の世界観が異様なことに気が付き、考えた結果を発表します。

あくまで私見ですが、長くなりそうなので何回かに分けます。

サザエさんは、独立したストーリーの4コマ漫画ですので

ストーリー自体の連動性はありません。

つまり世界観だけが存在し物語は1回ごとに完結するため、

それぞれのストーリーは独立しています。

また登場人物は年を取りません。

物語の始まりは昭和21年博多でのことですが、

昭和26年ごろには舞台が東京に移っています。

磯野波平の生年月日は、1895年9月14日なんと125歳です。

(テレビ版の誕生日は11月1日です)

しかし歳を取らない設定なので、

今現在も年齢は初期設定のままの54歳です。

フネの年齢の設定はありません。

48歳と推定している文献がありますが公式ではありません。

ただ、結婚生活は28年になるとのことで、

サザエさんの年齢が24歳であることから正しいようにも思えます。

ただし、サザエさんの年齢には矛盾があり、

アニメの初期設定で24歳で結婚し、タラちゃんは3歳ですので

現実には最低でも27才でなくてはなりません。

マスオさんは原作では32歳、アニメでは28歳なのだそうです。

波平の54歳は明らかに変です。

今時の54歳はあれほど老けていません。

ということで、サザエさんの年齢設定については矛盾だらけです。

このあたりの矛盾は誰もが指摘することですので、

ここからが本題です。

原作ではサザエさんが23歳の時、

磯野家はサザエさんの結婚をきっかけに東京に転居しています。

移転先は「東京都世田谷区桜新町2丁目」付近、

坪単価200万円以上の高級住宅地です。

間取りはおそらく5DKの平屋ですので建坪37坪、

敷地面積は庭付きなので推定で115坪です。

この家は明らかに賃貸ではないので、購入しているのですが、

後述する理由により、住宅ローン利用での購入ではありません。

つまり現金でポンとこの家を購入しています。

土地2億2千3千万円、建築費推定3千万円の2億6千万円の家です。

これを転居していきなり購入するサラリーマンって、

どのような仕事なのでしょうか?

山川商事という一部上場会社の事務職の平社員で、

転勤はないため博多から転居の際転職していると思われます。

これは博多時代の役職が「局長」?だったので、

商事会社に局長という役職はないと思われるので、

転職は明らかでしょう。

これにより現在役なしの平社員であるという理由の説明にもなります。

一般的に転職すると生涯賃金が2割程度減るといわれており、

同時に東京と福岡の賃金格差が2割程度と考えると、

波平の生涯の収入は変わっておりませんが、

あの年齢で平社員だと普通はリストラされます。

ちなみに転居前の住居は「福岡県福岡市早良区百道」(さわらくももち)ですので

坪200万円程度です。

おお、磯野家は買替だったのか!!

続きます。

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