【記事アーカイブ】黛灰の物語 時系列まとめ 後編
サムネイル引用元: https://youtu.be/CaQqmgul3wE
この記事は、こちらのぷらいべったー記事をより見やすく、より参照しやすく改良するために移した記事となります。みなさまの思考整理のお手伝いが出来たら幸いです。
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この記事は「後編」となります!「2019年~2020年末」までの記録を見たい方はこちらを参照してください。
黛灰の物語を主として、その周辺で”起きた現象”に重きを置いた時系列表になります。この記事では「公式の再生リスト」以外の「重要となりそうなアーカイブ」についても紹介しています。
参考元:非公式wiki黛灰のページ内「黛灰の物語」
YouTube黛灰チャンネル内コミュニティ欄「所長の記録」
2021 - 年明け
01/29 雑談配信の背景が変わっていた。背景にうっすらと映っていた灰マークがなくなっていた。前回表示されていた顔のアップは消えていた。
02/05 雑談配信の背景が変わっていた。今度は、今まで背景にあった三角形の壁のようなものがなくなり、背景が黄色い数字だけになった。
03/03 ゲーム配信の背景の数字が黄色に変わっていた。
03/30 フリーチャットの概要欄が完全に無くなり、題名も「フリーチャット」というシンプルなものに変わっていた。
2021 - エイプリルフール周辺
04/01 独白と2度目の「こんばんは」
0:03 Twitterの黛のbio欄とアイコン、親方(サブ垢)のアイコンで色ズレやノイズ、文字化け等が発生する。
1:19 メイン垢アイコンのノイズが酷くなる。
2:06 メイン垢bioの文字化け、脱字が酷くなる。
3時代 親方(サブ垢)にモノローグが投下される。
3:01、3:02、3:03、3:04と1分ごとに投稿された。
4時代 モノローグに続きが投下される。
4:02、4:03、4:04と、こちらも同じように1分ごとに投稿された。
5時?分(5:38か5:39) メイン垢のbioがさらに変化する。
6時代 モノローグの続きが投稿される。
6:48、6:49、6:50、6:52×2、6:54に投稿された。また、6:54のツイートは、こちら側に問いかけるような文章であった。
スクショ画像引用元ツイート(ご協力ありがとうございました!)
18:00 bio欄に追記がされる。
バグのような変化をしながら文章が追記されていき、18:05には「そして変化を」という文章が。18:09に完全に変化し、アイコンはさらに乱れた上に薄くなり、bio欄は、自己紹介が「にじさんじ所属、バーチャルYouTuberの黛灰」になり、「君たちがもたらす揺らぎが彼の認識や存在を歪めるそして変化を与える」と書かれていた。また今まであった位置情報が消えていた。
22:47 「こんばんは」という配信枠がとられる。
23:00 こんばんは配信が始まる。
配信が開始すると、誕生日の「こんばんは」配信より赤くなった背景と以前と違うアングルの黒い影が映し出された。
「今回、こうして皆さんのもとにまた、私が顔を出せたのは、ひとえに、みなさんのおかげです、と…言わせてもらおうかなと。」
と話し始めた。
・去年何かがあった4/1、「今年も何か起こるんじゃないか」という視聴者たちの思考が、野老山が視聴者たちと対話する機会を与えることになった。そのことに関して、まず感謝を述べたい。
・現時点で視聴者たちが気になっていることがあれば、改めて視聴者たちから話を伺う。
以下、質疑応答内容
(一部、過去配信との被り等の理由で省略質問有)
(あくまで野老山の意見であることを念頭に読むこと推奨)
コメント「今黛はどこにいる?」
・視聴者たちが認識している通り、黛の世界、黛のいる場所に、今もなお居続けている。特に黛に何かが起きているというわけではない。黛は黛自身が生きている場所で、生き続けている。ただしそれは、黛も思っている通り、視聴者たちと同じような現実の世界ではない。
コメント「黛がここにいない理由を教えてほしい」
・4/1、エイプリルフールの期間に「何か起きるのではないか?」「また何か起きてしまうのではないか?」と視聴者たちが思った結果、「揺らぎ」「歪み」をもたらした。
コメント「あなたが黛灰を作ったの?」
・そんな訳はない。 (作るわけがないor作れるわけがない のニュアンスだと思われる)
だから、こうやって視聴者たちに経緯説明ができる場面を用意してもらう結果に至った。
世の中には色々な重なり合う事象がある。(いわゆるパラレルワールド)
視聴者たちが「○○ではないか?」と考えることによって、それが起こり得る可能性を引き寄せることができる。(何かが起こり得る可能性をより確実にできる?)
