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JANOG53 NETCON現地問題1解説

博多にてJANOG53が開催され、NETCONスタッフとして参加したsmithです。


JANOG53@博多

今回展示ブースやセッションに合わせて、NETCONが開催され、オンライン問題だけでなく現地で実際機器を使ってトラブルシューティングする問題もありました。
その問題解説をします~!

問題文

新入社員のS君は1月に入社したばかり。

スパルタな先輩から早速課題を与えられた。

先輩「検証環境にICX6430-C12(or EX4200)2台があるから、メタルケーブル使ってとりあえずリンクアップさせてみて」

S君「わかりました。リンクアップさせるだけなら簡単ですね!」

先輩「威勢がいいね~。ちなみに検証環境だから設定のゴミがいっぱいあるかも。よく設定を見てね。」

S君「はい!ささっとやってしまいます!」



・・・20分後・・・

S君(no shutdownしてメタルケーブルさしたのに、リンクアップしないんだけど…)

設定を確認してリンクアップさせるようにしてください。


現地の様子

2台の機器のあるポートにてメタルケーブルを刺している状態でリンクアップをさせてほしい問題です

この問題でポイントなのは、「検証環境だから設定のゴミが残っているかも」というところです。

検証環境はいろんな人が設定をし、設定を元に戻さないまま放置。。。なんてことが多々あると思います。

そんな中、新入社員君は特に設定を深く見ずケーブルを指してリンクアップするだろうと安易に考えてしまった。そんな場面を想定しました。

結論、回答としては2台のコンフィグには差分があり、ポートのspeed設定が一致していません。
autoのままにする方も多いかもしれないですが、speed設定をする場合は必ず両ポートともspeedを一致させる必要があります。
どちらかの機器のspeedを変更することでリンクアップさせれば正解でした。

interface ethernet 1/1/1
 port-name metal-cable-is-fine
 speed-duplex 100-full
interface ethernet 1/1/1
 speed-duplex 10-full


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