うさぎの喘ギ

2017年3月旗揚げ。作・演出の泉宗良と女優の中筋捺喜で構成される。近年は「現代人の実感の喪失」をテーマに創作を行う。現代的な平熱感を特徴とする会話劇をベースに、現代アート・インスタレーションに近い作品を発表する。ウイングカップ8優秀賞受賞。 次回は2021.10.27-11.1

うさぎの喘ギ

2017年3月旗揚げ。作・演出の泉宗良と女優の中筋捺喜で構成される。近年は「現代人の実感の喪失」をテーマに創作を行う。現代的な平熱感を特徴とする会話劇をベースに、現代アート・インスタレーションに近い作品を発表する。ウイングカップ8優秀賞受賞。 次回は2021.10.27-11.1

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第1回ビルドアップ公演『いみいみ』ご来場に際してのお願い

この度は、うさぎの喘ギ第7回公演『いみいみ』にご予約いただきまして、誠にありがとうございます。 公演当日間近になりましたので、ご来場に際してのお知らせをさせていただきます。 感染症対策についての内容も含んでおりますので、必ず最後までお読みください。 【会場につきまして】会場はcollé caveです。会場住所は兵庫県芦屋市船戸町10-19 光ビル 地下1階となっております。 JR「芦屋」駅から徒歩5分、阪急「芦屋川」駅から徒歩15分程度となっております。  会場のHPはこ

    • 『いつだって、はじまれる。』公演アンケート

      いただいたアンケートの中で、許可を得ているものを公開いたします。 アイドルの自己開示が進んだのが2010年代のトレンドだったと思う。 テレビの力が弱まり、高嶺の花であったアイドルがSNSの普及、地下アイドルの勃興で距離感がどんどん近くなっていった。アイドルが自身の弱さや暗い過去を開示することが出来、弱者男性は親近感を覚えたり、自分がいないとダメだとマウントに近いような感情を刺激するようになって小さなコミニティがどんどん出来上がってきた。 でんぱ組。incの「W.W.D」で

      • うさぎの喘ギ『いつだって、はじまれる。』ご来場に際して

        うさぎの喘ギ『いつだって、はじまれる。』にご来場いただきます皆様に、いくつかお願いとご注意があります。 長くなってしまいますが、最後まで目を通していただけますと幸いです。 1.ご来場に際して ・会場はウイングフィールド(大阪府大阪市中央区東心斎橋2-1-27 周防町ウイングス6F)です。 ・受付開始・開場は開演の30分前、上演時間は90分を予定しております。 ・5階までエレベーターで上がっていただき、受付でご予約時のお名前をお申し付けください。 ・本公演では紙のチケットを発

        • 5/7(日)プレ公演ご感想

          ※5/7(日)に実施した『いつだって、はじまれる。』プレ公演の際にいただいたwebアンケートです。 ----------------------------- 走り書きのメモを元に書いていますので、内容が重複していたり読みづらいところがあると思いますが、そのまま記載します。 とても面白く拝見しました。 ヴィレヴァン的な店は、時々合わない時がある。 体調なのか、圧に負けるのか。 モノに宿る意思みたいなものの圧かもしれない。 モノがそこにある以上、モノに擬えられている作品の

        • 固定された記事

        第1回ビルドアップ公演『いみいみ』ご来場に際してのお願い

          ウイング・レジデンスプログラムについて

          お疲れ様です。うさぎの喘ギ・劇団制作の中筋です。 うさぎの喘ギ第9回公演『いつだって、はじまれる。』(いいタイトルですね)の本番まで2週間を切りました。 さて、本公演の冠としてもう1つ、「ウイング・レジデンスプログラム」というのが付けられています。 こちらは、今回利用させていただく劇場、ウイングフィールドさんのプログラムです。どのようなものかと言うと とのことです(文面は劇場さんからいただきました)。 では、今回うさぎの喘ギがこのプログラムを利用するにあたってどういう形態

          ウイング・レジデンスプログラムについて

          『はらただしさ』6/25(土)18:00の回ご感想

          おつかれさまでした。 単純な意味ではないですが、面白かったです。 以下、長めで思いついたままですが、書きます。 劇場というソーシャルメディアに取り込まれて見ていた感覚だった。 確信はないが、語られる内容の主体が均質化されて、言葉の波紋の様なものを極力起こさないような意思を感じる。 PEACE FOR ALLな衣装も、それぞれの動きの癖づけも。 作中で演者は執拗に客席を見るが、見ているのは「こちら」であって「僕」ではない。 客席に座る観客の姿に代替された、匿名性に隠されたタ

          『はらただしさ』6/25(土)18:00の回ご感想

          うさぎの喘ギ第8回公演『はらただしさ』ご来場につきまして

          【会場につきまして】会場はウイングフィールドです。会場住所は大阪府大阪市中央区東心斎橋2−1ー27 周防町ウイングス6階となっております。 大阪メトロ「長堀橋」駅から7番出口から徒歩5分、「心斎橋」駅6番出口から徒歩10分です。 会場のHPはこちら ※公演内容についてのお問い合わせは劇団までお願いいたします。 また、会場には階段で上がっていただくことになります。 土足厳禁ですので、脱ぎ履きしやすいお履物をお勧めいたします。 【受付開始・開場・上演時間につきまして】受付開始・

          うさぎの喘ギ第8回公演『はらただしさ』ご来場につきまして

          『いみいみ』10月31日18:00の回ご感想

          こちらのご感想は、お客様に匿名で公開することの許可を得た上で投稿しております。 前回の4人バージョンよりも見やすくなっていた。1人になってフォーカスしやすくなったのか、みる側も2回目とも言える体験になれたのか。もちろんブラッシュアップ公演として練り直された故なのだろうけど。 「私は私」という1人が4人いた前回は、無意識にどこかその4人の関係性を見ようとする力が働いてしまった為に、見るポイントを集中しきれなかったのかもしれない。しかし、コレはコレ、ソレはソレと区別されて、さ