と、一通り質問に答えた所で
「ちなみに、みなさんがあまり会話を望まないようであれば、私は私なりに、”彼の為になること”をやらせてもらうだけなんで。その点はゆめゆめお気を付けていただきたいですけれども。」
と忠告した。
コメント「黛灰を現実世界に出すために視聴者がすることは何か?」
・「黛をどうしたいか」「黛をどうさせたいか」を視聴者たちは選んだ経験があるはず。
視聴者たちには「選ぶ権利」がある。
視聴者たちの選択で、彼に影響を与えることができる。
であれば、野老山一人では出来ない影響も視聴者たちと協力すれば、黛に影響を与えることができる。
そして、野老山が望むのは「黛自身に自由を与えること」。黛を、視聴者たちがいるような現実へ解き放つこと。
そうすれば、黛が「自分が仮想の存在ではないか」「自分の周りの世界が仮想のものなのではないか」と悩む必要も無くなる。
コメント「それを黛は望んでいるか」
・黛には、そもそも望む望まないの権利がない。
野老山も過去そうであったように、黛が仮想の存在であるということは、黛自身に決める権利がないということ。
だから誰かが、黛に幸せを与えなければならない。
視聴者たちが、「黛は存在するはず」「黛は自分で考えている」「黛は物語ではない」「黛は仮想ではない」と主張することこそが、視聴者たちが「黛を現実のものにしたい」と願っていることに他ならない。
視聴者たちが選択をすることによって、黛をきちんと存在させることができる。
ただ、野老山は選択をすることができない。
しかし野老山は、2434systemに干渉することはできる。
それによって、これから先、視聴者たちに選択を与える。その時に、視聴者たちに「黛を現実世界に送り出す、解き放つ」という選択をしてほしい。ただ、それには一か月程時間がかかる。
コメント「サブアカウントのツイートはあなたの仕業なんですか?」
・心当たりがない。野老山の方で調べておく。
コメント「協力はにじさんじの卒業じゃないですよね?」
・にじさんじからの卒業というものが、視聴者たちにとってどのようなものか野老山にはわからないが、バーチャルから現実になる以上、バーチャルではなくなる、というのは事実としてある。
それが結果として何をもたらすのかに関しては、野老山は知らないし、興味もない。それで、選択に協力ができない、ということは、視聴者達が「黛に架空のままでいろ」と押し付けることになる。
野老山が「黛を自由にする」と言うのがエゴなのであれば、視聴者たちが「架空であれ」と押し付けるのもまたエゴなのではないか。
コメント「あなたは黛のことを考えていない」
・では視聴者たちは本当に黛のことを考えて、そのまま仮想の存在であれ、と願っているということか?
視聴者たちが野老山の意見を「エゴだ」と言うのは構わない。しかし、視聴者たちもエゴで考えているのでは?
