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私のレッスンの長所・短所 ー日本語講師生活一年半を振り返って。
一年半日本語のレッスンをしてきて、
生徒さんは私の性格や雰囲気で
ついてきてくれていたんだろうと思う。
私のレッスンは、
フレンドリーでゆるっとした雰囲気で、
なんとなく楽しいんだろうと思う。
これは長所であり短所でもあった。。
根気よく一年程続けてくれた生徒さんは、
読み書きもとても伸びたし
受け答えも積極的になったし、
文法的にも直すところが少なくなり、
正に継続は力なりだなぁと思わせてくれた。
一方で、
レッスンに来たり来なかったり
宿題を出してもしない、
レッスンが始まった瞬間に
自分が話したいことを
英語でベラベラ話し始めて止まらない、、
そんな生徒さんもいた。
なるべく英語での受け答えは
しないようにしていたものの、
雰囲気がとてもリラックスで、
英語で話しても理解してくれる
私、という存在が、
彼らの日本語学習の妨げに
なってしまっていたようにも思う。
そういうパターンになっていた生徒さんは
文を読んだり問題を解くのは得意だったが、
実際に日本語でコミュニケーションする力が
なかなか上がらなかった。
私に甘えて英語でばかり話そうとするからそうなるし、
私が甘いからそうなる。
英語で話し始めたら適当なところで区切り
生徒さんが日本語で言えそうな文を取り出して
日本語で言ってみてもらうことで、
なんとかレッスンに戻そうと試みてはいたものの、
なんでも英語で言ってしまう癖は
本人の心がけがないとなかなか難しかった。
とはいえ、
レッスンがこうなってしまうのは
私の問題が絶対的に大きかった。
私は日本語の教え方を専門機関で学んだことがなく、
我流でレッスンをしていたからだ。
一緒にテキストを読んで
書いてあることを一緒に考え、
自然にテキストにある文法事項や表現を
理解してもらうように進めていた。
その中で生徒さんが分からないことは
初級者の場合は特に英語で聞かれることが多く、
そこからどうしても英語での会話になってしまう。
日本語講師養成講座などで日本語の教え方を学べば、難しい日本語の文法事項なども、直接法を使った能率的なテクニックでもっと効率良く教えられるのだと思う。
生徒さんが本当に上達できるようなレッスンをするには、
私は「日本語の教え方」を専門的に学ぶ必要があると思う。
でも今私はすぐにそうすることができず踏み止まっている。
日本語講師自体を続けるかどうかを考えて立ち止まっている。
情けない。
一年半、折角頑張ってきたのにもったいない。
いろいろ思うけど、
日本語講師としてこの先に進むにしても他の道を行くにしても、
心が納得していないと進めない。
しばらくこの一年半を振り返りながら、
心ゆくまま考えてみようと思う。