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一句一遊「まじ」

俥夫の背の膨れはまじや右に海

兎野紫/一句一遊「まじ」

水曜日で読まれました!やった~。



お題が発表になったときのワイ「まじってなに?」
一句一遊初心者で「カタカナシリーズ“ラ”」「漢字シリーズ“西”」という兼題に戸惑った直後でしたので「若者言葉シリーズ“マジ”」ってことかな…と一瞬本気で思った。違った。

去年、川越に遊びに行って初めて人力車に乗ったことを思い出し「まじ」と取り合わせてみた句がコチラ(↑)です。※海沿いを人力車で通ったわけではないのでそこはフィクションです。

以下、組長のラジオでのコメント文字起こし。

『人力車を引いているあのお兄さんの背中が膨れて、右の海から風が来るって、こんな映像を詠んでくれました。』

組長からのうれぴっぴコメント

“こんな映像を詠んでくれました”
ここすごく嬉しくて。
組長が「描写」「映像」「光景」という言葉を何回も言うけれど、なかなか「十七音の文を作る」感覚から抜け出せなかったのです。フルポン村上も「俳句はスケッチ」って言ってたなあ…なんて思いながら。
でも俳句生活で「今月のアドバイス」欄に掲載されたとき、なんかわかった気がしました、なんとなく。
これが不要なのであればつまりは…と、ちいこい光の筋を辿って辿って…。
辿った結果、“こんな映像を詠んでくれました”という言葉を頂けた。
組長が何度も言う言葉の一つ「映像」!

これからも描写力・俳筋力のトレーニングを続けるぞ~