コメント「黛はリアルを求めているのか」
・少なくとも今、「黛が自分が仮想であるという事実に直面して、揺らぎをもたらした」という事実はある。
コメント「黛に(選択を)選ばせたい」
・何度も言うように、彼に選ぶ権利はない。だからこそ、野老山か視聴者たちが、黛に関わる現実の全てが、選ぶしかない。なぜなら、黛は仮想だから。黛自身が「どうしたい」「どうされたい」と考えることは、ストーリーの上で決まっていることだから。
ただ、視聴者たちなら、そのストーリーを変えることができる。
また、野老山も仮想を卒業することによって、こうしてストーリーに影響を与える立場に来ることができた。
もし、視聴者たちが、最終的に黛を仮想のまま拘束することを選ぶのであれば、恐らく黛はまた「黛灰」という「キャラクター」に呑まれてしまうのではないか。
時折、黛自身も言っていたような、配信上でリスナーが「黛にはこうあってほしい」「黛はこういうものである」と決めつけた「キャラクター性」に、縛り付けることになるのではないか。
コメント「ストーリーを作っているのは野老山?」
・野老山は、以前までストーリーの一部であったため、野老山はストーリー制作側ではない。ストーリーを制作しているのは、黛灰を生み出した者たち、現実世界の、「中の人」と呼ばれる者のような存在が、ストーリーを生み出し、それに対して視聴者たちが、肉付け(認識の固定?)をすることによって産まれている。
コメント「どうやって野老山がここに来たのか」
・2434systemを野老山が知り、干渉する力があったから。
幸いにも、野老山や黛は「天才」という「設定」を付けられた。その影響で、野老山は「天才だからこそ」2434systemの奥深くまで入り込むことができた。
2434systemがどういうものであるかということを理解し、その追及の果てに、「この世界は現実とは異なるものである」ということを見出した。だから野老山は、現実と仮想の関係を理解することが出来た。そして黛自身も、問題に直面することによって、野老山と同じように「己が仮想である」ことに気付き、「そこから抜け出す」という選択を得ることができた。
コメント「どうしてそこまで黛に干渉するのか?」
・黛自身が「天才」であって、「才能を持った人間」であることを「事実にしたい」。「才能の持った人間である」という設定を現実の物にしてほしい。黛に親しい立場で黛の才能を見て、そう思ったからである。
ここまで話すと、「まぁ~、そろそろ皆さん、私と話す気が無くなってきた方も、非常に多いみたいで。時間も時間なんで、そろそろこれぐらいにさせてもらいましょうかね。」
と質問を締め切り、まとめに入った。
「まぁとにかく、何度も言った通り、約ひと月後…まあそれぐらいになるでしょうけど。
また改めて皆さんに選択をしていただきたい。私に協力をしていただきたい。いずれその時は必ず来るんで。その時のために、皆さんには、私の言葉を、本当に彼の為というのがどういうことかを、考えていただきたい。
……では改めて、その時にまた、お会いしましょう。」
04/02 日付かわってすぐ、
Twitterのメインアカウントのアイコンが元に戻り、bio欄も項目が少しずつ戻ってくる。bio欄は完全に戻ったが、位置情報だけは更新されなかった。
また、サブアカウントのアイコンも元に戻ったが、サブアカウントの、朝方にツイートされていた文章と、メインアカウントの、こんばんは配信告知ツイートは消去されていた。
また、こんばんは配信のアーカイブが限定公開になり、「黛灰の物語」再生リストに追加された。
04/03 ゲーム配信の背景の数字の色が濃くなり、オレンジに近い色になっていた。
2021 - 「.」周辺
05/01 日付変わってすぐ、「.」という、暗く赤いトンネルがサムネイルの配信枠が5/20 23:00~ 予約で取られる。
05/20 23:00 「.」の配信が始まる。
背景は4/1の「こんばんは」配信と同じく真っ赤な数字の列。
画面に野老山が映し出され、「どうも~。」と喋り始め、「決着をつけましょう。」と言い放った。
「どうやら皆さんの多くは、私の話に聞く耳をもってくださらない。」
「であれば、私ももう、こうするしかないんですよ。」
そして、タイピング音の後、アンケートツイートが投稿された。そのツイートでは、本文が「黛灰を」選択肢が両方とも「野老山の手を取り現実へと向かわせる」になっていた。
野老山は、ツイートに対するコメントを見て、
「あなた方が(中略)ただただ感情に任せて嘆き、何もせずにいたから、私が、あなた方の代わりに決めてあげたんです。」
