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書評に惑わされない自分軸を持ちたい

第154回芥川賞受賞作2作を読んだ。どちらもいっきに読みたくなるほど引き込まれる作品でした。特に本谷有希子さんの「異類婚姻譚」は独特な描写が面白い作風で、著者の他の作品も読んでみたくなりアマゾンで検索してみましたら、芥川賞受賞作は他の作品に比べて比較的評価が低いようでした。

気になってもう1人の受賞作、滝口悠生さんの「死んでいない者」の書評を見ると、こちらも芥川賞受賞作は評価が低い様子でした。

芥川賞受賞作ということで、新しい読者が期待値を高くして読むので評価が厳し目になるのと、初めからアラ探しをするようないじわる目線の書評が混じっているように感じました。

今回に限らず書評全般に言えることですが、あきらかにアンチの方の意見だったり、身内かファンであろう公平性に欠けた意見も混じっている。そういったノイズに惑わされず、偏り過ぎない選考基準の目線を持ちたいなと思いました。これからも本を沢山読んでいきたい。

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