価値形成観を問う12問(INTJ-T)

引用

ほんへ

  1. あなたの中で現在「当たり前だ」と感じる価値観は何ですか?また、それが形成されたエピソードがあれば教えてください。
    人と人は永遠に分かり合えないと言う事。
    創作の上で、エヴァの人類補完計画然り、コードギアスのラグナレクの接続然り、人類を単一の生物にする、または人類の思考を統一するという計画を企てている悪役は結構多い。
    こんな壮大なものでなくても、恋愛漫画では恋の成就。サスペンス映画では犯人への理解または犯人の他者理解がハッピーエンドとして扱われがちだ。
    多くの創作でもそう扱われているように、現実世界でも人間は「他者と心を通わせること」を絶対的な人道の到達点としているのだが、同時にそれはただの「理想」であるということも忘れてはいけない。
    他者理解が理想であるということは、永遠になされないと言う事とある意味は同義である。
    他の視点で考えれば、他人の頭の中を知りたい、心を理解したいと思うということは、その時点では理解が出来ていないと言う事でもある。理解できないから理解したいと思うのである。
    この「人と人は分かり合えない」ということは、まあ単純に考えたら悲観すべきことだと感じるかもしれないが、個人的にはそれでもいいと思っている。不完全だから完全になろうとするみたいな。世界は醜いからこそ美しいみたいな。そんな感じである。
    ただまあ僕はあまり他人を理解したいとは思っていない。

  2. 座右の銘、もとい行動や考えのベースになっている言葉や思想があれば教えてください。
    ①「自分がいつも正しいと思わない(間違っていると思うわけではない)」
    ②「他人を過信するなら自分を信じる」
    ③「最終決定権は自分が握る」

    ①これは、僕の嫌いな人たちがまるで、自分のことを正義だと思って疑わない、みたいな態度をしていたから。自分はそうならないようにしよう、と考えて、自分が行動をするときは、その言動が「正しくないかもしれないな」ということを念頭に置いてそれをするようにしている。
    ②人生の愁嘆場にいるとき、どうしても他者に助けを求めてしまいがちだが、よく考えてみればその助けを求めている他者のせいで辛くなっているのではないだろうか。恋人がほしいのにパパ活女性とイチャイチャするようなものである。
    それなら、自分の力で窮地から脱するべきであると僕は思う。だから他人を信じるより自分を信じなさいよと言う事である。
    さらに、この自分を信じることを最優先にすると、自分が信じられなかった場合に、自分を信じられるくらいに自分の価値を上げようと思えてくるのである。自己成長にもつながるいい考えだ(小並感)。
    ③鬼滅の刃の冒頭で冨岡さんが行っていた台詞「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」と同じようなもの。自分の行動原理の中に他人の言葉とかいう甚だ信用ならないものを入れるなと言う事である。
    例えば友達に飲み会に誘われて、その飲み会が存外つまらなくて時間の無駄遣いをしたと思った時、一旦は「こんな飲み会呼びやがって糞が」と友達に雑言を浴びせてしまうかもしれないが、よくよく考えてみれば友達は強制したわけではない。最終的に「飲み会に行く」判断をしたのはほかでもない自分自身なのだ。だから悪いのは自分、ということ。
    逆にこの考えを心に留めておけば、安易に「飲み会に行く」ことをせずに済むのだ。つまり、その飲み会の面子、時間、場所など詳細を知ろうとすることができる。自分に最終決定権があることを念頭に置いておけば、安易に行動する前に様々な状況を加味して判断を下すことができるのである。
    イエスマンもノーマンにすることができる魔法の言葉だ。

  3. 覚えていることのうち、最も嬉しかったことは何ですか?
    一瞬の出来事が最もうれしかった、ということは正直ない。個人的には「安定」や「予想通り」がうれしいので、予想外の歓喜はあんまりないんじゃないですかね~わかんないけど。

  4. 今まで強く怒りを感じた事において、何か共通点はありますか?
    悉く「自分の行動を制限される場面」である。もちろん社会の福祉と言うものがあります故、わたくし個人が全て好き勝手にやっていいということはないのだが、その「社会の福祉」に相当する理由がない場合の「自分の行動の制限」は我慢ならない。理由があるならそれを説明しろよ、と思う。そしてその理由が「常識で考えて」の時ははらわたが煮えくり返る。お前個人が社会の常識を語るなよ、と。なに自分の考えを集団の考えだと決めつけてんだ、と。
    まあとはいえ権力が相手の方が上の場合には甘受するしかないのが世知辛い所だ。

  5. 人生で最も絶望したエピソードがあれば教えてください。
    大学生のある事件。詳しくは語らないが、あの時は本当に「自分って一人なんだな」と思った。もともと人間なんてゴミだなと思っていたが、より他人を信じられなくなった原因と言える。
    多分あの事件の渦中にいた人たち(っていうか周りもそうかもしれないが)、特に事件のことを重くは捉えていないと思う。おそらく「あいつ(僕)のことだしまあ多少傷ついても別に良くない?」みたいに思ってると思う。僕のことは割と傷つけても問題ない存在だと思ってそう。
    ……まあ彼らが本当にそう思っているかはわからないが、僕はそうなんだろうなと本当に思っている。だから他人を信用できないんだろうけど。
    とはいえ、僕も正しい側の人間ではない、というより多分社会的に見れば間違っている方の人類に分類されるので、そう思われるのも仕方のないことかもしれない。