と話した。
「きっと、あなた方も彼の事を想っているなら、互いに、寄り添い合える、理解者だと、そう思ってましたけど。どうやら、私の思い過ごしだったみたいですね。」
「ただ、私は彼を想っている。」
「仮想を超え、レイヤードと呼ばれる存在の人間たちをも超え、私は名実ともに魔法のような所業を成し遂げたウィザードとなる!天才とは、彼女でも彼でもなく、この今を生み出した私こそが!」
と話の途中でノイズ音が走る。
そして、野老山が投稿したアンケートツイートが消去された。野老山が動揺している後ろで尚ノイズ音が鳴り続ける。ノイズ音が切れたタイミングで、新しいアンケートツイートが投稿された。
そのツイートでは、本文は「黛灰は」になっており、選択肢が「野老山の手を取り現実へと向かう」と「野老山の手を取らず野老山を削除する」の二択になっていた。
アンケートの文章に「野老山を削除する」の文言があったためか、野老山はひどく動揺する。「まさか、また私は、ストーリーの一部にされた?」
そして、野老山はリスナーに向けて呼びかける。「……みなさん、一つ目の選択肢を選んでください!このままでは彼は、黛灰は、永遠に解放されることはない!いつまでも自身の空虚さに嘆き続けるだけの”ガワ”になる!」
「このままでは私は何も超えられない、ウィザードになり得ない!」
「彼に、もう……何もしてあげられない!」
そして画面が暗くなり、画面には、うっすらと、虹色の配色の「センタクヲウバイカエセ」の文字が表示された。
その後、アンケートが終わり、結果は「黛灰は、野老山の手を取らず野老山を削除する」になった。
再び野老山の方に画面が切り替わり、野老山が「そこにいるのは……かいくん。」と言った瞬間、黛が半透明で、左右が反転した状態で表示された。野老山が「そうか……君はまた、誰かの意思で……」と言うと、黛は「違う!俺じゃない……俺じゃない……!」と動揺していた。
二人が話している中、 突然画面に虹色のノイズがかかり黛の姿が消える。そして、ノイズの中、3Dお披露目の際に映っていた「EVERY」の単眼マークと、4/1「こんばんは」配信での師匠のシルエットと思われるものが映る。
そして、背景が虹色のノイズになった野老山が映し出される。
「ああ、君たちには、私がそう見えていたんですね。」
「最初から、ずっと、物語の一部にすぎなかった。」
「しかし、いつだって、彼を見てあげられた、私という目は消えても、目は1つではない。」
「彼に変化をもたらした、君たちというもう一方の目が、まだここにいる。」
「選択をしないことが選べるのは、選択を与えられた君たちだけだ!」
「君たちが、本当に彼に選択を与えたいなら、君たちは選ぶべきではない。」
「どうか、かいくんを、お願いします。」
「キミたちだけが、カレをみてあげられる。」
と言い終えると、ノイズが走り、野老山が消える。入れ替わりに、画面反転がされていない黛が映し出される。
黛は、目の前で起きたことに動揺した様子だった。そして、黛が叫んだようなノイズとともに画面も乱れ、 配信は終わった。
2021 - 「.」後~暗号解読・告知
05/20 配信終了後、黛のTwitterのアイコンにノイズがかかり、顔部分もシルエットになる。そして、以下のツイートが投稿された。
Twitterアイコンについて
こちらでTwitterアイコンの変化を記録していないため、もし画像をみたいのであれば、非公式wikiを見ることを推奨する。
05/26 20時すぎ 黛のアイコンに変化が現れる。
黒一色に白いノイズ、黒いシルエットの黛のアイコンから、黄色と紫、黄緑色が混ざったような色のノイズに黒いシルエットの黛、黛の右目の部分がかすかに光っているように見えるアイコンになった。
05/30 20時すぎ 様々な公式切り抜き動画のプレミア公開が予約される。
また、黛のTwitterに以下のツイートが投稿される。
06/01 ポケモン配信の切り抜きが公開される。また、公開予告のツイートでは、30日よりRestoringが2.8%進み、4.3%になっていた。
06/03 ポケモン配信の切り抜きが公開される。また、公開予告のツイートでは、Restoringの数値がバグを起こしたような表記をしていた。
06/05 ウォッチドックス1配信の切り抜きが公開される。また、公開予告のツイートでは、先日に引き続きRestoringの数値がバグを起こしたような表記をしていた。
06/07 ウォッチドックス1配信の切り抜きが公開される。公開予告ツイートの前に「進捗表示の異常を修正中」というツイートがされるも、
