ウイング・レジデンスプログラムについて
お疲れ様です。うさぎの喘ギ・劇団制作の中筋です。
うさぎの喘ギ第9回公演『いつだって、はじまれる。』(いいタイトルですね)の本番まで2週間を切りました。
さて、本公演の冠としてもう1つ、「ウイング・レジデンスプログラム」というのが付けられています。
こちらは、今回利用させていただく劇場、ウイングフィールドさんのプログラムです。どのようなものかと言うと
とのことです(文面は劇場さんからいただきました)。
では、今回うさぎの喘ギがこのプログラムを利用するにあたってどういう形態を取っているのか、どういうメリットを見込んでいるのかをご紹介していきます。
概要
「劇場スペースでの作品制作・情報発信期間を通常より長く設定したプログラム」とあるように、今回は小屋入り期間(劇場をを借りる期間)を長めに設定しています。
▼スケジュールとしてはこんな感じ
5/2-5/5 小屋稽古
5/6 仕込み日
5/7 ゲネプロ
5/8-5/10 小屋稽古
5/11-5/15 本番
約2週間程劇場をレンタルし、前半を稽古&仕込み、後半を仕込んでからの調整+本番日という風に設定しています。
2週間もレンタルするので最初の土日も本番をやろうと思えばできるのですが、今回はそうしませんでした。
想定しているメリット
なぜそうしなかったのかも含めて、私が考えているメリットをあげていきます。
・仕込み状態で稽古ができる
今回、うさぎの喘ギとしてはほぼ初めて、舞台美術をしっかり仕込みます(舞台美術を担当していただくのはWI'REのサカイヒロトさんです)。
これまでほぼ素舞台でやってきたので、一体どうなっちゃうの〜〜!?って感じです。
その不安を解消するためにも、長い期間仕込み状態で稽古を行うことで、チューニングを合わせることができる。結果として作品のクオリティが上がると考えています。
稽古場で色々想定していても、劇場に入ってからその想定が全く外れていた、みたいなことはざらにあります。その差を埋める時間が無いままに本番を迎えてしまうことを防ぐために、今回は本番の回数を増やすのではなく、稽古・場当たりの時間を増やすことにしました。
・長く劇場を借りることのできる期間
少しメリットとは違うかもしれませんが、春、特に4〜5月は全体的に公演が少ないような気がします。
今小劇場で活動されている方々は割と兼業の方が多く、学生の方も多くおられます。
4,5月というのは社会としても、色んな人や物が動く過渡期。様々な見通しが立たず、公演を実施できるかがわからないため、どうしても4,5月の期間は劇場が空きがちなようです。
そこで、公演をする側としては上記のようなメリットのある長期滞在を劇場側に交渉できます。毎週のように公演がある時期では、このプログラムのような使い方はできません。
以上のようなことを考えて、今回はこのプログラムを持ちかけさせていただきました。実際にいい影響があったのか、無かったのか。その事について話す場は絶対に必要だと考え、アフタートークの機会を設けました。
アフタートークについて
今回は以下の回でアフタートークイベントを行います。
5/11(木)19:30の回終演後
ゲスト:橋本匡市さん
演出家/劇作家/宣伝美術家であり、ウイングフィールドのスタッフでもある橋本さんをゲストに、劇場スタッフの目線から今回の公演・作品がどうだったのかを中心にお話いただきます。
5/13(土)12:00の回終演後
ゲスト:三田村啓示さん
2018年・ウイングカップ8審査員として『うさり』をご覧いただいて以来、うさぎの喘ギの作品を継続して観ていただいている三田村さんにお越しいただき、ポストドラマ的な過去作品と、ドラマ色の強い今作を比較しつつ、これまでのうさぎの喘ギの変遷を中心にお伺いしたいと思っています。
5/13(土),14(日) 17:00の回終演後
ただのおしゃべり「『いつだって、はじまれる』と観客(私たち)の関係について」
劇団員が日頃、どんな風にこの作品を観ながら作っているのか、少し長く時間を使っておしゃべりします。
(入退場自由。終了時間未定。)
直前のお知らせとなってしまい申し訳ございません。
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それ以外の、まだご予約されていない方はぜひ、以下のリンクからご予約をお待ちしております!
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