
本の長屋、出品する本の準備をしています
いよいよ箱店主の「お仕事(推し事?)」が始まります。どのような本を置こうか考えていると、自分の発想の狭さを感じます。選んだ本が狭いということではなく、もっといろいろな本が世の中にあるんだろうなという、自分の幅の限界を感じているということです。
箱のサイズは幅50センチ。当初12冊くらいとお聞きしていましたが、もっと置けそうです。考えてみれば本の幅によって冊数は変わりますね。ぎちぎちに置いてもどうかと思いますから、余裕を持って12冊〜15冊がいいところなのかもしれません。現在10冊は手元に準備が終わり、あと数冊をどうしようか考えています。
好きなエッセイを中心に準備しています。出品する本をもう一度読み返し、特に高円寺にこじつけて縁(ゆかり)がある本にはポップを書こうかと思っています。高円寺は高架下が新しくなったり、コロナを経てまた別の活気が出てきそうな予感。レトロブームでその中の何割かの方は、コクテイル書房にも立ち寄られるでしょう。高円寺をもう一回りできるようなきっかけの本を置きたいと思って準備しています。
他の方の棚を見るのが楽しみです。今回思い出していない本も、他の方の選書を見ることで、自分の引き出しの奥から引っ張り出せるものがあるかもしれません。思い出、無意識とはそういうもの。これにより、自分の読書が楽しくなるといいなと思っています。
テレビ番組やネット記事で言われていることと、少し違うベクトルで動いている気がしています。私自身は強くなりたいと思っています。自分でできることを増やしていきたい。本業に出勤する前の時間に、思考を巡らせることができて楽しいのです。しばらく趣味らしい趣味に没頭していなかったこと、追われた生活をしていることにも気づく、4月上旬です。