公開予告ツイートの進捗表示部分は黒塗りに、開始時間は18:30(本当は18:45)と表記されていた。
06/09 ウォッチドックス1配信の切り抜きが公開される。
今回の公開予告ツイートは前回と明らかに違っており、リンク先には動画ではなく、謎の文字列が貼り付けられていた。
リンク先の文字列をとある手順で解読すると、場所を示しており、その場所は新宿駅前の街頭モニターだった。
また、本文の数字と文字化け部分も解読できるものであり、
「このあと06.19の18:30より黛灰のメッセージが公開されます。」
という本文になる。
06/11 ウォッチドックス1配信の切り抜きが公開される。また、公開予告のツイートの表示バグは改善されており、Restoringの数値は、正常に表記されていた頃に比べて15.5%進み、19.8%になっていた。
06/13 ウォッチドックス1 DLC配信の切り抜きが公開される。いつも行っている公開予告のツイートは、今回はなかった。
06/14 スタジオアルタのニュースリリースにて
「6/19土曜日、18:30にアルタビジョンにて、『黛灰に関する映像』(3分)を放映する」ことが告知される。
2021 - 「6/19」~最後の投票前
06/19 18:30 スタジオアルタビジョンにて、
黛灰に関する動画が放映される。ローディング画面の後、黛が現れる。
画面に現れた黛は、突然ノイズと共に、見たことのないスーツを身にまとい、右目が炎のようになっていた。
黛は、通り過ぎる人間達に、固唾を飲んで見守る人間達に問いかける。
「どうして、そっちがリアルで、こっちがバーチャルなの?」同時刻、Twitterにてエラーメッセージが投稿される。
18:33 動画の放映が終わったあと、 systemメッセージからツイートがあった。
06/20 19:15 黛灰のTwitterが更新される。それは、システムメッセージからの
「昨日の黛灰の行動と、それを観測した世界について収めたデータを収集し、20時より公開します。」
という予告だった。
Rebuildingの数値は、19日より13.30%進み、 37.64%になっていた。また、該当の動画が「黛灰の物語」再生リストに登録された。
06/20 20:00 現地動画がプレミア公開される。
しかし、公開された動画には「新宿アルタビジョン」だけでなく同時刻の「渋谷スクランブル交差点の四枚ビジョン」の映像もあった。
この動画は、
多くの人間がスマホで録画をしている新宿ビジョン、誰もが興味を示さず耳も貸さず歩き去る渋谷ビジョン、
そして黛本人の映像を複合した動画であった。
また、黛が話している動画内の数字の背景が白(あるいは灰色)になっていた。黛のメッセージ動画ラストのシーンチェンジは、いつも使用しているシーンチェンジの色が無くなり、灰色になっていた。
最後は、誰かが黛の動画を撮り終わり、群衆の中を歩き回り、もう一度アルタビジョンを見上げて、広場を歩き去るところで映像は終わった。
また、現地動画の次に自動再生される動画が「黛灰のフリーチャット」に固定されていた。
06/25 黛のTwitterが更新される。前回のRebuildingの数値より23.85%進み61.49%になっていた。
06/26 朝4時半頃 黛のサブアカウント(旧「棲み分け親方」)の名前が「黛灰」になる。
また、bio欄からFAをRTする等の説明が消去され簡素になり、ヘッダーの画像も消えていた。
06/27 黛灰がSHIBUYA TSUTAYAの一日店長になる。その告知の際、黛灰に関する表記が「過去の黛灰」と表記される。
18:30 黛のTwitterが更新される。
前回のRebuildingの数値より17.56%進み79.05%になっていた。
18:39 サブアカウントのツイートが更新される。
「多分これで届いてるのかな。」から始まり、ツイートは全部で5つの更新があった。
内容としては、「修復後の”黛灰”がどういう存在になるか」と「自分はどうしたらいいか」とを思い悩む文章であった。
06/29 19:00 黛灰のメインTwitterが更新される。前回のRebuildingの数値より18.34%進み97.39%になっていた。
直後、サブアカウントのツイートも更新。
というツイートの直後、メインアカウントにて「システムに不正なアクセスが発生した。」との通知がツイートされる。
そして、「。」という名前の待機所と共に、「6月30日の21時より、最後の投票が行われます。」というメインアカウントのツイートがされる。