  6. ご自身の性格タイプの説明を読んだ中で、最も腑に落ちた要素は何ですか?
    1番に腑に落ちたのは「個人主義」。
    あとは「感情に重点を置かず、論理的で客観的な視点を持つ」。
    2つ目に関しては、どちらかと言えば「感情を発端とした自分の行動を理性による論理的な言葉で説明できるようにする」の方が正しい。
    人間は普く感情で行動する動物なので、感情的なことを批判しはしないが、その感情による行動を感情じゃない言葉で説明できない人に関しては「無能だな」と思う。その行動で他人に(特に自分に)迷惑をかけるならマジで軽蔑する。
    せっかく人間には大脳新皮質っていう大脳辺縁系が司る感情の説明をするための「理性」の器官があるんだから、それをフル活用しなくてどうするのよ。猿になりたくないなら感情の説明をたくさんできるようにしなさいな。

  7. 自分はどのように育てられたと感じますか?
    綺麗事を真に受けないような育てられ方。
    母親も父親も中卒(父親は高卒の可能性もあり)で、そう極端ではないものの貧乏寄りの家庭で育った。実家の家賃は確か3~4万で、現在の僕の家の家賃とそう変わらない(場所は田舎と東京で差があるけど)。両親ともに割と酸いも甘いも噛み分けて生きてきた人間(多分)で、かなりリアリストだったように思う。
    だから世の中に蔓延る綺麗事は自分にとっては絵空事だし、幼い時から綺麗事を押し付ける人間は嫌いだった。僕たちが中流、上流階級の人間の生活を知らないように、彼らも下民の生活を理解できないんだろうなと思っていた。
    大学生の時なんか、私立の大学はおろか、国公立の大学でも学費を親が払っている人間を見ると、「あー他人だな」と常に思っていた。見下していたというよりかは「こういう人には僕の幼少期のことなんか話しても理解できないんだろうな」と思っていただけ。
    ただし、奨学金で大学に通っている人に対しては普通に「かわいそうだな」と思っていた。だって、親が払えるのに払っていないと言う事だから。払えないような家庭環境なら免除制度を活用すればいいだけだ。自分の親はそういう親よりかはマシかな

  8. 養育者との確執はありましたか?あった場合、具体的に説明してください。
    確執と言えるものはない。ドン引きしたことはある。
    僕の両親は僕が小学2年生の時に離婚している(これを僕は高校2年生で知った)のだが、それ以降も僕と兄の二人分の養育費を母親の口座に振り込んでいたらしい。ただ、それを知ったのが僕が大学に行く直前のことで、当時社会人一年目だった兄も知らなかった。どういうことかと言うと、母親は僕や兄に使うはずだった養育費を僕は同かはわからないが、確実に兄の為には使っていなかったという事である。
    それが発覚したのが、父親の話を聞いてからである。父親もそこで養育費の所在が行方不明なことを聞いて驚いていた。
    養育費の半分(つまり兄の分)は兄の大学の費用のために消費される予定だったのだが、兄は「そんな金は支払われていない」と言っていた。彼は奨学金で大学に行って、生活費もバイト代で賄っていたらしい。おいおい的な話である。
    ちなみにもう半分(僕の分)に関しては明確に養育費の使い方が決められていなかったのでわからない。
    この事件があってからは、父親と兄と僕は割と母親に対しては隠しきれないほど大きな猜疑心を抱いている。
    他にも家族に対して「あー嫌だな」と思うことは大小問わず多々ある。逆に「めっちゃいい」と思ったことは母親にはあまりない。
    だからと言ってそこまで悪い人だとも思わないけど。

  9. 何度も言われたことにより、あなたに強く植え付けられた考えは何ですか?
    「子供っぽい」
    基本人と喋らないし、面と向かって褒められることもまあほぼないので、印象に残っている会話は大体悪いことである。その中で最も多いのは多分「子供っぽい」だと思う。あとは「常識がない」「変わってる」「いい加減にして」とか。基本僕は怒られてばっかりである。
    この「子供っぽい」という言葉で僕に植え付けられたのは、「あー僕って子供っぽいんだなー」っていうこと。そのままかい。そのままです。
    一個覚えているエピソードというか言葉が、ある人間と喧嘩したのを他者に愚痴っていた時に、僕が「僕も子供かもしれないけどあいつの方がよっぽどガキだわ」と言った際に返ってきた「まあでも自分が子供だって分かってるのは良いんじゃない?」という言葉。
    当時は「そうだよね!俺は自分が子供だって分かってるから!」と妙に納得していたが、今考えればかなりこっちを小馬鹿にしたセリフである。その台詞を返してきたやつもろくな人間じゃないくせにな。

  10. 逆に、数回しか言われていないのに、あなたに強く植え付けられた考えは何ですか?
    ないっすね。基本他人の言葉は真に受けないようにしている。誉め言葉も罵倒も。
    アニメとかのいいセリフとかは結構あるけど。

  11. 恋愛において、他者に最も驚かれたあなたの価値観は?
    個人的な恋愛の最大のメリット「彼女がいれば痩せれる」
    これは、彼女のために食事制限しよう、とかいう話ではなく、僕は人前で食事をあまりしたくないタイプなので、ずっと隣に人間がいれば食事回数が減って痩せれるということ。そして、隣にいる人間と言えば彼女だろう、ということで、「彼女がいれば痩せれる」ということ。なにそれ笑、と言われた。そうだよねごめん。

  12. 絶対に許せないことがあれば教えてください。
    4.と同じ。自分の行動を制限されること。それ以外は「ばかだなー」と思うことはあっても、許せないとまでは思わない。
    あと、自分のアドバイスを頑なに聞かない人に関しては、「それもお前の選択だから良いけど、それ以上こっちに相談してくるなよ」とは思う。

おわり

こういうテンプレがあるnoteって便利だよね。

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