ネガティブでも大切なコミュニケーション
コロナが蔓延しだした頃、急遽会社から在宅勤務を命じられた友人が、テレワークがきついとこぼしていました。
「1日中、家でPCやスマホに向かって作業をして、誰とも話さずにいると、自分が世界から取り残されたような気持がする。」
「せめて、お昼時は外に出ようと、お弁当を買って、家の前の公園で食べていると、なぜだかわからないけど、涙が止まらなくなった」
これを聞くと、友人の職場は人間関係が良く、チームワークを大切にしているのかな?と思いますが、実際は逆です。
友人は、職場の人間関係にイライラして、上司や同僚、後輩の愚痴を常に言っていました。
テレワークでのメンタル不調には様々な原因があると思います。その中でも、「コミュニケーション不足」は、比較的大きな要因として考えられます。
この「コミュニケーション不足」の「コミュニケーション」には、もしかしたらネガティブなコミュニケーションも含まれるのかもしれません。
嫌な人間関係はスパッと切ることで、ストレスは無くなると思いがちですが、意外とそうでもないのかもしれませんね。
ネガティブなものでも、コミュニケーションは1つの刺激ですから、それが全くなくなると、その方がストレスに感じるのかもしれません。
友人の話を聞いて、私自身、随分前の育児休業中の事を思い出しました。
我が子と存分に関われる幸せはもちろん感じていました。・・が、自分だけが世間から取り残されたような寂しさ、誰とも話ができない、毎日行く場所が無い、という何とも言えない不安を感じた日々でもありました。育休明けに復帰した時は、それはそれはホッとしたものです。
たとえネガティブなものであっても、コミュニケーションが遮断されるのは、結構なストレスになるんだな、と新たな発見でした。
テレワークと上手く付き合えるような、コミュニケーションツールを取り入れられるといいな、と思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?