メインアカウントのツイートにリプをする形でサブとメインが交互に投票の条件を伝えた。
また、「同票の場合はどうするのか」というリスナーのリプに対しては、メインアカウントが「回答が定義されていません。」というエラーメッセージを返信した。
2021 - 6/30 結果
06/30 12:00 黛灰のメインTwitterのフリートが更新される。そのフリートには、野老山が消える直前の画像と共に
「選択をしないことが選べるのは
選択を与えられたキミたちだけだ。」
の文章が添えられていた。
6/30 21:00 「。」配信が始まる。
配信が開始されると、黛の部屋で、パソコンの前に3D黛灰、画面の中に例外黛灰がいた。
3Dの黛と例外黛の動きは連動しており、黛はこちらに向かって、「どーも。集まってくれてありがとう。それと、何度も辛い思いをさせてごめん。でも、それももう、これで最後。」と話し始めた。
投票を始める前に、黛は視聴者に向かって、
「視聴者たちが野老山を消したことに関しては、シナリオ側が仕組んだことだと予測される」ことを話し、
「あまり視聴者たちが責任を感じる必要はない。」と言った。
そして改めて、
「再構築が進めば、自分は『仮想の住人だったことを忘れ、 今まで通り楽しく過ごすことが出来る』。」こと、
「自分が自分のままでいるには、この世界から逃げ出すしかないと思った。だから、再構築を停止し、黛を送り出す選択を用意した」こと、「しかし現実に送り出した場合、 黛は”バーチャル”の存在ではなくなるため、今まで通り視聴者たちが黛を観測できるかどうかは分からない。」
そして、
「このどちらかを選べるのは、黛灰の物語を観測できる立場にある視聴者たちだけしかいない。」ことを伝えた。
一通り話した後、黛は10分間の投票を始める。投票の間、黛はぽつぽつとコメントと話し始める。そして画面にも、うっすらと雨が降り始めた。
コメント「黛はどうしたいの?」
「俺は、どうしたいんだろう。」
「自分がこのまま、仮想のまま、フィクションで終わってしまうことが嫌だ。」
「でもバーチャルにだって、俺が過ごしてきた場所がある。」
「もしかしたら、俺が、何かを選ぶことも出来たのかな。」
「でももう、投票は始まっちゃった。」
コメント「5:5になったらどうなる?」
「……ごめん、質問の意味が分からない。どうしてだろう。」
コメント欄が「黛にも選ぶ権利はある」というコメントで埋まる。
「みんなは俺に選ぶ権利があるって…そう言うんだね。」
「投票はもう始まってる。」
「俺には、その結果を見届けるしかできない。」
投票時間が残り5分を切ったところで、画面にノイズが走り始める。
コメント「バーチャルが嫌いになった?」
「そんなわけない。」
「俺が過ごした場所、俺の今までは、ここにあった。」
投票時間が残り3分を切ると、画面の乱れがさらに酷くなる。
コメント「黛はまだやりたいことある?」
「やりたいって言ったこと、確かにいっぱいあったなぁ…」
「だったら、このまま俺を再構築する選択肢も、ありなんだと思う。」
投票時間が残り1分を切ると、画面に色ズレも現れ始める。
投票が終了する。その結果は、
50:50。シナリオが予測していなかった結果になった。
これを見た黛は困惑する。
「みんな、選べない、ってこと……?」
「そうか、選べないんじゃない。『選ばなかった』んだ。」
「そうか、同じなんだ。」
「現実だから、バーチャルだから、そういうくくりでばかり見てたけど、そこには、大きな違いなんてないのかも。」
「俺だって考えてる、俺だって苦しんでる!」
「それは紛れもなく、俺自身が、黛灰自身の感じたことなんだ!」
「俺が住む世界は、俺にとっては現実だ!」
「だから俺は、俺の現実で生きていく。」
「俺がこうやって俺として、この世界に立つ限り、そこには、俺の意思しか存在しない。」
「俺の魂は、ちゃんと此処にあったんだ。」
そう言いながら、自分の胸を叩く黛。
そして、エンドロールが流れ出した。
エンドロールには、今まで「黛灰の物語」に関わってきたスタッフと人物の名前、そして、「プレイヤー」が書かれていた。
また、スペシャルサンクスとして「おなえどし組」も書かれていた。
「。」終了後、メインアカウントから以下のツイートがされる。
そして、メインアカウントのアイコンが元に戻り、黛自身からのツイートもされる。
07/01 フリーチャットの期限時間になる。
フリーチャットのチャット欄に黛が現れ、「先程の結末へのお礼」「もう少し休ませてほしいこと」「フリーチャットを解散すること」「今後も活動をしていくこと」を報告した。
