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ザ☆無職
序章
さあ、何をしようか。
何を始めようか。
時間は、たっぷりある。
やりたいことも、やりたかったことも、たっぷりある。
ないのは、技術だけ。
最近気づいたこと
才能はあるの。
ずっと、一人だったから、妄想力はありすぎるの。
書き溜めたネタは山ほどあるし。
物語に限らず、小物作りも作りたいものは、山ほどある。
あるのだが、なんせ、技術がないもので何から始めていいのか分からない。
でも、技術が追い付けば、絶対面白い物を作る人間だと認識してもらえるはずなんだが、41年間、ボッチだったからそう思っている節もある。
でも、現実は見ないのだ。
今まで、最悪な現実しか見て来なかったし、見させられていた。
もう、十分でしょう。
残りの人生、夢を見るのだ。
もう、この人生を終わらせてもいいから。
わしは、描きたいものを、描くのだ。
ココナラとか、BASEとか、小説家になろうとか、登録したけれど、
無理。
わしには、合わない。
縛れるのは、嫌。
あれ、あかん、これ、しなさい。
制約がありすぎる。
無理無理無理無理。
イラ💢っとして、登録削除。
覚えていないけど、上の3件以外にも、削除している。
わしは、自由に描きたいの!
誰にも、命令されることもなく、縛られることもなく、搾取されることもなく。搾取とは、ショバダイ取られる。売り上げから。当然だけど。
それも無理なの。
kindleなら、ショバダイ取られても、なぜか納得してしまうのだが。
kindleで10年間本を売っていたが、1冊も売れなんだ。ふふっ。
誰からも認められていないからといって、才能がないわけではない。
分かっているのよ。
わしの作品は、誰からも相手にされていないことぐらいは。
でも、相手にされないからって、才能がないわけではない。
時代が、まだ追いついていないだけさ。
先月、風の時代に突入したというし、わしは、水瓶座だから、この風に巻き込まれて、上手いこと飛べれば、わしの才能が認められるのだ。
そう信じて、作ることにしたのだが、底辺のアルバイトを辞めて。
いざ、さあ、やろうとすると、本当に何も分からない。
折角、サーフィスプロも買ったのに。
高性能すぎて、使い方が分からん。
ごめんよ、サーフィスプロ。
これから、ちゃんと、使いこなせるように、お勉強するからね。
一番の夢
死ぬまでにしたい10のことを、バイトを辞めてから、ずっと考えている。
いえ、したいことではなく、したいことのやり方を考えている。
したいことは決まっている。
決まっているのだが、やっぱり、一番したいことが出来ないのが辛い。
一番したいことは、それは、一軒家に住むこと。
もちろん、注文住宅の。
庭付き一戸建て、店舗付きがいい。
そこに、陶芸釜を置いて、ろくろを回しながら、物語のネタを考えて、作品を作り上げて、陶芸作品を細々売りながら、小説やネタを提供してガッツリ稼いで、縁側で、ゆっくり茶でもすすりたい。お茶は、玄米茶で。
技術が追い付くまでは、国家資格で生計を立てる予定。
ええ、まだ資格は持っていません。
今まで、勉強して、試験にも挑戦はしているのだが、わしには働きながら勉強するのは無理だと、気づいた。
肉体労働の後に、教科書は開けんよ。凡人には無理だ。
だから、無職になった今、出来るのよ!
挑戦できるの!
あの日本三大国家試験に。
挑戦することは、誰でも出来るのよ。
受からなきゃ、意味がない。
でも、今まで、やれてこなかった人間がいきなり、勉強モードに入れるはずもなく、どうやってやる気を出そうかと、考えている最中である。
昔ながらの人間は、本屋に行くのだ。
ネットを見れば、色んな人が親切に解説してくれている。
でも、わしは、本で学びたい。
その一冊の本に、色んな知識が書いてある。
知りたいことを一個一個、わざわざ検索して、この人の言っていることいまいち分からないということもない。
本は、本屋さんで、仮読みできるから。
本屋で、中身をじっくり確認してから、これ!という本を買う。
そうやって買った本は、大抵自分に合っている。
でも、探すのは大変。
本が売れない時代で、今は電子書籍に需要があるから、欲しい本が見つからいときもある。
Amazonでも本を買うが、Amazonは、サンプルはあるが、細部までは分からない。わりと失敗がある。
なんせ、無職☆だから
まずは、基本となる教科書を本屋で見つけて、勉強して、技術を磨いて、死ぬまでにしたい10のことをするのだ。
いつになるかは分からんが。一応期限は2年間。
時間はたっぷりある。
なんせ、無職だから☆
24時間を全部、自分のためだけに使えるのだ。
さぁ、始めようっと。