不動産に対する調査
不動産の売り買いで 、
安心と信用を 売ろうとすると 綿密な調査が必要です。
現実に不動産に対する調査というのは 、
どこまでという制限がありません 。
つまり、調査すればするほど、
新しい問題が浮かび上がってくることが多く、
これでは仕事がまとめられないので 、
どこかで妥協しているというのが現実です。
この「どこか」という基準は、
一体何から来ているのかと言うと、
「常識の範囲」 ということになります 。
つまり「常識の範囲で考えてこうである」
というのがひとつの調査完了の線引きです。
ところが 、
他社の重要事項説明書や契約書を見る限り 、
弊社で 問題にするような ポイントを
割と簡単に無視しています。
「ここのところは調べとかないと買った人が困るだろう」
というような事柄ですら、
調査してないことが多いようです 。
なぜなんでしょう ?
おそらく気が付いてないのだと思います。
宅地建物業に 要求される知識は、
ものすごく広範囲です。
あまりに範囲が広いため、
宅地建物取引業者は 広く浅くになりがちです。
必然、お客様に何かを説明する際においても、
ある意味いい加減なことをごまかして伝えたり、
必要なことを告げなかったり、
ということになりがちです。
これも実際には、
意図的に嘘をついているのではなく、
「知らないから答えられない」が現実だと思います。
そこで、
一般的な皆さんの イメージとして、
不動産屋は
「調子がいい」とか「いい加減」とか「口がうまい」
という評価になるのだと思います。
逆に言うと 世間の皆さんは、
その物差しで弊社を見るのですが、
弊社は、
適当な知識とか 適当な調査で、
適当な答えをする会社ではありません。
常に完全たろう意識で、
完全なものを作ろうという姿勢があります。
誤解ないように申し上げれば、
これは絶対に到達できない目標です。
世の中に完全なものはありません。
ただ完全なものを作ろうという姿勢が大切なんです。
お客様の大切な財産を守ることに関して、
「これでいいや」なんてありません。
きちんと調べてみて答えすべきです。
少なくとも不動産工房ゆくはしはそう考えます。
ただ、不動産というのは、
本当に 調査すればするほど、
いろんな問題が出てきて、
いろんな気づきがある。
この世に同じものが二つとないので、
常に新しい視点で観察しなければなりません。
「わかったわかった」ではなく
「なぜだろう、どうしてだろう」
という視点が保てないと 継続できない仕事だと考えています。