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準備なしで日本語講師を始められた私の4つの理由。

私が準備なしでも1年半日本語講師の仕事ができた理由をいくつか取り上げて考えてみる。

①英語で意思疎通ができること。
私の英語レベルはペラペラとは言えないけれど、CEFRの指標ではおそらくB2ぐらい。オーストラリアに留学経験があり、10年以上前にはなるが留学の為IELTS6.5を取得した。
外国人と一緒に仕事をすることも多く、日常会話や必要なことを伝え合って
コミュニケーションすることには不便を感じないレベルで英語を話すことができる。

②語学学習が好き。
私は音楽大学の声楽専攻を卒業している。オペラなどのクラシックの声楽作品を歌うことを専門としていたため、英語の他にもイタリア語、フランス語、ドイツ語、ラテン語、、を読んで歌うことができ、どの言語も (ラテン語以外) 言語によって差はあれど、初級レベルまでは学んだことがあった。それぞれの言語を日本語や英語と比べて考えることも元々好きで、それ以前の小中学校時代の日本語の文法の授業もとても好きだったので、日本語レッスンをしていく上では強みだったと思う。

③教える仕事、人と関わりコミュニケーションする仕事が好き。
日本語講師をする前から、専門の音楽を教える仕事をしていた。
自分の持っている知識や技術を生徒さんにお伝えし、生徒さんが笑顔になったり上達していかれる姿を見ることは、本当に嬉しいこと。その喜びを元々知っていたことも続けるモチベーションになっていた。

音楽以外に今までやってきたアルバイトや仕事も、やりがいを持って続けられたのは全て接客関係の仕事だった。
レストラン、結婚式場、ホテル、通販やIT関係のカスタマーサポート等々。
ホール係や、インフォメーション係、電話対応の仕事をした経験がある。
コミュニケーション能力、丁寧な接客、英語が話せること等、今思えば自分の特性、得意なことを活かせる仕事だった。このような能力は日本語講師の仕事、何かを教える仕事全般に通じるものだと思う。

④自分で勉強して実践するのが好き。
②の「語学学習が好き」もここに含まれるが、自分の興味のあることを自分で勉強して深めていき、自分の習慣にしたり、自分で実践して使っていくことが好きだと思う。
専門の音楽に関わること、ヨガ、瞑想、料理、健康法、語学等々、、自分で学び始めたことがきっかけで長く続いていることがたくさんある。

日本語の教え方も、我流でレッスンに向き合いつつ、Youtubeやブログなどで発信されている日本語講師の皆さん、日本語教育関連の書籍を出版されている出版社さん等の、コンテンツ等々から多くを学ばせていただき、日々生徒さんとのレッスンを組み立てていくヒントにさせていただいた。

日本語や日本語教育に関して学びを深め、生徒さんお一人お一人とのレッスンをクリエイトしていけることが私の大きなよろこびになっていた。


まとめ
考えてみると、日本語教育に関しての専門的な教育を受けたことがなくても、生きてくる中で日本語講師として必要なことのいくつかを経験し、強みとして持っていたことが、私の日本語講師としての強みにも繋がっていた。

思えば日本語講師という仕事は、私が今まで生きてきたことを存分に活かすことができた、とてもありがたい仕事だった。
「日本語講師」という仕事に巡り合わせていただいたこと、出逢ってくれた生徒の皆さんに心から感謝したい。

また日本語講師という仕事は、それぞれの人が各々に通ってきた人生や人生で取り組んできたこと、その人の性格、特性、得意なことを活かしてできる仕事だと思う。十人十色それぞれの色を活かして、「みんな違ってみんないい」日本語講師がこれからも生まれ続けていくと、とても素敵だと思う。

最後に、
日本語講師をやってみようかなと思っている皆さん、ぜひ挑戦してみてください!世界に一人しかいないあなたらしさを活かしてできる、魅力的な仕事です。世界のどこかであなたのような先生を待っている人が何人もいるかもしれません。そう考えてみたらワクワクしてきませんか?

最後までお読みくださり、
ありがとうございました!

すてきな日本語の先生が一人でも多く、
世界に羽ばたいて行かれますことを祈っています!

#日本語講師


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