最近の記事
マガジン
記事
映画『葬送のカーネーション』ー原題「Bir Tutam Karanfil」と海外タイトル「Cloves & Carnations」について
トルコ語の原題は、「クローブをひとつまみ」です。 クローブ(丁子)のエピソードが劇中に出てきたのはお気づきでしょうか。 トラック運転手のおばさんが、ふたりにキャンディーを与えようとすると、ムサは歯痛があるので遠慮する場面です。その時に丸い缶に入ったクローブを与えます。クローブには殺菌作用があるからです。その後死体が異臭を発してきた時にムサが残っていたクローブを臭い消しのために箱の中に入れます。ハリメは、このクローブと同音異義であるカーネーションの造花をリュックに入れて持ち歩い