誕生日月間<2024の④> いつもと違う日曜に
観たいと思った映画「ポトフ 美食家と料理人」に行きました。私の好きな感じの映画です。美しい映像をみて、生きることを考えた(大袈裟)日曜の朝でした。9時25分開始。
ちょうどフランス語圏でもあるモロッコ旅行から戻ったところで、「食べること」に目が向いている時期でした。タイミングってありますね。これまでの人生で食べてきた様々な料理を思い出しながら観た映画、興味深い体験でした。時代設定は随分前のものだけれど、今に通じるキッチンの様子も楽しかった。モロッコで泊まったリヤドは古い調度品をうまく活用していて、その辺とも重なりました。長く生きてきてこの映画を観れて、年を重ねると楽しみが多くなるとも感じました。
きっかけは米粒写経公式チャンネルの番組「映画談話室」でサンキュータツオさんが「2023年で一番良かった映画」とおっしゃっていたこと。タツオさんは、夫経由で知った「渋谷らくご」のご縁から、相方の居島一平さんが「本の長屋」の取材に来ていただいたご縁もあり。もともと気になっていた方でしたが、繋がってきたのが面白い。映画も観てみたいと思いました。本の長屋を始めたことで広がった世界でもあります。
日曜日の朝の吉祥寺は清々しい。私は学生時代に吉祥寺の学校に行っていたことはないし、昼間の様子と違う、新鮮な思いをしました。日曜日の朝に活動する習慣が私の人生的にはそれほどなくて。これは新しいと感じました。もっと吉祥寺の朝を活用したい。
江戸家猫八先生の不定期開催のスペース(X)で、サンマルクカフェのハムチーズホットサンドの話を聞いてから、食べる機会を伺っていて、映画の後のランチで行ってみました。チェーン店もいつも行くところは限られています。日々の食はどうしても保守的になります。結論から言うと、次からはサンマルクカフェも立ち寄りルーティンに入れることにしました。
以前静岡に住んでいた時には、角地の明るい店舗だったこともあり、たまに行っていました。東京では今回が初かもしれない。職場近くのサンマルクは、その静岡の店舗とはイメージが少し違ったこともあり入ったことがなく。今回きっかけをいただいて良かったです。次からは行ってみようと思います。いつもと違う動きをすることで、きっと毎日も少しずつ変わっていくのです。
今年は毎日の当たり前を少し更新したいと思っています。ポトフの映画の後に、実家母のサポートをし、帰宅後、人生初で「クスクス」料理をしました。モロッコから戻り、タジン鍋を使わない「タジン」を作ってきました。本場で食べて正解がわかったので、自信を持って創作できるようになりました。
レモンがポイントです。冷蔵庫にレモンを常備するようになりました。そしてクスクス。もちろんこれまでも食べてきた食材でしたが、自宅キッチンでは使っておらず。こちらも正解がわかったので、作る気になりました。結論、美味しかった!👍 我が家の定番になるかはまだわからないけれど、取り入れて食卓を少し変えていければと思います。
コロナ以降、ルーティンが固まっていたことを、少しずつ見直したい。誕生日月間は、工夫の月間でもあります。1年の前半にこういうことが試せる。2月生まれ、気に入っているのです。