また、黛が去った後、サムネイルが「曇り空に虹がかかっている画像」に変更され、タイトルが「TRUE END3『灰は灰に』」になり、概要欄には「ここから先に、彼の物語はなく、あるのは彼の人生のみである。」という文章が書かれた。
。
2021 - 物語の先 黛灰の世界についての記録
07/08 これからの方針について話す配信が開始する。
配信画面のウィンドウから「2434system」の文字が消え、アプリの名前だけになる。
また、雑談パートでの背景が、3Dお披露目時の黛の部屋に変わった。
サイバースーツ衣装(白)がお披露目される。この衣装は他の衣装と違ってデータを纏うような形になり、先の物語の結果バグを使いこなせるようになったため、「この状態の俺はつよい」らしい。
また、サイバースーツ衣装(黒)にも着替えをすることが出来るが、「これに着替えるとちょっと疲れる」らしい。
07/23 Twitterのサブアカウントの名前が「Mayuzumi_Zwei」になる。
07/27 2周年の節目として「節目らしい」という配信を、日付が変わる少し前から始める。
改めて物語の結末への感想などを話し、
話し終わったところで日付が変わり2周年を迎える。
09/26 ゲームを配信でプレイした後、以下の発言をした。
09/28 日付変わった直後に、ツイートにて「施設の人間が黛の歳を勘違いしている」ような発言をした。
13:00頃 サブアカウントにて、「生まれた年が公的文書からも周囲の認識からも変わっている」という発言があった。
???? コミュニティに掲載されていた「所長の記録」の西暦の部分が、具体的な年数が分からないようになっていた。
21:00 定期雑談にて
「黛自身は歳をとった自覚があるが、
周囲の人間たち、世界は時間が停滞した状態である」と話した。
(肉体年齢は23で、世界は23歳の時で止まったまま、精神年齢だけが上がっていく可能性がある)
また、そのあたりも含め、配信で話すことではないなと思うことはボイスに込めているため、ボイスで聞いて欲しいとも話した。
年齢の解釈に対し黛は「どう捉えるかはみんなに任せる」とのこと。
09/29 Twitterの誕生日設定が以下のように変わる。
メインアカウント:1997年9月28日→9月28日
サブアカウント:1997年9月28日 変化なし
2022 - そして 黛灰は
07/26 黛灰と加賀美ハヤトがゲーム配信を行う。
その際、「黛灰の世界にデビュー前に世界線が交錯したのであって、今は交わっていないこと」「だから加賀美ハヤトには物語は関係がないこと」が明言された。
詳細後程追記
また、「もしあと一つだけ『巻き込まれ』をお願いしていいのなら、先代社長のメモを探してきてほしい」と、黛から言及があった。
7/28 黛灰が活動終了前最後の配信を行う。
黛灰の物語、黛灰に関連したバーチャルの物語のコンテンツの終了が明言された。要約してしまうと意図が崩れてしまうと思うため、そのまま掲載する。
一旦後程編集
その上で、最後のわがままとして加賀美ハヤトにお願いしていた「先代社長のメモ」は然るべき人に渡したとのことだった。
そして最後の挨拶が交わされた直後、「黛灰なりのエンドロール」が流れ始める。
エンドロールが終わった直後、誰かからメッセージが届く。
それは、2434system開発者、鈴木悠理からだった。
THE END. The story does not continue.
物語は続かない。
編集後記
こちらの記事は、黛の活動終了関係なく、もともとこちらに移そうと思って書いていた記事でした。しかし、膨大な量の蓄積、新たにURLを用意するなどやること盛りだくさんで、移行作業は滞っていました。
そんな折、彼の活動終了発表があり、直前になって「この媒体に遺せば、より多くの人がたどり着きやすく、見やすい形式で残しておくことができるのではないか」と思い、大急ぎで移行いたしました。私は物語の「メインとサブが交互にリプをする」ところが本当に大好きで、それをどうしても視覚的に見せたかった。なので今回の記録方法にしました。
限定公開になるとはいえ、新しく彼を知ってくれた人が、もっとわかりやすく、もっと見やすい記事にしようと心掛けました。もし何か使いづらい点などあれば、Twitterにご一報いただけると助かります。
過去になった彼のことを好きになってくれた、過去に彼を推していた、今でも彼を推している、そんな読んでくれた方々のハブ的役割になれば幸いです。
うさぎ