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日本語講師を休止して困ったこと。

私が日本語講師の活動休止を決めたのは9月上旬。
生徒の皆さん一人一人にお伝えし、サブスクリプションのキャンセル、
返金、他の先生のレッスンに移行等々、、事務的な処理をお願いした。

丁度残りのレッスン回数が0になっていた生徒さんとはメッセージのやり取りだけでお別れになった。ほぼ毎回レッスン時間を変更する、少々厄介で苦手だった生徒さんは"Ok, no problem"とだけメッセージをくれて終了したが、ほとんどの生徒さんは残念そうにレッスン終了を惜しんでくれた。
「わかったよ。でもどうしたの?大丈夫?」
"Everything is going well? Wish you all the best!" 
私を気にかけてくれたり、この先の人生を応援してくれるような素敵な言葉をたくさんくれた。

戻ってくるつもりなのか他のプラットフォームや個人でレッスンを続けるのかを聞いてきてくれたり、戻ってきたときは連絡してほしいと言ってくれた。

生徒の皆さんには詳しい経緯や心情は伝えていない。
「また日本語の先生として帰ってくるかは分からないけれど、今まで頑張ってきたからこれからも他の先生とレッスンを続けてね。」と伝えた。

困ったのは生徒の皆さんがそこで頷かず、しばらく日本語の勉強を休むと言い始めたこと。「先生がいちばんの先生だから他の先生を探したくない。」「しばらくしたら先生が戻ってくるかもしれないから。」「Zoomとかでもレッスンできるから、時間ができたら連絡してほしい。」等々、、

足りないことばかりの先生だったのに、生徒の皆さんはそんなに私を頼りにしてくれていたんだ。私のレッスンを好きでいてくれたんだ。
とてもうれしくて複雑な心境だった。

もちろんしばらくして私から連絡がなかったら、他の先生を探したり、他の勉強方法を見つけて日本語を続けてくれると思う。
小さな私がみんなの人生を背負って歩くことはできない。

それでも、この仕事は本当に責任ある仕事なんだ、誰かの人生に多かれ少なかれ影響を及ぼす仕事なんだ。
分かっていたつもりだったけど、お休みを決めて、やりとりをして、実際に休みに入って、身にしみて感じている。

勝手な先生でごめんなさい。
みなさん、本当にありがとう。元気で、日本語を続けてね。

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