          『いみいみ』10月31日18:00の回ご感想

          『いみいみ』10月30日15:00の回ご感想

          こちらのご感想は、お客様に匿名で公開することの許可を得た上で投稿しております。 「AはA」という同語反復の表現って、その単語の意味を噛み締めるときに使うことが多い気がするのですが、『いみいみ』では思考停止のために使われている感じがしました。 手が触れた、暇?って声をかけられた、一瞬残念そうな表現が見えた、それらの行為から透けて見える何かしらの意図、それを考えたくないから「AはA」と言い切る。「意味を忌むってこういうことか!」とハッとしました。 一方で、本当に言いたいことが

          『いみいみ』10月30日15:00の回ご感想

          『いみいみ』10月30日12:00の回のご感想

          こちらのご感想は、お客様に匿名で公開することの許可を得た上で投稿しております。 お芝居を見て私がまず感じたことは 「これは"私たち"にとっての、これまでに受けてきた透明な暴力/抑圧とこれから直面する葛藤を描いたもの」 ということでした。  私たちに向けられたもの、と解釈したのはこのお芝居を観た私自身が現在22歳の女だからです。私はこの作品は、「私たち」が主人公で「私たち」へのメッセージなのだと受け取りました。  物語の序盤、主人公を演じる葭本様が自分の身体を辿りながら「つ

          『いみいみ』10月30日12:00の回のご感想

          『いみいみ』10月30日12:00の回のご感想

          こちらのご感想は、お客様に匿名で公開することの許可を得た上で投稿しております。 まず、いい劇場だなと思いました。そもそもこんなに役者の近くで劇を観られるのが久しぶりで、緊張感がお芝居に集中させてくれました。一面真っ白の、出入り口も塞がれた小さな部屋が、役者の話す全てを閉じ込め、反響させて、何倍にもして客にぶつけてくるようでした。 放たれた「意味」たちが部屋を温めて詰まっていくようで、それだけに部屋のドアが開け放たれたとき、その緊張がいくらかほぐれてしまったように思いました

          『いみいみ』10月30日12:00の回のご感想

          『いみいみ』10月29日15:00の回のご感想

          こちらのご感想は、お客様に匿名で公開することの許可を得た上で投稿しております。 冒頭。白いドレスの少女が、冷たいコンクリートの床に素足で立った。床は冷たくないのだろうか。足の裏は痛くないのだろうか。そんなことを考えていると、やおら、少女が、天井とか、壁とか、床を見つめつつ、それらの名前を2度づつ繰り返し始めたので、戸惑う。な、なんなんだこれは、不条理劇か? ゴドーを待っているのか? このまま、1時間、この調子で続くのか? これは耐えられないかも。そんな不安を知ってかしらでか

          『いみいみ』10月29日15:00の回のご感想

          うさぎの喘ギ第1回ビルドアップ公演『いみいみ』公演情報

          いみする いみさせられる 私も 自分のいみをいみして​生きるように きっとなってしまう ​ 私たちうさぎの喘ギは、今年の3月に上演した『いみいみ』という作品を、これから、繰り返し何度も上演していくことに決めました。 ​この作品は、テキストの全編が「同語反復(トートロジー)」によって 構成され、そこには、さまざまな解釈の可能性と、 可能性への拒絶が同居しています。 この作品に何度も挑戦し、そして何度も拒絶される中で、 生まれる何かがきっとある。 それを私たちと一緒に探していただ

          うさぎの喘ギ第1回ビルドアップ公演『いみいみ』公演情報

          第7回公演『いみいみ』ご来場に際してのお願い

          この度は、うさぎの喘ギ第7回公演『いみいみ』にご予約いただきまして、誠にありがとうございます。 公演当日間近になりましたので、ご来場に際してのお知らせをさせていただきます。 感染症対策についての内容も含んでおりますので、必ず最後までお読みください 【会場につきまして】 会場はgallery/art space green&gardenです。会場住所は 京都市中京区猪熊通三条下る三条猪熊町645番1 となっております。 交通アクセスは阪急「大宮」駅3番出口から徒歩約7分、京

          第7回公演『いみいみ』ご来場に際してのお願い

          第7回公演『いみいみ』会場までのご案内

          会場となるgreen & gardenまでの道のりをご案内させていただきます。 阪急大宮駅から 3番出口をでます。 出たところです。右側に大きな通りがあるので、その通りに沿って進みます。 しばらく進むと、京都銀行が見えてきます。その角を左に曲がります。 ここから、割とずっと真っ直ぐです。 美味しそうなお店もあります。 会場の1Fはレストランになってます。右の茶色い扉を開けて、階段を上がったところが受付です。ここまでの所要時間は7分です。 地下鉄東西線二条城前駅

          第7回公演『いみいみ』会場までのご案内

          うさぎの喘ギ×ツレヅレ 交流企画

          同じ稽古場を利用し公演期間の重なっているうさぎの喘ギとツレヅレ。両団体の交流とお互いの公演の周知を目的としたのが本企画の趣旨である。  今回は、うさぎの喘ギ第七回公演『いみいみ』の作・演出を務める泉宗良とツレヅレ第二回『ハムレットマシーン』の演出・森本綾乃とプロデューサーのキャメロン瀬藤謙友の3人で「今、作品を上演する意味について」そしてお互いの作品について座談会を行なった。 第二回  『演出座談会〜今、作品を上演する意味について〜』 参加者  うさぎの喘ギ   泉宗良(作

          うさぎの喘ギ×ツレヅレ 交流企画